ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、邦画ホラー『シライサン』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
本作は、小説家の乙一さんが本名で監督と脚本を務めたという、注目の作品です。
目次
『シライサン』について
製作:2019年日本
日本公開日:2020年1月10日
上映時間:1時間39分
年齢制限:PG12
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
レストランで親友と食事をしていた女子大生の瑞紀は、目の前で親友が何かに怯え、眼球が破裂して死んでしまった姿にショックを受けていた。
そんな彼女は、奇妙な死を遂げた弟の状況に納得のいかない青年・春男と出会う。
二人は彼らの死の真相を探るうちに、詠子という女性にたどり着く。
詠子の元を訪問した二人は、彼女から、とある怪談を聞く。
それは聞いた事のない怪談。
詠子は「シライサン」という言葉を二人に投げかけるのだが、「シライサン」とは一体何者なのか?
その名前を知った二人は、知らず知らずのうちに、「シライサン」の呪いに巻き込まれていくのだった。
本作を視聴できる動画配信サービス
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配信期限は、2021年6月2日まで。
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スタッフ
監督・脚本:安達寛高(乙一)
主題歌:Cö shu Nie 「inertia」
特殊メイクスーパーバイザー:江川悦子
キャラクター:キャスト(出演者)
瑞紀:飯豊まりえ
鈴木春男:稲葉友
間宮幸太:忍成修吾
間宮冬美:谷村美月
加藤香奈:江野沢愛美
渡辺秀明:染谷将太
仁村紗和、渡辺佑太朗、大江晋平、諏訪太朗
おっさんのネタバレなし感想
日本版『バイバイマン』
予告編は見ない、あらすじは読まないという状態で、本作を鑑賞しました。
乙一さんによる小説は読んでいない状況で、完全に前情報なし状態でございます。
そんな私が本作を鑑賞した感想は、良い感じのジャパニーズ・ホラーというものでした。
ストーリーそのものは、『バイバイマン』を彷彿とさせるものでして、『バイバイマン』のように上手に作られていないけれど、普通に最後まで鑑賞する事ができる、雰囲気系ホラー映画でございました。
視覚的な恐怖はほとんどナッシング。
本作は、心理的な恐怖がメインとなっております。
そのため、ヴィジュアルメインのホラー映画が好きな方には、オススメできない作品。
死が近づいてくる恐怖、死を免れる方法がわからない恐怖と、『リング』を彷彿とさせる内容ではありますが、『リング』の焼き直しとは感じられなかったので、好印象でございました。
最初から最後まで、B級ホラー映画として製作されていた点も、個人的には好印象でしたね。
ただ、一部CGで描写する場面があるのですが、これは必要なかったなぁ。
せっかく不気味な雰囲気を観客に提供できているのに、安っぽいCGで雰囲気が半減してしまった。
さほどグロい描写ではないけれど、他にグロシーンがある訳ではないので、どうして作ってしまったのかが謎。
この点があるので、『バイバイマン』には届かなかったという印象が残りました。
シライサンは怖可愛い
本作で登場するシライサン。
シライサンは女性なのですが、その顔は、なんだか、怖かわいい感じでございました。
それでいて、所作は普通ではなく、雰囲気も不気味なものを醸し出しておりまして、ほどよい怖さを漂わせていらっしゃいました。
鈴を鳴らすという意味不明な(彼女にとっては意味があるのだろうけれど)動作も、なかなかに怖い。
シライサンを演じている役者さんの名前は公表されておりませんが、この俳優さんのお芝居によって、ビジュアルとしては可愛い部分もあるのに、それを加味してもシライサンを怖い存在として成立させていると、私は感じました。
なんともいえない魅力があるシライサンでございました。
盛り上がりに欠けたストーリー
奇妙な都市伝説を題材にした物語で、そこから呪いが加わるというシンプルな作品。
普通に不気味で奇妙で怖い本作ですが、盛り上がりに欠けたかな?という感じがしました。
起・承の部分までは良かったのですが、転の部分で唐突に新しいキャラクターが登場してしまうんですよね。
彼らの登場により、物語が加速するのかと思いきや、さほど影響はない……。
確かに、新しいキャラクターによって、新しい事実が主人公たちにもたらされているのですが、どうしても新しいキャラクターを登場させないといけない理由がないんですよね。
少なくとも、映画では。(小説版では描かれているのかもしれませんが)
新キャラクターがこれといって盛り上がりに貢献していないので、ダラダラとストーリーが進行している感じがつきまとい、人によってはつまらないという感想を抱く事になるかもしれません。
時間的な制限があったのかもしれないですが、映画は映画として割り切って、話を思い切り再構築した方が良かったように感じました。
Yahoo映画での口コミレビューや評価
ジャパニーズ・ホラーによくあるコントと紙一重のタイプ?
Yahoo!映画『シライサン』
ホラー好きでもちょっと目をそらすシーンもあったし飯豊まりえの主演もとても良かった。
Yahoo!映画『シライサン』
演出も勢いで驚かせるというよりは、ジャパニーズホラー特有のジワジワと迫りくる、言いようのない恐怖が体現されていて、これはこれでメッチャ怖いです
Yahoo!映画『シライサン』
今回のネタバレなし感想のまとめ
都市伝説や怪談がお好きな方であれば、チャレンジしてみて損はない映画。
個人的には、これだったら、映画館で鑑賞しても良かったなーという感じでした。
ちょっと勿体ない事をしたかな?
とはいえ、雰囲気系ホラーがお好きな方でないと楽しめない作品なので、その点はご注意ください。
という事で、今回は『シライサン』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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