映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、2023年ホラー界隈で話題になったホラー映画『プー あくまのくまさん』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
A・A・ミルン原作の児童小説『クマのプーさん』をホラー映画として製作した本作。
原作が2010年代後半から2020年前半にかけて、世界各地で著作権保護期間が終了し、パブリックドメイン化したことから、本作は製作されました。
目次
『プー あくまのくまさん』について
原題:『WINNIE THE POOH: BLOOD AND HONEY』
製作:2023年イギリス
日本公開日:2023年6月23日
上映時間:1時間24分(84分)
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
クリストファー・ロビンは、子どもの頃に、森の中で奇妙な人々と出会う。
彼らは体は人間ではあるが、顔は動物であった。
幼いクリストファー・ロビンは、彼らの友達になり、ご飯を分けたり、一緒に遊んだりしていた。
しかし、大学進学を理由に、クリストファー・ロビンは彼らの元を去ってしまう。
食べ物が得られなくなった彼らは、ある決断をするが、その決断は彼らに強烈なトラウマを植え付けることになってしまう。
時が過ぎ、婚約者であるメアリーとともに、100エーカーの森へ帰ってきたクリストファー・ロビン。
彼らと再会できることを嬉しく思っていたクリストファー・ロビンが目にしたのは、トラウマによって変貌してしまった、血塗られたプーとピグレットだった。
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スタッフ
監督・脚本・編集:ライズ・フレイク=ウォーターフィールド
原作:A.A.ミルン、E.H.シェパード(キャラクター創作)
製作:リース・フレイク=ウォーターフィールド、スコット・ジェフリー
製作総指揮:スチュアート・オルソン、ニコール・ホランド
音楽:アンドリュー・スコット・ベル
撮影:ヴィンス・ナイト
キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)
クリストファー・ロビン:ニコライ・レオン(石毛翔弥)
マリア:マリア・テイラー(河村梨恵)
ジェシカ:ナターシャ・ローズ・ミルズ(横山友香)
アリス:アンバー・ドイグ=ソーン(夏葵)
ゾーイ:ダニエル・ロナルド(葛原詩織)
ララ:ナターシャ・トシーニ(阿部彬名)
メアリー:ポーラ・コイズ
ティナ:メイ・ケリー
シャーリーン:ダニエル・スコット
プー:クレイグ・デヴィッド・ドーセット(かぬか光明)
ピグレット:クリス・コーデル(相馬康一)
プー あくまのくまさん
おっさんのネタバレなし感想
映画というよりイメージ映像作品
本作のアイデアは、ただ1点。
みんなが知っている「くまのプーさん」が、もし、キラーだったら?というものです。
プーと仲間たちが、人に仇なす者として描かれる、そのギャップが本作のアイデア。
そして、そのアイデアは、確かに面白くあります。
ただ、本作は、プーたちをいびつな存在として描く事に満足してしまい、映画を作ることを、あまり意識していない点が問題です。
ホラー映画に、あまりストーリーは求められないものですが、それでも最低限の物語は存在します。
本作では、ストーリーが薄すぎて、存在していないに等しい感じになっていて、シナリオの完成度は高くありません。
また、登場人物たちの掘り下げについても、ほとんどされておらず、プーたちに襲われても、いまいち恐怖を感じることができない。
撮りたい絵がまずあって、そこにストーリーをくっつけているような、そんな印象があります。
映画ではなく、イメージ映像を繋いだだけって感じ。
個人的には面白さを感じることができず、また映画に対しての情熱や愛も感じることができなった作品。
あまりオススメはできない映画でございます。
グロテスクな描写あり
本作は、グロ描写がいくつかあります。
ただ、スプラッターやゴア映画並の描写ではないので、それを目当てで鑑賞すると、ガッカリしてしまいます。
通常のホラー映画よりはグロテスクな描写なのですが、スプラッタームービーほどではないという感じ。
とはいえ、グロ描写はグロ描写なので、苦手な方は気をつけて鑑賞した方が良いですね
続編『WINNIE THE POOH: BLOOD AND HONEY 2』
本作は、早々に続編の製作がアナウンスされておりました。
続編のタイトルは『WINNIE THE POOH: BLOOD AND HONEY 2』で、100エーカーの森に潜んでいることがバレてしまったプーさんたちが、今度は「アッシュダウンの町」を襲撃するという内容とのこと。
本作の製作後に著作権が切れたティガーは、この続編で満を持しての登場となっております。
予算も大幅に上昇し、プーさんのマスクが、かなり様変わりしております。
ちなみに、『プー あくまのくまさん』と続編『WINNIE THE POOH: BLOOD AND HONEY 2』は、<プーニバース:モンスターズ・アッセンブル>というシネマティックユニバースに属する作品となっております。
著作権の切れた人気のキャラクターたちを、ホラー映画に転生させて、ひとつのプロジェクトに合流させるみたいです。
一体どんな感じのユニバースになるのか……個人的には<ダーク・ユニバース>みたいなことにはならないで欲しいですね。
【2024年4月29日追記】
続編の邦題が『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』に決定しました。
2024年夏頃に、日本での公開が予定されているようです。
口コミレビューや評価
下記サイトで『プー あくまのくまさん』レビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
俳優の方々は頑張っていただけに、脚本がもっとしっかりしていれば……と思ってしまう残念な映画。
あまりオススメはしないのですが、サクサクとホラー映画を観たい時は、丁度良いかもしれません。
という事で、今回は『プー あくまのくまさん』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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