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『変な家2 ~11の間取り図~』のネタバレなし感想/1作目とは違うストーリー構成を楽しめるホラー小説
(C)雨穴/株式会社飛鳥新社
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映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回は、ライターであり、YouTuberでもある雨穴さんの著作『変な家2 ~11の間取り図~』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。

映画化される『変な家』の続編ではあるものの、内容は1作目とリンクしていない作品ですので、本作からでもお読み頂ける作品となっております。

本作も、フェイクドキュメンタリー形式のホラー小説です。

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『変な家2 ~11の間取り図~』について

著者:雨穴

発行日:2023年12月15日

出版社:飛鳥新社

オススメ度:★★★★☆(四つ星!)

簡単なあらすじ

前作『変な家』を発売した後、間取り図に関する悩みや相談など、様々な資料や情報が手元に集まってくるようになってきた筆者が、新たに描くのは、一見すると関連性のない「11軒の家」。

それぞれの間取り図に付随するエピソードは、各々、奇妙で不気味だが、それ以上のものではない。

だが、連続して読んでいくと、一種の既視感のようなものの存在に気付くはず。

これらの間取り図は本当に無関係なのか?それとも――?



変な家2 ~11の間取り図~

1作目のネタバレなし感想

おっさんのネタバレなし感想

前作よりも好きな作品

個人的には、1作目よりも面白かったですね。

ストーリーの展開としては、本作の方が好みです。

1作目は、1つの間取り図から次の展開、そしてさらに次の展開と、ゆっくり丁寧な構成になっております。

本作は、一見すると、バラバラな11個の間取り図とストーリーが提示され、最後にそれぞれの関連性と謎が収束していくという構成になっています。

人によっては、本作の構成は煩雑に感じ、あまり楽しむことができないかもしれません。

私は、本作の構成の方が、フェイクドキュメンタリーっぽくて大好きで、1作目よりも、前のめりで読んでしまいました。

オチに関しても、本作の場合は、すんなりと受け入れることができました。

視覚的な怖さではなく、不穏な空気感を楽しむタイプのホラー小説です。

実話ではなく創作作品

本作も、フェイクドキュメンタリーの体裁をとっているので、「実話かも?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

前作に引き続き、本作もフィクションですので、ご安心ください。

ただ、前作と同じく、奇妙な間取りというものは存在するので、引っ越しの際に、間取り図を観察するきっかけになるかもしれないですね。

今回のネタバレなし感想のまとめ

1作目とは異なるテイストを楽しめる続編。

個人的には、1作目よりもオススメな小説となっております。

小説ではあるものの、会話劇でストーリーが進行するので、あまり本を読まないという方にもチャレンジしやすい本でございます。


という事で、今回は『変な家2 ~11の間取り図~』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

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