ども、映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、風変わりなホラー映画『セーラ 少女覚醒』のネタバレあり感想を書いていきませぅ。
劇場公開時のタイトルは『セーラ 少女のめざめ』でした。
どうして邦題を変更したんだろう??って思っていたんですが、もしかしたら2018年に公開された映画『RAW~少女のめざめ~』と被ってしまったからかもしれません。
そういえば、『RAW~少女のめざめ~』、まだ見てなかったなぁ……。
そんなこんなで、今回は『セーラ 少女覚醒』のネタバレあり感想となるので、本作を鑑賞していない方やこれから鑑賞予定の方は、本作を観終わってから本記事をお読み頂けたらと思います。
目次
ネタバレなし感想
『セーラ 少女覚醒』のネタバレなし感想では、予告編動画や簡単なあらすじなども掲載しております。
ネタバレあり感想
緻密な脚本のホラー映画だったかも
本作を見終わったあとにやってきた不思議な余韻について、色々と考えておりました。
本作は、結局のところ、女優志望の女性が騙されて、悪魔に魂を売り、人間を辞めたという話なんですよね。
お話そのものは、ありきたりなもので、わかりやすいものになっています。
わかりやすい物語を取り扱っているにも関わらず、本作は強烈な存在感を、ホラー映画好きたちに与えております。
その理由としては、主人公を徹底的に絶望へ追い込み、最後の最後に圧倒的な救いを、少しだけ観客に示しているからではないか?というのが、私の感想です。
普通のシナリオであれば、中盤まで主人公を不幸に見舞い続け、後半で主人公が周囲に対して見返すような逆転をするという物語になるに思うんですよね。
ところが、本作の場合、主人公が報われるのは最後の最後となっております。
最後の最後に、今まで地味めだった主人公が、とても美しく妖艶な姿となって生まれ変わる。
普通の脚本であれば、このあと、主人公がどのように成功するかを紹介するでしょう。
しかし、本作では、それをしない。
ラストでは、自分に優しかった本当の意味での友人さえも亡き者にしました。
それは、これまでの人生をゼロにし、新しい人生を歩む決意表明だったように感じました。
オーディションに落ち続けるセーラは幼虫、生きたまま自分の肉体が腐乱していく過程は蛹、ラストの姿はキレイな蝶というようなイメージ。
悪魔によるセーラの変容を昆虫のように例えた本作は、非常にわかりやすく、印象に残りやすい。
セーラの悪魔的成長を自然と描写し、救いの部分をほんの少しだけ観客に示すことにより、これからの彼女の活躍をイメージできるようにしている。
そのように構成していると感じました。
生まれ変わったあとの主人公の圧倒的な存在感と観客に想像させるシナリオによって、本作は気色悪い映画でありながら、強烈な余韻を残すことに成功したのかもしれません。
レビューや評価
後半はグロい描写の連続なだけで
Yahoo!映画『セーラ 少女覚醒』
ホラーじゃない
今回のネタバレあり感想のまとめ
色々と考えていくと、かなり計算された脚本ではないのか?と思えてくる作品。
だから奇妙な余韻が残ったのかもしれません。
改めて鑑賞し直すと、1回目では見つけることができなかった発見があるかもしれないですね。
そのうち、もう一度、鑑賞しようかしら……?
という事で、今回は『セーラ 少女覚醒』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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