ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。
今回ご紹介する映画は『テラー・ハウス 堕天使が棲む館』という作品。
先日ご紹介した『ザ・ポルターガイスト 悪魔の棲む家』と同じ監督さんです。
さらには主演俳優さんも同じという映画でして、本作も低予算作品となっております。
『ザ・ポルターガイスト 悪魔の棲む家』もそうなのですが、本作についても動画配信オンリーの作品のようです。
DVDやBlu-rayなどのソフト化はされていない映画みたい。
そんな映画について、おっさんはどのような感想を抱いたのか。
『テラー・ハウス 堕天使が棲む館』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきませぅ。
目次
『テラー・ハウス 堕天使が棲む館』概要
原題:『THE LAST HOUSE ON CEMETERY LANE』
製作:2015年アメリカ
日本公開日:???
上映時間:1時間24分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
あらすじ
スランプ気味のホラー映画専門の脚本家ジョン。
執筆活動に専念するため、期間限定で、郊外の、とある一軒家を借りることにする。
初日、オーナーの女性に家の中を案内され、家に満足したジョン。
すると、オーナーから衝撃の事実を告げられる。
この家は2階建てではなく、3階が存在し、そこに引きこもりの盲目の老女が住んでいるというのだ。
納得できないジョンは反論したものの、ほとんどオーナーに押し切られる形で契約完了となってしまう。
その日からジョンは家の中で、得体のしれない存在を感じるようになる。
本作を視聴できる動画配信サービス
Amazonプライムビデオ『テラー・ハウス 堕天使が棲む館』
プライム会員の方は、追加料金なしで鑑賞可能です。
会員でない方は、動画レンタルor動画購入にて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、ご注意ください。
2023年3月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
スタッフ・キャスト(出演者)
監督:アンドリュー・ジョーンズ
キャスト(出演者)リー・ベイン、ジョージナ・ブラックレッジ、テッサ・ウッド
テラー・ハウス 堕天使が棲む館(字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
とても惜しい作品!
レビューでは賛否分かれ、Google先生で感想を検索すると、不評の嵐である『テラー・ハウス 堕天使が棲む館』。
おっさんは、『ザ・ポルターガイスト 悪魔の棲む家』も割と楽しめた人間でした。そんな私、この映画も、それなりに良かった作品です。
少なくとも『ザ・ポルターガイスト 悪魔の棲む家』より、確実に面白くなっていましたね。
本作も低予算で制作されている作品で、『ザ・ポルターガイスト 悪魔の棲む家』と同じく雰囲気系ホラー映画でございます。
さて、この映画、作品の構成は素晴らしいのです。アイデアはグッド。
でも、それを上手に料理しきれていないのが残念でした。
オチに向けて、色んなところにもう少しヒントが提示されていたら良作だったのですけどね。
良いところ
雰囲気のあるホラー映画
ホラー映画なのに、のどかな雰囲気が漂う、そんな素敵な映画です。
牧歌的なホラー作品といった印象で、珍しい感じの作品ではないでしょうか。
ホラー描写についても『ザ・ポルターガイスト 悪魔の棲む家』と一緒で、低予算ならではの演出方法とカメラワークで頑張っており、不気味な雰囲気がでていてグッドでございました。
完全に雰囲気ホラーであるため、観る人を選ぶ作品ですね。
悪いところ
端折りすぎて、わかりにくい
アイデアは良かったものの、あまり丁寧にそのアイデアを使っていないため、強烈に意味不明に陥った点は残念でございます。
心霊現象よりも、ストーリーに対して、明確な答えが提示されていないため、答えを作品に求めてしまう方には不向きであります。
レビューや評価
YAHOO!JAPAN映画には本作のページがありませんでした。
今回のネタバレなし感想のまとめ
Amazonのレビューでは『ザ・ポルターガイスト 悪魔の棲む家』とは異なり、好印象な方が多かった『テラー・ハウス 堕天使が棲む館』。
確かに、これは意外と良作って感じでしたね。
観てよかったと思える映画で、良い拾い物ででございましたよ。
雰囲気ホラー映画をお好みであれば、一度、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
という事で、ここまでは『テラー・ハウス 堕天使が棲む館』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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ネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。
考察しがいのあるラスト
観る人によって、色んな解釈ができるラストは賛否わかれるところですね。
私も、最初「えっ?」ってなりましたし。
だからこそ、観終えてから、自分なりのエンディングを考える事が楽しい作品になっています。
おっさんが考えたものは……
同じ苦しみを味わい続ける
まずはストレートに思いついたものから。
キャシーを亡き者にしてしまった親娘は、最後に堕天使に捉えられてしまい、死んでも誰もが認識できるような霊魂の状態に留められてしまった。
そうして、あの家の中で自分たちの死の瞬間をリフレインし続けることに。
だから、ラストでも親娘は健在であるかのような演出が施されている。
途中から主人公の創作にチェンジ
これが一番わかりやすい解釈ですね。
ある部分から主人公の執筆していたホラー映画のシナリオにシフトしていったというところ。
浜辺で見つけた瓶のところぐらいから、内容が変わったのではないかと。
あのシーンまでは日常シーンが描写されていて、その後、家に戻ってから物語が展開しているので、そう考えるのが自然なのではないかと。
これが一番しっくり来る解釈ですね。
なんなら最初から最後まで創作
ラストの車に乗り込むシーンをのぞいて、全てが創作であった可能性を、最後に挙げたいと思います。
これは、最初の場面において「実はこの家、3階もあって、そこに人が住んでいるんですぅ」とか言われたら、普通は契約しないと思うんですよね。
だから、この部分からすでに創作であったという可能性もあるのではないかと。
最初から家主さんから「実は、ある事情があって、3階に人がずっと住んでおりまして……」って説明があったのではないかって、わたしは思ったんですよね。
主人公はそれを聞いて「それは面白いな」って感じて、家を借りたのではないかと。
細かくみていくと、「全部、創作でした」って解釈はあり得ないかもしれないですけどね。
ちょっと妄想してみました。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!