ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、かなりひどいクオリティーのZ級映画『デスブログ 劇場版』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
『デスブログ 劇場版』の内容をガッツリ書いておりますので、『デスブログ 劇場版』を鑑賞していない方はご注意ください。
デスブログ 劇場版
目次
ネタバレなし感想
ネタバレあり感想
主人公の性格が悪すぎる
本作で一番気になったのは、なんといっても主人公の性格です。
前半は単なる内気な女性。
前半だけみると、主人公は、アニオタではないのにアニオタを自称する、ちょっと痛い子って感じですね。
という事で、特に問題ありませんでした、前半は。
彼氏が友人からの冷やかしの対応にて、照れ隠しで「彼女じゃない」と言ってしまったあたりから、主人公がおかしくなります。
突然、情緒不安定になり、全身を震わせて、異様なほどに周囲を恐れる。
それまでに、ブログでストーカーがコメントして悩んでいた描写があったり、ブログで話題に出した人が襲撃されているので、わからなくはないのだけど、それでも唐突なんですよね。
で、ここから主人公の性格が一気に攻撃的になります。
心配してくれる友人や妹に対して、あたりちらし、自分が寂しくなると謝る。
その直後、アドバイスをくれている人に対して逆ギレする。
散々、自分勝手にキレまくっているのに、それでも周囲に頼ろうとする主人公。
この主人公の性格が、本作において、一番の恐怖でしたね。
後半の主人公は、基本的に過呼吸だし、震えが止まらない感じなので、いかにも普通の人じゃないという雰囲気で、ある意味ホラー。
とにかく後半の主人公は、自己中心的で無神経な人物で、鑑賞していて、とても辛かったです。
アイドル含め俳優陣が可哀相な映画
性格のひどくなった主人公に、何の不幸も訪れず、犯人もわからずと、爽快感とは縁遠い作品です。
それだけ脚本のクオリティーが低いって事ですね。
シナリオについては、本当に色々あります。
他に気になったのは、犯人についてです。
犯人に関しては、一応、観客にわかるようになっているシーンがあります。
主人公が、なぜか入院している大志のところへ行く時に階段をのぼる場面がありまして、そこで犯人と遭遇するんですね。
その時の犯人の顔がわかるようになっているのですが、私はその時「誰やねん」って思いました。
人物を確定できるようなヒントも、劇中では、ほぼナッシング。
そんな状態で犯人にたどり着ける方は、ほとんどいないと思います。
本当に不完全な脚本って感じで、このようなシナリオで、なぜゴーサインが出たのか。
その点については、本作の内容以上にホラーといったところでしょうか。
犯人については、消去法で導ける感じですが、なにしろ本編で答えが出ていないので、答え合わせすらできないという。
もしかしたら、カルト映画になる事を狙って制作したのかもしれません。
また、精神が不安定になっているという描写を、過呼吸と体の震えだけでなんとかしようとする演出についても、かなりひどい。
監督が片手間で撮影しているとしか思えない感じです。
予算がなくて、ロケ地が限定される、大人の俳優を雇えない、というのは仕方がありません。
そこをどうするのかというのがアイデアだと思うのですが、本作ではそのようなアイデアは一切ありませんでした。
本作に関わった俳優さんたちはもちろん、スタッフの方々も、本当に災難だなぁと、個人的には思ってしまいました。
レビューや評価
ファンでもこれはひどいと思う
YAHOO!映画『デスブログ 劇場版』
脚本も演技もイライラするように作ったのならば、見事にハマってしまった
YAHOO!映画『デスブログ 劇場版』
ファン以外は見ない方がいいかもしれない
思春期女子の抱える妄想、苦悩が渦巻いて行き、後半、相当苦しくなる作品です。
YAHOO!映画『デスブログ 劇場版』
今回のネタバレあり感想のまとめ
都市伝説系の日本映画って、本当にハズレが多いですね……。
脚本家の人が育っていないという点が一番の問題なのかもしれない……。
色々とひどい映画を鑑賞してはいますが、本作は久しぶりの超地雷映画でございました。
という事で、今回は『デスブログ 劇場版』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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