
※今回は書き方を変えております。ご了承ください。
その存在は知っていたけれど、私には縁のないゲームがあった。
『メタルギアソリッド』。
あまりにも有名であり、世界中にファンのいる、日本が世界へ誇るゲーム作品のひとつである。

しかし、ゲームは好きだが、ゲームセンスが壊滅的な私は、面白そうだと思いながら、一方で私は最後までプレイできないだろうと感じてもいた。
私にとって『メタルギアソリッド』は、決して手は届かない「雲の上の存在」に近いものである。
そして、それは、そのまま「小島秀夫」さんに言い換える事もできる。
存在は知っているし、気になるけど、意識的に素通りする存在であった。
コナミとの確執めいた話をネットニュースを介して見聞きして、「もしかして、小島さんは映画を作るのではないか?」と思っていた。
実際、ゲーム以外の色んな事をチャレンジしようと考えていらっしゃったみたいだが、世界中に存在している彼のファンが、それを許さなかった。
そして、最初の発表から3年。
小島秀夫さんの新作ゲーム『DEATH STRANDING』が発売された。

ティザームービーが公開されてからも、あまり興味を示さなかったのだが、販売前にYouTubeで配信された動画広告を偶然目にして以来、この作品が私の頭から離れない。
わたしがプレイしても、きっとクリアはできないだろうと思う。そこは『メタルギアソリッド』と変わらない。
けれど、私は『DEATH STRANDING』に強く惹かれていた。理由はわからない。
そもそもプレイステーション4を持っていないから、他の人に比べると、圧倒的にプレイするまでのハードルが高い。
それでも、私は、ずっと囚われている。
そんな折、たまたま立ち寄った書店で、とある本に出会う。
『創作する遺伝子 僕が愛したMEME(ミーム)たち』。

これは雑誌『ダ・ヴィンチ』で執筆されていた小島秀夫さんの連載を一冊にまとめたものだ。
親本が存在し、その時のタイトルは『僕が愛したMEME(ミーム)たち』である。
以前なら、手にとる事もなかった一冊。なぜなら、以前の私にとって小島秀夫さんは、雲の上の人だったからだ。
どれだけゲームで対話しても、どれくらい本で会話しても、ファンになる事はないだろうし、もちろん、身近に感じる事もなかったはずだ。
しかし、この時の私は違った。
何のためらいもなく、立ち読みもせず、1冊を手に取り、レジへ向かった。
今、『創作する遺伝子 僕が愛したMEME(ミーム)たち』を読み終えた。
このような縁もあるのかと、改めて驚く。
この本と出会うために、YouTubeでの『DEATH STRANDING』の広告との出逢いがあったのかもしれない。
そう考えると、ここ最近の私はYouTubeにどっぷりと浸かっていた。
『DEATH STRANDING』の広告と出会うために、9月から突然、私はVtuberの方に興味をいきなり持ち始めたのだろうか。
さらにいうなら、その前にYouTubeで『独創少女部隊』さんというチャンネルに出会い、そのチャンネルに出会うために動物好きの私は突然、動物たちの動画を探し始めた。
遡ると、どんどん遡る事ができてしまう。
私が動物好きになったのは、高校2年の頃に家にやってきたミニチュアダックスとの出逢い。
家にやってきたミニチュアダックスフントを可愛いと思えたのは、小学生の時の友人がチワワとダックスフントを飼っていて、度々、彼らの散歩に付いていった経験があったから。
そう考えると、改めて考えさせられる。
縁とは何なのか。
私には、まだ小島秀夫さんが語る絆(ストランド)を目の当たりにしていない。
もしかすると、私にとってのストランドは、「縁」なのかもしれない。
『創作する遺伝子 僕が愛したMEME(ミーム)たち』という本は、そういう「繋がり」を考えさせられる1冊だ。
『創作する遺伝子 僕が愛したMEME(ミーム)たち』を読んだ私は、小島さんの語るストランドに触れたくて、『DEATH STRANDING』をプレイしたいと渇望しているのだった。
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