ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、ギレルモ・デル・トロ氏が製作に携わったホラー映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』のネタバレなし感想を書いていきませぅ。
目次
『スケアリーストーリーズ 怖い本』について
原題:『SCARY STORIES TO TELL IN THE DARK』
製作:2019年アメリカ
日本公開日:2020年2月28日公開
上映時間:1時間48分
年齢制限:なし
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
1968年10月31日、ハロウィンの夜。
ステラ、オーギー、チャックの3人は、いじめっ子トミーに日頃の仕返しとして、とある悪戯を仕掛け、トミーに追いかけられる。
途中で、町を彷徨っていたレイモンに助けられた3人は、レイモンとともに、町外れにある曰く付きの幽霊屋敷へ逃げ込む。
この屋敷は、かつて町の発展に尽力したベロウズ家の所有物だった。
屋敷を探検する4人は、ステラとレイモン、オーギーとチャックの二手に分かれる。
ステラとレイモンは、隠し部屋を発見し、そこでサラ・ベロウズが所有していたと思われる本を見つける。
サラ・ベロウズは、一族の集合写真や絵から排除され、地下室に閉じ込められていた人物だった。
屋敷にたどり着いたトミーが鍵をかけてしまった事で、一瞬、屋敷に閉じ込められたものの、なぜか鍵がひとりでに開く。
ステラはサラの本が気になり、屋敷から持ち帰ってしまう。
帰宅したステラは、早速、本を開く。
すると、そこには、トミーが主人公の新しい物語が綴られているのだった。
本作を視聴できる動画配信サービス
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スタッフ
監督:アンドレ・ウーヴレダル
製作・脚本:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ダン・ヘイグマン、ケヴィン・ヘイグマン
原案:マーカス・ダンスタン、パトリック・メルトン
原作:アルヴィン・シュワルツ『誰かが墓地からやってくる』(ポプラ社)
製作:ジェイソン・F・ブラウン、J・マイルズ・デイル、ショーン・ダニエル、エリザベス・グレイヴ
製作総指揮:ロベルト・グランデ、ジョシュア・ロング
キャラクター:キャスト(出演者)
ステラ・ニコルズ:ゾーイ・マーガレット・コレッティ
レイモン・モラレス:マイケル・ガーザ
オーガスト・ヒルデブラント(オーギー):ガブリエル・ラッシュ
チャック・スタインバーグ:オースティン・ザジュール
ルース・スタインバーグ:ナタリー・ガンツホーン
トミー・ミルナー:オースティン・エイブラムズ
ロイ・ニコルズ:ディーン・ノリス
ターナー警察署長:ギル・ベローズ
ルイーズ:ロレイン・トゥーサント
死体:ハビエル・ボテット
ジャングリー・マン:トロイ・ジェームズ
ジャングリー・マンの声:アンドリュー・ジャクソン
かかしのハロルド/ペール・レディ(青白い顔の女性):マーク・スティガー
サラ・ベロウズ:キャスリーン・ポラード
原作本・元ネタについて
本作の原作は、アルヴィン・シュワルツが1981年から1991年の間に執筆し発表した児童文学『誰かが墓地からやってくる』シリーズとなっております。
日本ではポプラ社が1987年に出版していたようです。
残念ながら、現在『誰かが墓地からやってくる』を入手する事は大変困難な状況です。
そんな中、本作の日本公開に合わせて、子供向けの書籍を手掛けている岩崎書店が、『スケアリーストーリーズ 怖い本1 いばりんぼうをつかまえた』というタイトルで出版しました。
2020年5月には第二弾となる『スケアリーストーリーズ 怖い本2 恐怖のひき肉ソーセージ』が発売されました。
第三弾である『スケアリーストーリーズ 怖い本3 呪いのかかしハロルド』は今後出版予定となっております。
岩崎書店さんの『スケアリーストーリーズ 怖い本』は、『誰かが墓地からやってくる』の復刻版ではないので、その点は注意が必要です。
アメリカの『学校の怪談』を楽しむ事ができるので、怖い話や怪談、都市伝説がお好きならオススメでございます。
ちなみに、『いばりんぼうをつかまえた』の感想を以前書いております。興味のある方はどうぞ。
2020年7月6日追記
第二弾となる『恐怖のひき肉ソーセージ』のネタバレなし感想を書きました!
おっさんのネタバレなし感想
アメリカ版学校の怪談!
『いばりんぼうをつかまえた』と同じく、映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』も、アメリカ版学校の怪談といった趣の作品でございました。
ただし、日本の『学校の怪談』よりも、数倍容赦がない内容なので、小学生低学年には、ちょっと刺激が強いかもしれません。
小学校4年生以上からなら、大丈夫かな?
グロ描写もなく、ショッキングな視覚的恐怖ではなくて、不気味な雰囲気を感じ取る事ができる作品に仕上がっているので、お子さんでも比較的楽しめるものと想像できます。
怖さについて
ギレルモ・デル・トロが製作と脚本に携わっているという事で、否が応でも期待が高まる……。
あのギレルモ・デル・トロに多大な影響を与えた書籍の映画化なので、かなり怖い映画を想像していたところ……。
実は、それほど怖い映画ではなかったという感じですね。
本作の怖さは、視覚的なものではなく、不気味な雰囲気にあります。
作品に漂う空気感は、気味の悪いものとなっております。
そのため、怪談や都市伝説が好きな方は、それなりの恐怖を味わう事ができるのではないでしょうか。
過度な期待は禁物で、学校の怪談を楽しむような、ゆる~い感じで鑑賞する事をオススメ致します。
クリーチャー(モンスター)が魅力的
クリーチャーというかお化けというか……本作に登場する彼ら彼女らは、とても魅力的でした。
主人公たちと同じくらい、スタッフの人に愛されているような、そんな印象を私は抱きました。
怖さはもちろん、格好良かったり、ちょっと可愛らしかったりと、怖いだけではない存在。
大人が見ると、色々な事を深く考察できるようにデザインされている感じもして、お化けたちは本作の影の主人公といったところでしょうか。
本作に登場するお化けたちを見るだけでも、怪談好きには価値があるように思います。
Yahoo!映画での口コミレビューや評価
個性はあまりないです。しかし欠点もあまりないので、昔ながらのB級ホラーが好きな人は暇つぶしにどうぞ。
Yahoo!映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』
短編小説みたいに見れてどれも怖くて面白かった。
Yahoo!映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』
今回のネタバレなし感想のまとめ
思っていたような恐怖をあまり感じる事はできなかったけれど、王道をいくB級映画でございました。
いくらでも深読みできる作品となっているので、考察系映画好きな方も、それなりに楽しめる作品かもしれません。
という事で、今回は『スケアリーストーリーズ 怖い本』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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