ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。
今回はSF映画である『DEBUG/ディバグ』という作品のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきませぅ。
目次
『DEBUG/ディバグ』概要
原題:『DEBUG』
製作:2014年カナダ
日本公開日:2015年2月7日
上映時間:1時間26分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
外部との連絡を絶った巨大な宇宙船。
そこへ送り込まれたのは、罪を犯し、囚人となったハッカーたちだった。
システムの復旧に関するミッションを遂行すべく、宇宙船へ侵入した彼らだったが、宇宙船のシステムである「アイ・アム」が動き出し、彼らに牙をむくのだった。
本作を視聴できる動画配信サービス
Amazon『DEBUG ディバグ』(吹替版)Amazon『DEBUG ディバグ』(字幕版)
アマゾンプライム会員であれば、吹替版は追加料金なしで鑑賞可能。
字幕版は動画購入、または動画レンタルにて視聴が可能です。
配信期限がありますので、ご注意ください。
2021年6月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
スタッフ・キャスト(出演者)
監督・脚本:デヴィッド・ヒューレット
出演者:ジェイソン・モモア、ジーナン・グーセン、エイドリアン・ホームズ、カー・ヒューイット
DEBUG/ディバグ(字幕版)
DEBUGの意味について
タイトルが『DEBUG/ディバグ』である本作。
調べてみると、いわゆる「デバッグ」のことでした。
デバッグとは、コンピューターやシステムの欠陥(バグ)を見つけて、修正することをいいます。
私の世代だと、ゲームのデバッグ作業なんかが有名ですね。
映画がスタートしたあたりから、主人公たちがハッカーであることが明示されるので、「あぁ、デバッグのことだったのね」となんとなくわかる感じとなっております。
ネタバレなし感想
あらすじとか一切読まないで、GYAOで鑑賞した訳ですが、映画スタート当初は『エイリアン』のような作品なのかな??と思ったんですよね。
しかし、そうではなかった。
不気味な雰囲気を楽しむタイプの雰囲気系ホラー映画でございました。
巷の評判は、あまり良くないのですが、個人的にはラストまで難なく鑑賞することができました。
派手さはあまりなく、終盤におけるアクションシーン以外は、割と淡々としております。
気味の悪い空気感を楽しめないとダメな映画で、その点が評価の低い理由なのかもしれません。
良いところ
視覚的な恐怖をメインに持ってきていない点が好印象でございました。
作品の雰囲気が『エイリアン』に少し似ているので、クリーチャー系の映画を想像して、期待してしまうと、かなりガッカリしてしまうかもしれませんが、早々に切り替えることによって、この悲劇をある程度、軽減することができます。
この作品では、人間が『攻殻機動隊』のように、電子化が割と進んでいるようでして、本作の本当の怖さというのは、生きたままハッキングされ、コントロールできない部分なのかな?と感じました。
残念ながら、本作では、そのあたりの掘り下げによる恐怖を描写していないのですが、想像力が働いてしまうと、かなり怖く感じる映画になっております。
展開も割と早いので、地味ながらも、あっという間に映画が終わってしまう点も良かったです。
悪いところ
派手さを求めてしまうと、かなりガッカリしてしまうので、作品の早いところで、「雰囲気を楽しむ映画だ」と思わないと、大惨事になります。
化け物が登場したり、ガンガンにコンピューターに対してハッキングしたりするような、動的な場面がほとんどないので、アクション性を重視している方にとっては、非常に辛い映画に仕上がっております。
また、終盤における展開については、私は特になんとも感じなかったのですが、違和感を覚える方もいらっしゃるようでして、このあたりは割り切りが必要かな?って感じですね。
SF知識があるとあまり楽しむこともできないし、アクションを期待してもNGだしと、結構、見る人を選ぶ作品となっています。
レビューや評価
チャチすぎる。
Yahoo!映画
低予算作品だと思うが、アイデア次第で、そこそこ見れるものが作れるんだな~と映像も美しい
Yahoo!映画
本当に低予算で宇宙船のCGもうちょっと頑張れとかシナリオにもう一捻りあったらなーとも思うけど、ディスプレイの演出は結構いいセンスだったし、オチも綺麗に決めてあって下手な邦画の漫画実写化作品やVシネなんかよりよっぽど素直に楽しめました。
Yahoo!映画
ネタバレなし感想のまとめ
意外と悪くなかった映画なんですが、巷の評判は、かなり悪いですね……。
本作は「未体験ゾーンの映画たち2015」で取り上げられた作品でして、万人受けする作品ではありません。
私のように、雰囲気系映画をお好きな方であれば、ある程度、楽しめるかと思います。
鑑賞しようと思っている方は、ご自身の映画の趣味とご相談くださいまし。
という事で、ここまでは『DEBUG/ディバグ』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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ネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。
システムに意識を侵入させて、内部からシステムを破壊しようとする終盤の展開。
最初、あまりの超展開に「???」となってしまいました。
しかも、ここからは、ちょっとしたアクション映画になっております。
おぉ、そうくるか。
なんか『マトリックス』のような印象を持ってしまいました。
個人的には好きな展開だったので、ハッカーの集まりだったら、早めに生存者の意識をプログラムに侵入した方が良かったかな?
最終的には、「アイ・アム」に殺害されてしまったメンバーがみんな集まるし。
この展開は「笑ってまうわー」っていう人が多かったようですが、私は良い展開だって思ったんですけどね。
死んだと思った仲間たちが助けてくれる……なんて素敵な胸アツ展開なのでしょう。
まぁ、このあたりは趣味の問題かもしれませんが。
また、「死のスキャン」という考え方がユニークに感じたので、そのアイデアを切り取って、もう少し哲学的な映画に仕上げることもアリだったのかもしれません。
私的には、そちらの方が、むしろ大好物でしたが、本作についても、それほど悪い映画って訳ではなかったです。
SF映画って、基本的な作り方から外れると、見る人を選ぶなぁってことを痛感した次第です、はい。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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