どーも、映画好きな四十郎のおっさんです。
今回は、タイトルからして、かなりヤバイにおいを醸し出している映画の感想を書いていきたいと思います。
今回感想を書く映画は、『リバイアサンX 深海からの襲来』という作品です。
『ロボコップ』で有名なピーター・ウェラー主演の海底SFホラー映画『リバイアサン』とは、全く関係のない作品で、注意が必要です。
なんちゃって邦題が付けられてしまったこの映画。一体どんな映画だったのか、早速ネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
目次
『リバイアサンX 深海からの襲来』概要
原題:『THE CREATURE BELOW』
製作:2016年
日本公開日:未公開
上映時間:83分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
あらすじ
奴は遠い過去から待っていた――そこに人間がやって来るのを!!
海洋生物学者であるオリーブは、とある博士が開発したという新型の潜水スーツを用いて、未踏の海溝にて、水深460メートルまで潜っていた。
順調かと思われていた作業だったが、目新しい発見がなく、オリーブはスーツの限界を超えて、さらに深部へ潜ろうとする。
そこへ彼女は、タコのような謎の生物に襲われ、意識を失う。
直後、チームのメンバーによってオリーブは救出されるものの、意識を失い、さらに目覚めた後には記憶障害の症状があり、何が起こったのか、誰にもわからなかった。
スーツを破壊したことにより、チームから追い出されたオリーブは、船を降りる直前、潜水スーツを調べ、見たことのない<ナニカ>を発見。
オリーブは誰にも報告せず、それを自宅へ持ち帰るのだった。
スタッフ
監督:スチュワート・スパーク
脚本:ポール・バトラー
キャスト
キャスト:アンナ・ドーソン、ミッシェラ・ロンデン、ダニエル・ソレイス、ジョニー・ヴィヴァッシュ
リバイアサンX 深海からの襲来(字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
結論から言ってしまうと、映画としてみると、この映画、ほぼ面白くありません。
海底ホラーかと思っていたのに、早々に船から降りるし、謎の生物を軸に物語が進行していくのかと思いきや、ちょっと違う。
映画としては、完全に破綻しているのです。
しかしですね。
この映画、クトゥルフ神話の映像作品としてみると、ある程度、納得してしまえるんですね。
というか、クトゥルフ神話の映画という視点からみると、よくできた作品で、それなりに評価できてしまうという、なんとも不思議な映画です。
ちょっとグロテスクさが目立つので、そこは注意が必要です。
また、クトゥルフ神話の映画という事で、生理的な気持ち悪さも、それなりにあるので、苦手な人は気をつけてください。
良いところ
主人公がゆっくりと深海生物に魅入れられていく過程は、まぁまぁ良かったです。
徐々に精神を侵食されていき、人格が破綻していく様子は、ちょっとゾクゾクしました。
クトゥルフ信者さんには、オススメできる作品。
というか、多くのクトゥルフ信者さんに本作を鑑賞して頂き、どういう感想を抱くか、私は結構、気になります。
悪いところ
オープニングからZ級映画のニオイがプンプンな本作。
なぜなら、かなりチープなCGを使って、海底に潜水する様子をお届けしているからです。
あまりのチープさに、ここですぐに鑑賞をやめる方もいるかもしれません。
このシーン、そこまで重要ではなく、あくまでキッカケに過ぎないので、モノローグで表現しても良かったように思うんですね。
変なところで時間を費やしてしまったため、必要最低限の説明もできず、観客置いてけぼり状態に陥ってしまっていました。
それが理由で、鑑賞そのものが、実は苦痛という、かなり痛ましい事になっております。
私は、早々に、クトゥルフ神話の映画ではないかと気付いたので、傷は浅く済んだんですが、クトゥルフ神話という答えに行き着けなかった方には、ただただ辛い時間になってしまいます。
今回のネタバレなし感想のまとめ
原題がちゃんとクトゥルフ神話を意識して付いているのに、それを無駄にした邦題。
邦題こそが、本作における、一番のダメな点という事は、ちゃんと書いておかないといけないですね。
映画としてはオススメしません。
しかし、クトゥルフ神話が好きなら、チャレンジしてみても良いかもです。
という事で、今回は『リバイアサンX 深海からの襲来』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
ネタバレあり感想
DVD・Blu-ray
↓クリックして頂くとモチベーションあがります!
この記事をお読みのあなたにオススメの記事