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モキュメンタリーとして制作すべきだったホラー映画『ディープ・サンクタム』のネタバレあり感想
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ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。

今回は、POV形式で撮影・制作されたスペインのホラー映画『ディープ・サンクタム』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。

今回の感想では、がっつり映画の内容を書いていきますので、『ディープ・サンクタム』を鑑賞していない方は、ご注意ください。



ディープ・サンクタム(字幕版)

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ネタバレなし感想

ネタバレあり感想

モキュメンタリー、ファウンド・フッテージで制作すべき映画だった

本作の感想を書いている方で、『ディープ・サンクタム』をファウンド・フッテージと書いている方がいらっしゃいました。

私としては、「放棄されている撮影データの入手についての経緯」「どういう意図で映像を公開するのか」が劇中で明らかになっていないため、本作はファウンド・フッテージではないと思っております。

編集はされているので、ファウンド・フッテージと考えることもできますが、映像公開について、何も情報がないので、ファウンド・フッテージではないかな?


その点をスルーしたとしても、最初と最後のシーンは、普通のカメラで普通に撮影されております。

そこを考えると、やはり『ディープ・サンクタム』は、あくまでPOV手法で撮影された通常の映画、と捉えた方が良いかな?と考えております。

まぁ、あくまで、私個人の意見です。


さてさて。

通常の映画として本作を振り返ってみると、個人的に一番気になった点は、ブログに動画をアップしているカルロスの設定が全然活かされなかったところ。

最初から終盤直前までカメラを回しているのは、男性のカルロス。

終盤になってからは、弱ってしまったベゴを食べた男性陣に嫌気が差して、一人脱出を試みるセリアという女性がカメラを回します。

物語の途中で、ハコというリーダー気質の男性が水に潜って出口を探す件があるのですが、そこはハコが撮影しています。


他のPOV映画と違って、本作の舞台となっている洞窟は、とても暗い。

だから、カメラの明かりが必要で、暗視モードも使えるカメラを回す必要性があります。

視点が移動する脚本だったので、なおさらビデオカメラというアイテムは必要だったのでしょう。


しかし、本作はモキュメンタリーでも、ファウンド・フッテージでもありません。

なのであれば、カメラで撮影している設定は、そこまで大切ではないはずなんですよね。

個人的にはカメラではなくて、完全なる一人称視点という形で制作すれば、もっと怖かったのではないかと思います。

ただ、そうすると、暗い場所でどのように行動するのか、という課題が残ってしまう……。


本作は撮影する理由が、きちんと存在しているので、だったら、最初からモキュメンタリー、ファウンド・フッテージ作品を目指した方が良かったと思うんですね。

最初と最後の通常の撮影はなしで、どのような経緯でカメラを発見したのか。

なぜ、この動画を一般公開するのか。

そういった設定を作り込んでいれば、このタイプの映画として、もうちょっと有名になったのではないかと思います。

とても勿体ない感じです。

一般人がクリーチャーっぽくなる

本作はクリーチャーが登場する映画ではありません。

私も最初は、そこを期待して鑑賞したのですが、観終えてから考えると、クリーチャーが登場しなくて良かったですね。

クリーチャーを登場させず、洞窟という狭い空間にて、人の善悪を描写するホラー映画という事で、なかなか楽しめた。


ベゴを食べてからの男性チームは、鬼っぽくなるので、一応クリーチャー系がお好きな方も、それなりに楽しめるかもしれないです。

越えてはいけない一線を越えてしまうと、人は人でなくなる、という事かな?

終盤の展開で、殺意の波動に目覚めた男性陣が、セリアに襲いかかってくるところは、非常にドキドキしまして、とても良かったですね。

レビューや評価

洞窟での遭難に関しては実際にも起こりそうな題材なので、そういった意味ではリアリティがあっておもしろかったように思います。

YAHOO!映画『ディープ・サンクタム』

最後あんなにあっさり出られたのが不思議

YAHOO!映画『ディープ・サンクタム』

今回のネタバレあり感想のまとめ

そういえば、洞窟内なのに、虫とか動物とか、ほとんど登場しない映画でした。

ネズミが一匹出てきただけ……。まぁ、苦手な人もいるので、敢えて登場させなかったのかも。

自分も、もしかしたら、こういう状況に陥るかもしれないという恐怖を味わえる、そんな映画でございました。


という事で、今回は『ディープ・サンクタム』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!

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