どーも、映画好きな四十郎のおっさんです。
今回は、ジェームズ・ガンが脚本を手掛けた映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』についての感想を書いていきたいと思います。
タイトルが『サラリーマン・バトル・ロワイヤル』と間違えそうですけど、一応『ロワイアル』でございます。
題名を読んだだけで、なんとなく内容がわかる感じになっている本作ですが、原題も『THE BELKO EXPERIMENT』という事で、中身がない事がわかる感じになっております。
邦題つけた人、悩んだかもしれませんね、こりゃ。
そんな訳で、『サラリーマン・バトル・ロワイアル』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
目次
『サラリーマン・バトル・ロワイアル』概要
原題:『THE BELKO EXPERIMENT』
製作:2016年アメリカ、コロンビア
日本公開日:???
上映時間:88分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
あらすじ
コロンビアにある非営利団体のベルコ・インダストリーズ。
ある朝、いつものように出社した80名の従業員。会社の入り口ではいつも以上に厳重なチェックがおこなわれており、現地の従業員は帰されていた。
一部の従業員は不審に思うものの、出社してきたメンバーは、特に何も思わず、いつものように業務をこなしていた。
すると、突然、会社のビル内にアナウンスが流れた。
今から2時間以内に30人の従業員を殺せ。
信じられないアナウンスが流れたあと、数人の従業員が頭を爆破されて死亡してしまうのだった。
パニックになる従業員たち。
一体誰がなんのために、こんな殺し合いをさせようとしているのだろうか?
スタッフ
監督:グレッグ・マクリーン
製作・脚本:ジェームズ・ガン
キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)
マイク・ミルチ:ジョン・ギャラガー・Jr(川島得愛)
バリー・ノリス:トニー・ゴールドウィン(木下浩之)
ウェンデル・デュークス:ジョン・C・マッギンレー(斉藤次郎)
リアンダ・フロレス:アドリア・アルホナ(大津愛理)
バド・メルクス:マイケル・ルーカー(金子 修)
謎の声:グレッグ・ヘンリー
サラリーマン・バトル・ロワイアル (字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
鑑賞後、特に何も残らないという典型的なB級映画になっていました。
ジェームズ・ガンらしく、可もなく不可もなしといった所ですね。
珍しいなぁと思ったのは、殺し合いの映画には珍しく、結構のんびりモードで物語が進むってところでしょうか。
普通は、最初の「ちょっと今から殺し合いをしてもらいます」から、怒涛のアクションが展開されるのですが、本作では、終盤まで、どのようにして皆が生き残るかを模索します。
このあたりは好みが分かれそうですね。
そして、このタイプの映画では珍しく、主人公に共感できないというのも面白かったです。
主人公の言いたい事はわかるけど、80人もの従業員がいるのだから、正しい事を言ってもダメなんですよねぇ。
良いところ
テンポはゆっくりですが、ラストまで何の問題もなく鑑賞できる点は良かったですね。ジェームズ・ガン、さすがやね!って感じ。
終盤で一気にフルスロットル状態になって、激しく物語が展開するので、一種のカタルシスを感じる事ができます。
このタイプの映画では、カタルシスは必須で、この映画でもきちんと描写されている点は好印象でございます。
また、そこそこのグロさもあるので、そういう傾向が好みの方も、まずまず楽しめるかと。
トータルで、それほど悪くはない映画でしたね。
悪いところ
ソリッド・シチュエーション・スリラーであるにも関わらず、囚われた人が多すぎて、いまいち緊張感に欠ける点がマイナス点ですかね。
恐怖感がいまいち伝わってこない前半。
パニック状態が最早、うるさく感じてしまう中盤。
終盤やラストは良かったのですが、前半と中盤で脱落してしまう人もいるかもしれず、そういう意味では舞台設定を失敗した感が否めないです。
今回のネタバレなし感想のまとめ
良い時間つぶしにもってこいの映画でした。
鑑賞しても、特に何も残らないし、メッセージ性もない。作り手は、最初からその事を意識しているとしか思えないんですよね、タイトルが『THE BELKO EXPERIMENT』ですから。
そういう意味では、この映画にメッセージ性やアート性を見出そうとしてはいけないのです。
こういう映画や!って鑑賞するのが正解ですね。
という事で、今回は『サラリーマン・バトル・ロワイアル』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
↓クリックして頂くとモチベーションあがります!
にほんブログ村
ネタバレあり感想
DVD・Blu-ray
関連記事