ども、映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、『片腕マシンガール』のリメイク……というよりリブートされた映画『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』のネタバレあり感想を書いていきませぅ。
目次
ネタバレなし感想
ネタバレなし感想では、感想だけでなく、本作を試聴できる動画配信サービス、キャスト名やスタッフ名、簡単なあらすじ、サントラ・Tシャツ・ソフビなどの商品情報も掲載しております。
ネタバレあり感想
突き抜けた要素が消失したリブート企画
国内外に一部の人に熱烈な支持があるカルト映画『片腕マシンガール』。
日本人スタッフと日本人キャストなのに出資がアメリカ会社という事で、洋画扱いという、色んな意味でアクの強い映画です。
そんな映画のリブート企画という事で、どのようにアレンジするんだろう?と興味津々で鑑賞したのですが……。
オリジナル版である『片腕マシンガール』は、残虐描写に物凄く力を入れているんですね。
1980年代のアメリカのスプラッター映画かな?というくらい、ド派手にやりまくっていました。
中学生忍者がマシンガン食らって、顔面の肉が削がれて、真っ赤な頭蓋骨になるシーンは印象的です。
それでは『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』はどうだったのかというと、全体的にとても中途半端という感じでした。
ネタバレなし感想でも書いた通り、設定や描写はトンチンカンな事をしているのですが、映画としては『片腕マシンガール』より、上手にまとまっているんですね。
普通のB級映画やZ級映画であれば、そこがプラスのポイントになります。
しかし、カルト映画のリブート作品であれば、期待されるのは手堅く製作された映画よりも、何かが飛び抜けている問題作だと思うんですね。
本作には、残念ながら、突き抜けた要素がひとつもありませんでした。
ヒロインたちや改造された敵キャラによる、チラリズムのないモロ見せのセクシーシーンについてだと、監督や脚本のフェチシズムやこだわりがあれば、見どころのひとつになったと思うんですよね。
でも、本作で登場するそれらのシーンは、単に見せるだけという、何の変哲もないものでした。
アクションシーンだと、しっかりした殺陣があり、格好良いのだけど、かえって特徴がなくなってしまっております。
残酷シーンについても、割と綺麗な描写に落ち着いており、オリジナル版にあった血肉が踊り狂っているようなシーンはありませんでした。
このタイプの映画って、観客のテンションをあげるために、どこかしらに「やりすぎやん」と思わせるシーンを用意するはずなのですが、本作にはそういう風に感じる場面はありませんでした。
確かに放送禁止用語を連発したり、不謹慎ネタを随所に設置していて、十分に無茶苦茶しております。
リブート企画でなかったのなら、きっとジャンル映画としてある程度、評価されたと思います。
しかし、オリジナル版が存在する以上、観客もオリジナル版と同等か、それ以上のものを期待する訳で、本作はそこをクリアすることができず、残念な感じになりました。
私はオリジナル版を特別面白いとかは思っていないのですが、そんな私でも、「『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』より『片腕マシンガール』の方が印象的だな」という感想を抱きました。
『片腕マシンガール』が好きな人から見ると、コレジャナイ感を大なり小なり抱く結果になるのではないでしょうか。
改めて、カルト映画のリメイクやリブート企画って難しいんだなぁと思った次第です。
レビューや評価
ちゃんと作ってあるB級でした。例えるならレストランの焼きそばというか。なので、お祭り屋台のヤキソバを期待すると違和感があるかもしれません。
Yahoo!映画『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』
今回のネタバレあり感想のまとめ
『片腕マシンガール』を見ずに本作を鑑賞したら、普通に楽しめるB級映画なんですけどね。
リブートの呪縛から逃れる事ができない悲しき映画でした。
という事で、今回は『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
『片腕マシンガール』のネタバレあり感想
↓クリックして頂くとモチベーションあがります!
この記事をお読みのあなたにオススメの記事
本作で橘キキョウ役を演じた北原里英さん主演のホラー映画です。