
ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。
今回は『スターシップ・トゥルーパーズ2』という映画をご紹介します。
1作目の『スターシップ・トゥルーパーズ』は、『ロボコップ』やアーノルド・シュワルツェネッガー主演の『トータル・リコール』などを手掛けたポール・バーホーベン監督の作品です。
ロバート・A・ハインライン有名作品『宇宙の戦士』を基にして、独特の雰囲気を作り出した、B級SF映画の傑作でした。
その続編である『スターシップ・トゥルーパーズ2』は、バーホーベン監督の手を離れ、1作目で特殊効果担当のフィル・ティペットが監督になりました。
また、本作は、普通の映画としてではなくて、TV映画として製作されているため、前作と違い、かなりの低予算で作られております。
1作目はかなりの人気作だったので、続編は、もっと大規模な作品になるのかと思いきや、まさかの低予算作品ということで、地雷映画の性質を十分に備えている『スターシップ・トゥルーパーズ2』。
おっさんはどのように感じたのか。
それでは『スターシップ・トゥルーパーズ2』のネタバレなし&あり感想を書いていきませぅ。
目次
◆『スターシップ・トゥルーパーズ2』概要
原題:『STARSHIP TROOPERS 2: HERO OF THE FEDERATION』
製作:2003年アメリカ
日本公開日:2004年6月12日
上映時間:92分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
◆予告編動画
◆あらすじ
昆虫型のエイリアン<バグズ>と人類との戦争が激化し続ける近未来。
シェパード将軍率いる部隊は、辺境の惑星にて、バグズの猛攻に遭い、退却を余儀なくされる。
命からがら撤退した一同は、廃墟となっている連邦軍基地を発見し、そこへ逃げ込む。
あとは増援を待つだけだったのだが、しんがりを担っていた将軍が負傷兵を拾い、基地へやってきた事から、妙な出来事は起き始めるのだった。
◆今回利用した動画配信サービス
Amazon Prime Video アマゾンプライムビデオ
アマゾンのプライム会員であれば、無料で視聴する事ができます。ただし、配信期限があるので、興味がおありであれば、可能であれば、お早めの視聴をオススメいたします。
◆スタッフ
監督:フィル・ティペット
脚本:エド・ニューマイヤー
原作:ロバート・A・ハインライン
製作総指揮:グレン・S・ゲイナー
製作:ジョン・デイヴィソン
◆キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)
V.J.ダックス大尉:リチャード・バージ(手塚秀彰)
レイ・サハラ二等兵:コリーン・ポーチ(葛城七穂)
パブロフ・デイル中尉:ローレンス・モノソン(咲野俊介)
ディディ・レイク軍曹:ブレンダ・ストロング(唐沢潤)
ジャック・シェパード将軍:エド・ローター(益富信孝)
ジル・サンディ二等兵:サンドリーヌ・ホルト(恒松あゆみ)
チャーリー・ソーダ二等兵:ケリー・カールソン(松谷彼哉)
アリ・ペック技術軍曹:J.P.マノックス(丸山純路)
ジョー・グリフ伍長:エド・クイン(奥田啓人)
◆おっさんのネタバレなし感想
●アイデアで頑張る!
1作目は圧倒的な物量のエイリアンを描写し、否応なしに恐怖を想起させる作りになっていました。
翻り、本作は低予算であることを逆手に取って、アイデアで勝負しているという点が素晴らしいです。
前作とは異なるアプローチで映画を作りつつも、きちんとシリーズの世界観を踏襲し、観客を楽しませてくれる素敵なB級映画。
グロテスクなシーンも、もちろん健在でして、B級映画がお好きであれば、オススメできる作品になっております。
◆良いところ
●バグズ、怖い
前作で存分にバグズの怖さを味わうことができるため、本作では別の方向からバグズの恐怖を描いています。
このあたりについては、好き嫌いが分かれるところですけど、バグズの違った恐ろしさを味わいたいのであれば、本作はそれを満足させてくれるでしょう。
本作におけるバグズは、生理的な嫌悪感を伴うものになっており、そういう意味でも前作とは違う恐さを堪能できますね。
◆悪いところ
●エイリアンはあまり登場しない
1作目のような四足歩行の昆虫型のエイリアンとの戦いを楽しみたい方には悲報なのですが、本作は低予算映画のため、バグズそのものの登場がそれほど多くありません。
前作のようなバグズは、本作の場合、冒頭と終盤にしか登場しないので。
また、新種バグズも、さほど登場しません。
なので、クリーチャー目的で本作を視聴してしまうと、大失敗してしまう恐れがありますね。
ギブミー大量のバグズって方は、本作よりも3作目を鑑賞してください。
3作目はバーホーベン監督が製作に参加していて、実質的な2作目となりますので。
◆レビューや評価
突き抜けるバカさ加減が楽しかった。今回は単純にうまく作ろうとして、自ずとB級になった感じがした。
YAHOO!JAPAN映画
中盤から後半にかけてはSFサスペンス映画さながら中々引き込まれる展開で良かったです。
YAHOO!JAPAN映画
それなりに楽しめるのですが、続編なのでちょっとそれにしては弱い印象です。
YAHOO!JAPAN映画
◆今回のネタバレなし感想のまとめ
特徴的な登場人物が多く登場する一方で、イマイチ、その掘り下げもできてなかったのは残念でした。
でも、個人的には1作目より見やすいなぁって思うので、興味のある方は、1作目を鑑賞してから本作を視聴してみてください。
という事で、ここまでは『スターシップ・トゥルーパーズ2』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
●DVD・Blu-ray
●↓クリックして頂くとモチベーションあがります!



●この記事をお読みのあなたにオススメの記事
●お問い合わせは下記よりお願いいたします。
◆ネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

●体内に侵入するのは生理的に無理
人に寄生するエイリアンというのは、よくある定番のアイデアですよね。
でも、『スターシップ・トゥルーパーズ』で、このアイデアを採用するのは、ちょっと反則ですわ。
あれだけ圧倒的な存在感を誇り、慈悲など一切持ち合わせていないバグズの存在。
その姿は昆虫のようで、非常に心がざわつく訳です。
そんなバグズが自分の体内に入ってくるなんて、どれだけおぞましいのか。
『エイリアン』とは違い、油断して寝ている間に口から侵入されたら、完全に終わりな訳で。
これは、まるで就寝中に口の中にGが入ってくる恐怖と同じですわね。
……まぁ、おっさんは口の中にGが入ってきた経験は、今のところありませんけれども。
設定的に煮詰まっていない感は否めないけれど、本作でしか味わえないバグズの恐怖があるので、B級映画としてはクオリティーの高い作品といえますね。
本当に嫌な方向に進化したバグズです。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!