映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、韓国のホラー短編漫画を映画化した韓国のホラー映画『オクス駅お化け』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
かなり楽しみにしていたホラー映画です。
目次
『オクス駅お化け』について
英題：『THE GHOST STATION』
製作：2022年韓国
日本公開日：2023年10月6日
上映時間：1時間20分（80分）
オススメ度：★★★★☆（四つ星！）
予告編動画
簡単なあらすじ
取材の段取りミスが原因で、多額の示談金を求められてしまったWEBサイトのニュース記者ナヨン。
WEBサイトを運営している会社の社長は、閲覧数の多いヒット記事を書くことができれば、示談金について協力することも検討できると、ナヨンに告げる。
ナヨンには記者の理想像があるのだが、社長から言われたのは、いわゆるゴシップ記事であり、理想と現実の間で、ナヨンは苦悩する。
ある日、駅で働く友人のウウォンから、オクス駅での出来事について話を聞く。
オクス駅地下にある廃駅のホームから降りたテホという男性が、線路上で回送電車に轢かれて亡くなったというのだ。
それだけではない。
その場にいたウウォンは、ホームの下に佇んでいる子供を目撃しているらしい。
背に腹は代えられないナヨンは、オクス駅で発生した、その事故について記事化すべく、調査を開始するのだが……。
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スタッフ
原作：ホ・ラン
監督：チョン・ヨンギ
製作：イ・ウンギョン、イ・ヨンミン、イ・ヘギョン
脚本：高橋洋、イ・ソヨン
脚本協力：白石晃士
キャラクター：キャスト（出演者）
パク・ナヨン：キム・ボラ
チェ・ウウォン：キム・ジェヒョン
テヒ：シン・ソユル
モ社長：キム・スジン
スンジュン：オ・ジンソク
湯灌師（ゆかんし）ヨム・スプサ：キム・ガンイル
テホ：パク・チェハン
運転士：キム・グァンヒョン
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おっさんのネタバレなし感想
不気味なホラー映画
視覚的なホラーというよりは、気味の悪い空気感を大切にする雰囲気系ホラー映画。
ただ、ジャンプスケアなども演出に取り入れられているので、視覚的なホラーが好きな方も、ある程度は楽しめるかもしれません。
ビックリ系が苦手な方は、ちょっと注意という感じでしょうか。
「あぁ怖い！」というタイプの映画ではなく、じわじわと精神を侵食しているタイプのホラーですね。
好きな方は、とても怖くて面白く鑑賞することができると思います。
前半は、バラバラな心霊現象について、それぞれ調べていくストーリー。
後半は、それらの事象が、実は繋がっているかもしれない……一体どのような謎がオクス駅に隠されているのか？という部分にフォーカスしております。
後半に関しては、ホラーテイストが薄れてしまっており、好みの分かれる仕上がりです。
私は、かなり楽しむことができたのですが、わかりやすい盛り上がりが用意されていないので、なかなかオススメしにくい映画という印象があります。
緊張感に欠けるホラー
本作で気になった点が、緊張感のなさ……ですね。
というのも、不気味な現象は、すべて主人公のいないところで発生しているんですね。
主人公に牙をむかず、脇役キャラクターたちに不気味な出来事が襲いかかる。
主人公はひたすら聞き手に徹してしまっているため、観客に緊張感が伝わりにくい。
本作は、この部分で、かなり損をしているような感じがするんですよね。
主人公に危機が迫って、その危機を回避するために調査をする……ってしまうと、鈴木光司さんの『リング』と丸かぶりしてしまうから、このような構成になったのかもしれないですが……。
それでも、見せ方がもうちょっとあったような感じがするんですよね。
このあたりをクリアしていたら、もっと怖く、面白いホラー映画になったように思います。
口コミレビューや評価
下記サイトで『オクス駅お化け』レビューや評価をチェック！
今回のネタバレなし感想のまとめ
単なる幽霊系のホラー映画かと思いきや、呪いや怨念をベースにしたおどろおどろしいホラーだった本作。
好みの分かれるホラーではあるのですが、モヤモヤは残らないし、妙な爽快感が最後に残る不思議なホラー。
興味のある方は、チャレンジしてみてください。
という事で、今回は『オクス駅お化け』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー！
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