ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、ピエロは登場するけれど、ピエロ自身の怖さより変化する恐怖を描いたホラー映画『クラウン』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
『クラウン』をまだ鑑賞していない方は、映画を視聴してから、今回のネタバレあり感想をお読み頂けたらと思います。
クラウン(字幕版)
目次
ネタバレなし感想
ネタバレあり感想
子供の一声で最後を迎える結末
『クラウン』のストーリーは結構ユニークな構成になっております。
前半は、実際は悪魔の皮だったピエロの衣装を着てしまったお父さんであるケントの物語。
後半は、旦那さんを取り戻そうとする奥さんのメグの物語で、映画は進行していきます。
映画のラストは息子であるジャックとメグの視点で描写される訳ですが、本作のラストが結構面白いものになっています。
何がユニークかといいますと、悪魔と化してしまったケントを元に戻そうとするのが奥さんであるメグで、そのメグを諭すのが息子のジャックという構図でございます。
普通の映画だったら、息子がお父さんを取り戻そうとして、お母さんが諭すという形になると思うんですよね。
それが、本作の場合、「パパちゃうで!」と子供がお母さんにバチコーンと言い放ってしまう点が、なかなかに面白かった。
見ていて、反射的に「君が言うんかい!」って突っ込んでしまいました。
かわいそうなお父さんの物語
本作は、オーソドックスなホラー映画となっております。
というのも、本作は単純なハッピーエンドではなく、少し後味の悪い終わり方を採用しているんですね。
子供のために頑張ったケントは、最後の最後まで報われないという結末。
とにかく最後までお父さんが可愛そうな作品でございました。
でも、なんかホラー映画っぽい感じのあと引く終わり方で、個人的には良かったですね。
これで単なるハッピーエンドだったら、それこそ特徴のないB級ホラー映画になっていたので、この判断は良かったのではないでしょうか。
メグのお腹の赤ちゃんについて
メグの妊娠が映画の序盤で明らかになっていて、これが伏線なのか?と考えている方がいらっしゃったのですが、私は伏線ではなくて、登場人物の動機づけのひとつかな?と考えております。
ジャックだけだったら、メグは悪魔化したケントを退治するような気がします。
でも、お腹に新しい生命が宿っているとしたら、一人では心もとないのではないでしょうか。
やはり愛する旦那さんにはいて欲しいと思うんじゃないかなぁって考えちゃうんですよね。
ジャックがメグに「もうパパじゃないよ」っていうエンディングを持ってくるために、メグはケントを諦めない必要がある。
だから、メグのお腹に赤ちゃんを宿したのかな?と思うんですよね。
もしかしたら、そこまで深く考えてないのかもしれないですけどね。
私は、そんな風に感じました。
Yahoo!映画の口コミレビューや評価
面白いが後半は見るに耐えない。
Yahoo!映画『クラウン』
恐怖感、スリル感もイマイチ。時間つぶしならどうぞ。
Yahoo!映画『クラウン』
ストーリーもシンプルで、びっくり要素もグロさも低め。オチも特にひねりはありませんが、王道を丁寧になぞっている良さを感じるホラーです。
Yahoo!映画『クラウン』
今回のネタバレあり感想のまとめ
観る人のホラー映画の趣味に左右されるタイプのホラー映画である『クラウン』。
「ピエロだ!ひゃっほう!」と期待すると駄目なタイプの作品でしたね。
続編製作はないだろうけれど、B級ホラー映画好きとしては、満足のできる一本でございました。
という事で、今回は『クラウン』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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