ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、SFホラー映画の名作である『遊星からの物体X』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
以前、ライブドアブログにて感想を書いたことがありますが、このブログに感想を投稿したいと思って、改めて鑑賞。
やっぱり良いですね、『遊星からの物体X』。
幼少期のトラウマを克服した、おっさんの感想を綴っていきます。
目次
『遊星からの物体X』について
原題:『JOHN CARPENTER'S THE THING』
製作:1982年アメリカ
日本公開日:1982年11月13日
上映時間:1時間49分
オススメ度:★★★★★(五つ星!)
YouTube予告編動画
簡単なあらすじ
1982年、冬の南極大陸にて。
アメリカ南極観測隊第4基地の元に、ノルウェー観測隊のヘリが突然現れる。
そのヘリは、どういう訳か、雪原を駆ける1匹のハスキー犬を追跡していた。
銃や手榴弾を用いて、ハスキー犬を狙うが失敗し、手違いによりヘリは爆発。
その爆発から生き残ったノルウェー隊員は、なおも、ハスキー犬に発砲。
アメリカ基地の隊員がひとり撃たれてしまったため、アメリカ基地隊長のギャリーがノルウェー隊員を射殺した。
普通ではなかったノルウェー隊員の様子を不審に思い、ヘリ操縦士のマクレディら数人がノルウェー観測隊の観測基地へ向かう。
そこには、焼け落ちた建物、自らの喉を切り裂き絶命している隊員、なにかを取り出したと思われる氷塊、異様な変形をしている焼死体があった。
マクレディたちは、調査のため、残されていた記録フィルムと焼死体を持ち帰るのだった。
本作を視聴できる動画配信サービス
U-NEXT『遊星からの物体X』会員の方は、見放題にて視聴可能です。
配信期限は2021年9月16日まで。
本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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動画レンタル、または動画購入にて視聴可能です。
配信期限がありますので、ご注意ください。
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スタッフ
監督:ジョン・カーペンター
脚本:ビル・ランカスター
原作:ジョン・W・キャンベル Jr.『影が行く』早川書房刊
製作総指揮:ウィルバー・スターク
製作:デイヴィッド・フォスター、ローレンス・ターマン、スチュアート・コーエン
撮影:ディーン・カンディ
音楽:エンニオ・モリコーネ
特撮:アルバート・J・ウィットロック、ロイ・アーボガスト、リロイ・ルートリー、ミッチェル・A・クリフォード
メイクアップ:ロブ・ボッティン
追加モンスター(ドッグモンスター)製作:スタン・ウィンストン
キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)
R・J・マクレディ:カート・ラッセル(津嘉山正種)
ブレア:A・ウィルフォード・ブリムリー(富田耕生)
ノールス:T・K・カーター(野島昭生)
パーマー:デヴィッド・クレノン(仲木隆司)
チャイルズ:キース・デヴィッド(屋良有作)
ドクター・コッパー:リチャード・ダイサート(宮川洋一)
ヴァンス・ノリス:チャールズ・ハラハン(細井重之/Netflix多田野曜平)
ジョージ・ベニングス:ピーター・マローニー(寺島幹夫)
クラーク:リチャード・メイサー(藤城裕士)
ギャリー:ドナルド・モファット(柳生博/Netflix牛山茂)
フュークス:ジョエル・ポリス(納谷悟朗/Netflix多田野曜平)
ウィンドウズ:トーマス・G・ウェイツ(池田秀一)
ノルウェー隊の犬:ジェド
遊星からの物体X (字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
怖いけれど面白いSFホラー映画の傑作
本作は、とにかくシンプルなストーリー展開が良いですね。
余計な部分は一切なしで、最初から最後まで緊張感のある物語展開で、約2時間、あっという間です。
定期的に見たくなるという魅力あるホラー映画でございます。
意図的に敢えて情報をカットしている脚本であるため、考察が好きな方にもオススメできる作品ですね。
本作は上映されてから、ファンの方の間で、内容について、色々な意見が交わされているらしいです。
起承転結がしっかりしている素直なストーリーなのに、様々な議論ができるというのは、脚本のクオリティーが高いという事でしょうね。
テーマを最後まで貫き、エイリアンだけに頼るようなシナリオでなかったからこそ、今でも愛される映画になったのではないかと、私は考えております。
トラウマになるクリーチャーの造形
本作を初めて鑑賞したのは、幼稚園児くらいだったと思います。
その頃に、<物体/The Thing>の姿をテレビ画面で見てから、本作は私にとってのトラウマになってしまいました。
その後、高校生になるまでは、最後まで鑑賞する事ができず。
高校生のときに、初めて最初から最後まで鑑賞できたんですよね。
40代に突撃する現時点で、ようやく本作を堪能する事ができるようになりまして、トラウマを克服した感じがあります。
では、どうして、本作がトラウマになったのか。
その理由は、おぞましい<物体/The Thing>の姿にあります。
本作は、とにかくグロテスクです。
そして、とてもおぞましい。
触手や汁気がかなりあるので、苦手な人は、本当に要注意です。
CGで作られたものではなく、特殊効果やメイクなどで<The Thing>を表現しているので、いま見ても、目を背けたくなるような仕上がりになっております。
作り物であることはわかっているのですが、存在感があり、妙なリアリティーがあるんですよね。
だから、ずっとトラウマになっていたんだと思います。
ヤフー映画での口コミレビューや評価
本当に仲間なのか 誰も信用できない… 心理戦の緊張感が半端ない
Yahoo!映画『遊星からの物体X』
40年…それだけ昔の映画なのに現在の映画よりも素晴らしい映像が醸し出されてます。
Yahoo!映画『遊星からの物体X』
男たちだけの閉鎖空間に起こる、恐怖をこれでもかとグロでたたきつける、カーペンターの演出に参りました。
Yahoo!映画『遊星からの物体X』
原作小説や1951年版について
本作の原作は、ジョン・W・キャンベルの短編SF小説『影が行く』でございます。
もし、SFホラー映画がお好きであれば、少し高くなってしまうけれど『クトゥルフ神話への招待 遊星からの物体X』が良いかもしれません。
こちらは、『影が行く』はもちろん、H・P・ラブクラフトの『クトゥルフの呼び声』(『エイリアン』『プロメテウス』の原型となっている)や、ラムジー・キャンベルの未訳中短篇が収録されているようです。
また、『遊星からの物体X』はリメイク作品なんですね。
『影が行く』の最初の映像化は、1951年に製作された『遊星よりの物体X』となっております。
『遊星よりの物体X』は白黒映画となっておりまして、『遊星からの物体X』とはまた違った不気味さが楽しめます。
昔の映画や白黒映画に抵抗がなく、楽しめるという方にはオススメの作品。
今回のネタバレなし感想のまとめ
久しぶりに鑑賞したけれど、やっぱり面白いし、怖いし、気持ち悪いし、不気味だし、本当に最高の映画ですね。
1982年に製作されたホラー映画なのに、最近のホラー映画と比べても遜色ないというのは凄い……。
グロテスクな映画が苦手な方にはオススメしませんけど、そういう系統の作品がOKであれば、一度チャレンジしてみてください。
という事で、今回は『遊星からの物体X』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
ネタバレあり感想
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