ジェイコブス・ラダー(2019年)
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ども、映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回は、1990年に製作された、ティム・ロビンス主演の映画をリメイクした映画『ジェイコブス・ラダー』のネタバレなし感想を書いていきませぅ。

『ジェイコブス・ラダー(2019年)』について

原題:『JACOB'S LADDER』

製作:2019年アメリカ

日本公開日:2020年1月3日公開(「未体験ゾーンの映画たち 2020」にて上映)

上映時間:1時間19分

オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)

予告編動画

簡単なあらすじ

アフガニスタンで兄を亡くしたジェイコブ・シンガー。

彼は軍医であったため、兄の死を目の当たりにしており、深く心の中に傷を負ってしまう。

アフガニスタンから戻ったジェイコブは、退役軍人病院で外科医として働いていた。

ジェイコブは、奥さんと幼い子どものおかげで、なんとか立ち直りつつあった。

ある日、奇妙な男性がジェイコブに奇妙な事を告げる。

ジェイコブの兄は生存しており、とある場所に隠れているという。

その時から、ジェイコブの周囲では、奇妙な出来事が起き始めるのだった。

今回利用したDVDレンタルサービス

【TSUTAYA DISACS/TSUTAYA TV】

本作を視聴できる動画配信サービス

U-NEXT

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スタッフ・キャスト(出演者)

監督:デヴィッド・M・ローゼンタール

脚本:ジェフ・ブーラー

出演者:マイケル・イーリー、ジェシー・ウィリアムズ、ジョセフ・シコラ、ニコール・ベハーリー、ガイ・バーネット


おっさんのネタバレなし感想

リメイクの呪縛から逃げられない

1990年に製作されたオリジナル版の『ジェイコブス・ラダー』は、非常に不気味な映画でございました。

オリジナル版は、ホラー映画として製作されていながらも、哲学的な問いかけを観客に投げかけるという挑戦的な作品となっております。

奇妙な味わいのある映像とテーマ性が素晴らしく、未だに賛否の分かれる映画となっているんですね。

そんな映画のリメイクであるのが、2019年に製作された『ジェイコブス・ラダー』です。


センスの塊のような映画を、どのように現代風にアレンジするんだろう……と、非常に興味があったのですが、リメイク版は、オリジナル版と全く別のテーマを扱う道を選びました。

オリジナル版のテーマは「生と死」であるのに対し、リメイク版はPTSD(心的外傷後ストレス障害)をテーマに据えました。

こういう変更は別に問題ではありません。

問題なのは、リメイク版は、結局のところ、オリジナル版に引っ張られすぎてしまったという点です。


オリジナル版のストーリーは「生と死」を描いているので、かなり訳のわからない展開を用意しているんですね。

通常であれば、リメイク版のテーマはPTSDとなっているので、ストーリーについてもPTSDについての展開を用意しないといけない訳です。

その結果として、オリジナル版にあった要素は、ほぼなくなってしまうのですが、取り扱うテーマを変えているので、それは当たり前の事だと思います。


本来なら、そういう事をしないといけないのですが、リメイク作品であるという事で、PTSDにマッチしないオリジナル版のアイデアを、随所に挿入してしまっているんです。

そこからミスマッチ感が色々とでてしまっており、中途半端な印象を抱かせる結果になったように感じました。


どうせなら、リメイクではなくて、オリジナル映画として製作した方が良かったと思うんですけどね。

オリジナル作品であれば、奇妙な呪縛に囚われる事もなかったのに勿体ないなぁ。

オリジナル版に引っ張られてしまい、ホラー要素やサスペンス、アクションなど、様々なアイデアが全て中途半端になってしまっておりました。

そのため、映画の世界にイマイチ入りにくく、PTSDについての怖さや悲嘆や苦しみについて、観客に考えさせるまでには至っていない感じでございます。

『サイレントヒル』要素は消失

オリジナル版には、悪魔やクリーチャーのような不気味な存在がジェイコブの周囲に登場し、不穏な雰囲気を味わう事ができる映画です。

その奇妙だけど魅力ある世界観は、後の『サイレントヒル』を生み出す事になります。

オリジナル版『ジェイコブス・ラダー』の魅力のひとつは、なんともいえない気味悪さにあるんですよね。

リメイク版には、残念ながら、そのような不気味さは、あまりありませんでした。


オリジナル版を意識した演出やシーンは存在するのですが、監督のこだわりのようなものを感じることはありません。

そもそも、そのようなシーンなどが必要なのか?と監督自身が考えているようにも見ることができるので、無理にオリジナル版にある場面を使わなくても良かったように感じます。

オリジナル版にあった『サイレントヒル』要素のブラッシュアップを期待するとNGとなっております。

レビューや評価

戦争トラウマ系は恐くてつらい。虚しさが募ります。

Yahoo!映画『ジェイコブス・ラダー(2019)』

見るならどちらか一方でよいが、やはりティム・ロビンスの演技が見ごたえあるオリジナルの方が抜群に良い。

Yahoo!映画『ジェイコブス・ラダー(2019)』

今回のネタバレなし感想のまとめ

PTSDを題材にするのであれば、わざわざ『ジェイコブス・ラダー』をリメイクするよりも、オリジナル脚本で映画を製作した方が良かったですね。

オリジナル版に囚われ、最後まで、そこから脱する事ができなかった、悲しき映画……観客には決して明かされる事のない、本作の製作過程こそが「ジェイコブス・ラダー」だったのかもしれません。

オリジナル版が好きな方は、本作に対し、あまり期待しないで鑑賞した方が良いと思います。


という事で、今回は『ジェイコブス・ラダー(2019年)』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

ネタバレあり感想

1990年オリジナル版のネタバレなし感想

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