ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、カルト映画としてホラー映画好きの間で有名な作品をリメイクした『パペット・マスター(2018)』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
今回の感想では、ガッツリ作品の内容を書いておりますので、まだ本作を鑑賞していない方は、ご注意ください。
パペット・マスター(字幕版)
目次
ネタバレなし感想
ネタバレなし感想では、『パペット・マスター』シリーズについても書いております。
ネタバレあり感想
上手にアレンジされたカルト映画
リメイク版『チャイルド・プレイ』と共通しておりますが、本作も現代風に上手くアレンジされている感じでした。
『チャイルド・プレイ』ほど、本作は、現代を色濃く反映している訳ではありません。
本作は、昔の雰囲気の再現に力を注いでいるような、そんな風に感じましたね。
オリジナル版ほどではないものの、『パペット・マスター』シリーズの新しいスタートしては、十分なクオリティーだと思います。
『チャイルド・プレイ』ではできない、グロテスクで残酷な描写を堪能する事ができる本作。
やりたい事がはっきりしている映画は、見ていて楽しく感じるのが良いですね。
ただ、残虐描写に力を注いでいるのに、その手段の数は、オリジナル版に比べると、ちょっと少ないかな?
個性的で、ユニークなものをたくさん見る事ができるのではないか?という期待には、残念ながら応える事ができておりません。
オリジナル版を知らない人であれば、そこには気づかないので良いのですが、オリジナル版を知っている人から見ると、そこは残念ポイントかな?
とはいえ、トータルで見れば、良いリメイク映画でありました。
人形の没個性が残念
『パペット・マスター』シリーズの魅力のひとつに、個性豊かな人形というのがあると思うんですよね。
本作では、ガリガリ博士やジャイアント・コテツ、ドリラー将軍といったおなじみの人形は、ちゃんと登場します。
新しい人形も現れるので、そこも良いのですが、やはりオリジナルシリーズに登場していた人形たちを一通り用意して欲しかったというのが正直なところですね。
特に、私が子供の頃に一番怖いと思ったリーチウーマン(ディープスローター)がいない点は、とても残念でした。
また、本作の人形たちは量産型なんですね。
だから、同じ人形が数体登場してしまい、襲撃の仕方も似たような感じになってしまって残念。
やたらとヘリコプターの羽根で切り裂くシーンが多かったり、ガリガリ博士のナイフでサックリ刺すシーンが多かったり。
それぞれにキャラクター性がないから、仲間の人形たちとの連携プレイも、劇中では、さほど存在しなくて、そこも不満が残る感じですね。
残虐な手法にフォーカスするのは良かったのですが、そこにこだわりすぎた点については、本作の失敗だったと思います。
ラストの展開は好みが分かれる
個人的に一番残念だったのは、本作がちゃんと完結しなかった点。
続編を作りたいという気持ちはわかるのですが、ストーリー的には、きちんと終わって欲しかったですね。
怪物に変貌していたトゥーロンが生き残るのは、まだ良いです。
でも、それはエンドロール後で良いと思うんですよね。
エドガーたちが、トゥーロンを倒して一件落着……かと思いきや、という展開の方が個人的にはスッキリできました。
エドガーの恋人は殺さなくても良かったと思うんですけどね。
これだと、次回作を作る時に、どうしてもエドガーを登場させないといけなくなる……。
それは悪い事だとは言わないけれど、続編のストーリーが本作に引きづられるのは、プラスになるのか、マイナスになるのか。
まだ続編は製作されていないので、このあたりの評価は難しいですが、この展開は好き嫌いが出るなぁ……って思いました。
今回のネタバレあり感想のまとめ
良い感じにリメイクされていた『パペット・マスター』。
ところどころに残念ポイントがある訳ですが、次回作製作時には、このポイントをきちんとクリアして欲しいですね。
やっぱり『パペット・マスター』の主人公は人形たちですからね。
という事で、今回は『パペット・マスター(2018年リメイク版)』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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