ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、時々、鑑賞している怪談シリーズ『怪奇蒐集者』のひとつ、『怪奇蒐集者 心霊TAXI タクシードライバーの怖い話』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
この作品に登場するのは、心霊ツアーを開催しているタクシー会社で有名な三和交通さんのドライバーさんです。
一体どんな話を聞けるのかしら??
目次
『怪奇蒐集者 心霊TAXI タクシードライバーの怖い話』について
製作:2019年 日本
上映時間:1時間5分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
簡単なあらすじ
忍者タクシーやSP風タクシー、タカラトミーの人気キャラクターであるトランスフォーマーとのコラボ企画、さらには3億円事件ツアーなどなど、ユニークなサービスを次々と企画しているタクシー・ハイヤー会社の三和交通。
三和交通の企画の中でも特に人気なのが、夏場限定の「心霊スポット巡礼ツアー」である。
今回は、そのツアーの中でも最恐と言われている八王子周辺の心霊スポットを巡る多摩コース担当のドライバーが、不気味な体験談を語る。
収録されているエピソードは、「バックミラーに映るのは……」「乗せていたのは」「廃トンネル」「揺れるブランコ」「たくさんいる」「城跡」。
今回利用した動画配信サービス
Amazonプライムビデオアマゾンのプライム会員であれば、無料で視聴する事ができます。ただし、配信期限があるので、興味がおありであれば、可能であれば、お早めの視聴をオススメいたします。
スタッフ・キャスト(出演者)
演出・編集:横山一洋
企画:小林忠
案内人:蜃気楼龍玉
出演者:三和交通 心霊スポット巡礼ツアー担当ドライバー
おっさんのネタバレなし感想
怪談師ではない一般の方を起用する事の難しさ
本作で登場するタクシードライバーさんは、話す仕事では当然ありません。
ドライバーさんだから、タクシーを利用するお客さんとは会話するでしょうけれど、それと「語る」は全く違う訳ですね。
映像企画などで参加しているけれど、ご自身メインで企画があがるという事はないみたい。
なので、語る事に慣れていない部分がすごく目立ち、一部、聞き取りづらい箇所があります。
また、状況がわかりにくい所もあって、せっかくの怖い話なのに、その怖さが視聴者に伝わりにくくなっている所が残念でございました。
エピソードが終わった後に、スタッフの方とドライバーさんのちょっとしたやり取りがあるのですが、会話している方が、やはり話しやすそうに感じました。
一般の方と怪談を語る事を生業としている人とは、全然違うのだから、今回は今までのフォーマットを踏襲するのではなくて、インタビュー形式(フジテレビの「ごきげんよう」のような感じ)にした方が、全体的なクオリティーがあがったのではないでしょうか?
企画そのものはユニークなのに、もったいないという感じでした。
今回は、語り手の方ではなくて、製作陣のミスにより、わかりにくい怪談になったという印象です。
シンプルな怪談のみ
今回はタクシードライバーさんという一般の方を語り部に据えているので、今までのシリーズに登場している怪談師さんのような奇抜なエピソードは登場しません。
個人的には「バックミラーに映るのは……」の本当のオチにゾクリとしましたが、基本的には王道をいく怪談となっております。
そのため、目新しい怖い話はありませんので、そのあたりを期待するとNGです。
ただ一般の方が体験した話ということで、奇妙な不気味さは味わえる感じ。
各エピソードに、基本的にオチが存在しないという所も、気持ち悪さを演出していました。
怪談の裏に隠された悲しい過去も少しだけ語られる、昔ながらの怪談となっております。
今回のネタバレなし感想のまとめ
どうして、今までと同じフォーマットで映像を製作したのか、ちょっと理解できない作品でした。
ドライバーさんは、体験談を文章としてまとめ、それを暗記して語っていると思うのですが、全体的にぎこちない印象が残ってしまい、残念でした。
せっかく頑張っているのに……。
最初から会話形式で製作したら、ドライバーさんも、もう少しリラックスして語ってくれたと思うんですけどね。
次回があるのであれば、ドライバーさんの緊張を和らげる方法で製作して欲しいです。
という事で、今回は『怪奇蒐集者 心霊TAXI タクシードライバーの怖い話』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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芸人さんだけど、ちょっとわかりにくいという評価もありますが、個人的には好きな作品。