ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、久しぶり?にPOV映画をオソレゾーンにて鑑賞しました。
タイトルは知っていたのですが、明らかに地雷映画である事がわかっていたので、なかなか手を出す事ができなかった作品。
『エビデンス 第6地区』。
『第9地区』を意識して邦題が付けられた事により、お察しください的な印象がバリバリ漂っております。
邦題を付けた方は、きっと悩んだでしょうね。どういうタイトルがしっくりくるのか。その苦悩ぶりがなんとなく伝わってくる。
そんな訳で、今回はステキな地雷映画『エビデンス 第6地区』のネタバレあり感想を書いていきます。
目次
『エビデンス 第6地区』概要
原題:『EVIDENCE』
製作:2011年アメリカ
日本公開日:日本未公開??
上映時間:78分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
あらすじ
ここには、何かがいる。
映画学校に通っているライアンは、友人のブレットを主人公にしてドキュメンタリー映画を製作しようとする。
ブレットと女友達ふたりを誘い、郊外にある山へキャンプに出かけるライアン。
初日は、特筆すべき事は起きなかった。
翌日、一行は、渓谷で謎の生物を発見。
興奮するライアンをよそに、他の3名はキャンプを早々に切り上げる事をライアンに提案する。
しかし、ライアンはその提案を一蹴。ようやく盛り上がってきたと一人、他人事のように撮影を続けるライアンに、3名はどんどん嫌気がさしてくるのだった。
不満が募る3名は、もう一夜、しぶしぶテントで過ごすのだが、その夜、謎の生物が彼らを襲うのだった。
本作を視聴できる動画配信サービス
U-NEXT『エビデンス -第6地区-』会員の方は見放題にて視聴可能です。
配信期限は、2021年12月31日まで。
本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
Amazonプライムビデオ『エビデンス 第6地区』(字幕版)
アマゾンプライム会員であれば、追加料金なしで視聴できます。
会員でない方は、動画レンタルにて鑑賞することが可能です。
配信期限がありますので、ご注意ください。
2021年1月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
スタッフ
監督:ハウイー・アスキンス
脚本・製作:ライアン・マッコイ
製作:アシュリー・ブラッケン
撮影:ダニエル・ウォール
キャラクター:キャスト(出演者)
ライアン:ライアン・マッコイ
アビー:アビゲール・リッチー
アシュリー:アシュリー・ブラッケン
ブレット:ブレット・ローゼンバーグ
エビデンス 第6地区(字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
なんか巷のレビューを読んでみると、ちょっと評価高めでビックリしていますが、わたしがおかしくなりつつあるのか……。よくわかりませんが。
今回、あらすじを読まずに鑑賞したので、一体どういう目的でドキュメンタリー映画を製作しているのか、さっぱりわかりませんでした。
そして、最後までわからない。
もしかして、わたしが見落としていたのかも??
それが祟って、POV作品であるにもかかわらず、全く映画に集中できませんでした。
本作で、ある意味一番すごいと思ったのは、恐怖が観客に全く伝わってこないというところ。
恐怖を伝える、その前の段階において、観客に示しておかなければいけないヒントや設定などを、完全にすっ飛ばしているため、観客は置いてけぼり状態。
そのため、中盤以降では、登場人物たちはパニックになるのに、それに応じて、観客が真顔になるという状態に陥ります。
そういった系統の映画は過去にもたくさんありましたけど、本作ほど必要な物を投げ捨てた作品も珍しいですね。
ありきたりな内容なのですが、題材そのものは決して悪いものではありません。
なので、単純に料理の仕方が下手すぎたというのが、一番の敗因だといえるでしょう。
良いところ
とりあえず、女性2人は可愛らしいです。
少なくとも、わたしには可愛く見えましたよ。
この2人を見るための映画といっても良いくらい、後にはなにもない映画でした。
あと、ラスト付近の展開や描写は、個人的には好きでした。
映画というよりは、完全にゲーム寄りの映像だし、命がけで逃げているのに、カメラを回しっぱなしという違和感はありますが。
まぁ、カメラはライト代りで使っていたので、ギリギリセーフかもしれませんけどね。
悪いところ
とにかく最初から最後まで説明不足すぎて、もはや考察する気力も起きません。
どうとでも考える事ができるし、考えたところで、じゃあもう一回鑑賞しましょうっていう気持ちも起きませんしね。
必要最低限の説明は欲しかったですし、やるべきでした。特にPOV作品は説明が限定的になりますから。
この作品は、とにかく色んな事が下手なんですね。
そもそも1時間ちょっとのPOV作品で、登場人物4人って多くないですか?
各キャラクターに役割が特にある訳でもないですし。
明らかに脚本が進まないから、仕方なく登場人物を水増しして、無理やり物語を進行させた感が否めませんでした。
ラストから逆算して物語を作らなかったようにも感じます。
そのまま一気に勢いだけで脚本を書いたような、そんな映画でした。
今回のネタバレなし感想のまとめ
正直、物語が転がり始めても、鑑賞するのが辛かった『エビデンス 第6地区』。
おバカに徹するわけでもなく、作り手が真剣である点が、完全に裏目に出てしまった悲しき映画です。
ヒマで、ちょっとしたマゾっ気のある方であれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
という事で、今回は『エビデンス 第6地区』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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