ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、超人気映画シリーズをリメイクしたホラー映画『パペット・マスター』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
本作は「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019」にて上映された映画となっております。
目次
『パペット・マスター(2018年リメイク版)』について
原題:『PUPPET MASTER:THE LITTLEST REICH』
製作:2018年イギリス、アメリカ
日本公開日:2019年10月11日
上映時間:1時間30分
年齢制限:R15+
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
かつてナチスに協力した事もあった高名な人形師トゥーロンは、殺人事件に関与したとされ、1989年に警官の発砲にて命を落とした。
そして、30年が経過した現代。
離婚した漫画家エドガーが実家へ戻ってきた。
昔、事故によって命を落とした弟の遺品を眺めていると、見覚えのないおもちゃがあった。
そのおもちゃは、トゥーロンが制作した人形であった。
エドガーは、トゥーロンに関する物品が出品されるオークションイベントの開催を知り、そのおもちゃを持って参加を決意する。
オークションに参加する人々は、それぞれにトゥーロンの人形を持っていた。
一同が宿泊するホテルで、奇妙な事件が発生する。
本作を視聴できる動画配信サービス
U-NEXT会員は動画レンタルにて視聴可能。配信期限は2022年3月31日まで。
本ページの情報は2021年4月26日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
Hulu
会員の方は、本作を見放題にて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
紹介している作品は、2024年2月時点の情報です。
現在は配信終了している場合や、動画レンタル・動画購入対象作品に変更している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
Amazon
アマゾンプライム会員であれば、字幕版は、追加料金無しで視聴可能(視聴期限があるのでご注意ください)。
記事作成時点では、吹替版はありません。
アマプラ会員でない方は、動画レンタル・動画購入にて鑑賞する事ができます。
2021年4月26日時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
スタッフ・キャスト(出演者)
監督:トミー・ビクルンド、ソニー・ラグーナ
脚本:S・クレイグ・ザラー
キャラクター創造:チャールズ・バンド、ケネス・J・ホール
製作総指揮:ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ、マーク・バーラディアン、チャールズ・バンド、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、ジョナサン・ブラウンリー、レッド・サンダーズ、リック・プリンス
美術:ブリタニー・イングラム
衣装:レイチェル・ウィルソン
編集:アレックス・カンポス
音楽:ファビオ・フリッツィ
出演者:トーマス・レノン、ジェニー・ペリサー、ネルソン・フランクリン、シャーリン・イー、マイケル・パレ、アレックス・ベー、スキータ・ジェンキンズ、バーバラ・クランプトン、ウド・キア
パペット・マスター(字幕版)
『パペット・マスター』シリーズについて
感想を書く前に、ご存知の方も多いかと思いますが、改めてB級カルトホラー映画『パペット・マスター』シリーズについて書いていきますね。
1作目が製作されたのが1989年。
『チャイルド・プレイ』が製作されたのが1988年なので、ちょうど人形ホラーが盛り上がった時期のように記憶しております。
『チャイルド・プレイ』は皆が知っている人形系ホラーである一方、『パペット・マスター』はホラー映画好きの間でとても有名なカルト映画という位置づけ。
『チャイルド・プレイ』は面白いし、誰かにオススメできる作品と思っていますが、個人的に好きなのは、『パペット・マスター』だったりします。
『パペット・マスター』が記憶に強く残っているのは、当時のキャッチフレーズのせいですね。かなり強烈でした。
確か「人形だって ララララ ラララララ~♪」みたいなやつだったんですね。
子供の頃にそのポスターをみて「なんや、これ??」って思った記憶があります。
さてさて。
『パペット・マスター』は、多くのファンを生み出し、その後にシリーズ化されていきます。
1989年:パペット・マスター
1991年:パペット・マスター2
1991年:パペット・マスター3 ナチス大決闘
1993年:パペット・マスター4 最強の敵
1993年:パペット・マスター5 最終戦争
1998年:パペット・マスター 惨劇のパーティー
1999年:レトロ・パペット・マスター(日本未公開)
2003年:パペット・マスター 悪魔の人形伝説
2004年:パペット・マスターと悪魔のオモチャ工場
2010年:パペット・マスターIX:アクシス・オブ・イーヴィル(日本未公開)
2012年:パペット・マスターX:アクシス・ライジング(日本未公開)
2017年:パペット・マスターXI:アクシス・ターミネーション(日本未公開)
2018年:パペット・マスター<リメイク版>
2020年:BLADE: THE IRON CROSS
私は3作目までの記憶がありますが、4作目5作目は、ちょっと覚えておりません。
時期としては、鑑賞しているはずなんですけどね。
その後、まさかシリーズが継続されているとは知らず、5作目以降は全く鑑賞しておりません。
カルト映画である『パペット・マスター』シリーズですが、残念な事に、現在、日本で鑑賞できるのは2作品だけ。
『パペット・マスター 悪魔の人形伝説』『パペット・マスターと悪魔のオモチャ工場』だけが、DVDでリリースされております。
今回のリメイク版をあわせると、3作品だけ。
それ以前のシリーズ作品はVHS版しか存在しないという事で、字幕版を鑑賞する方法は、現状、存在しない感じです。
もちろん、輸入盤を購入すれば、鑑賞することはできますが、当然、日本語字幕はありませんからね。
どこかの会社が、日本国内で、シリーズ作品をDVDリリースして欲しいです。
ちなみに、本作に登場する人形たちには、和名が存在します。
和名をわざわざ付けているところに、当時本作を買付した人の愛を感じる事ができました。
ブレイド⇒ガリガリ博士
ピンヘッド⇒ジャイアント・コテツ
トネラー⇒ドリラー将軍
トーチ⇒鉄人バーベQ
和名は、人形それぞれの特徴を上手に表していて、そこがとても好きでした。
おっさんのネタバレなし感想
しっかりしたB級人形系ホラー映画
本作は、オリジナル版の雰囲気を上手にリメイクした感じになっております。
オリジナル版よりも、一層グロ描写に力を入れ、セクシーシーンもふんだんに盛り込み、『パペット・マスター』を新生させるべく、頑張っている感じです。
物語が本格的に進行するまで、結構な時間がかかる点は気になります。
しかしながら、映画開始から30分経過すると、ストーリーがスピーディーに展開していくので、前半で溜まったストレスが一気に解放される爽快感がありました。
前半はコメディー成分が多めで、後半は、ガッツリホラーという事で、良い感じのB級ホラー映画でございました。
人形たちが可愛い
これは私だけなのかもしれませんが、人形たちがとにかく可愛いんですよね。
人間に対してやっていることは、とても残酷なのですが、その姿が、どことなく愛らしく、非常にコミカルでございました。
このあたりも、オリジナル版を継承しているなぁという感じ。
この可愛い感じのおかげで、グロ要素が少し中和されているのではないかと、勝手に考えております。
なんともいえないキュートさがあって、個人的には良かったです。
シリーズファンには微妙なリメイク版
私が鑑賞したシリーズ3作品は、フォーカスするのは人間ではなく、人形の方でした。
それぞれの人形に特徴があり、背景があり、キャラクター性に富んでいるんですね。
それが『チャイルド・プレイ』との違いでもありました。
『チャイルド・プレイ』の主人公は、あくまでアンディです。
しかし、『パペット・マスター』シリーズの主人公は人形たちなんですね。
そこにシリーズの魅力があると、私は考えています。
では、リメイク版ではどうなったのかというと、残念ながら、人間にフォーカスしてしまっておりました。
人形たちのキャラクター性が喪失し、単純な量産型の殺戮マシーンとして描かれておりました。
これはとても残念ですね。
シリーズファンは、人形たちに愛着を持っていると思うので、それがなくなると、そもそも『パペット・マスター』ではないと拒否してしまうかも。
本作は、それなりに楽しめる作品ではありますが、少なくとも日本のファンが納得できるものではないかな?
また、オリジナル版を鑑賞した当時、とてもショッキングだった、口から蛭を出すリーチウーマン(和名:ディープスローター)がいない事には、とてもガッカリしました。
レビューや評価
チープだけど思ってたよりだいぶゴリゴリのスプラッターで笑った
YAHOO!映画『パペット・マスター』
今回のネタバレなし感想のまとめ
なかなか評価の難しい映画でしたね。
現代風にスタイリッシュにリメイクされている点では好印象。
しかし、人形たちにキャラクター性がなくなった点は納得いかない感じ。
普通のB級ホラー映画として鑑賞すれば、普通に楽しめるスプラッター系お人形映画というところですかね。
という事で、今回は『パペット・マスター』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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