本ページはプロモーションが含まれています。

ホラー映画『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のネタバレなし&あり感想
(C)2018 Frightgeist All Rights Reserved
スポンサーリンク

ども、花粉症でダウン気味の映画好きな四十郎のおっさん999です。

アレグラに助けられているんだぜ☆

さて、今回はデンマークからこんにちは、ホラー映画『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のネタバレなしとネタバレありの感想を書いていきませぅ。

タイトルがアレで、あれなんで、内容はアレなんですかね??

スポンサードリンク

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』概要

原題:『FINALE』
製作:2018年デンマーク
日本公開日:2019年11月15日
上映時間:1時間49分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』の予告編動画

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のあらすじ

深夜のガソリンスタンドで働くアグネスとベリンダの二人の女性。

この日は、なんともいえない、奇妙な客が店を訪れていた。

執拗にアグネスの名前を確認し、連呼する男性客。

後部座席に女性らしき人を乗せ、ビデオカメラで店内やアグネスを撮影する二人組。

ベリンダに金を無心するベリンダの彼氏。

そういった客が現れ始めてから、店の周囲で不気味な出来事が起き始める。

それらの出来事にざわつき、おびえる二人だったが、ついには店の電気が消えてしまい……。

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のスタッフ

監督・脚本・製作:ソーレン・ユール・ピーターセン
脚本:カーステン・ユール・ブラト
製作総指揮:マイケル・コーワン
原作:スティーン・ラングストルプ

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のキャスト

アグネス:アンネ・ベルグフェルド
ベリンダ:カーリン・ミキルセン
謎のピエロ:デイモン・ヤンガー
ベンジャミン:クリストファー・ファブリシアス



フィナーレ “そいつ”が見えたら、終わり。(字幕版)

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のネタバレなし感想

ITだと思った?残念、ホステルでした!

というわけで、皆さんもお察しの通り、本作の邦題は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり』に便乗したものとなっております。

ただし原題は『FINALE』と、前半のタイトルは合わせております。

副題をどういう訳か、『IT』に寄せるという荒業を見せてくれたホラー映画。しかもデンマーク製というオマケ付き。

一体どんな内容だったのかというと……完全に『ホステル』でした。


ホステル (字幕版)


『ホステル』という映画は、イーライ・ロスが作ったバイオレンス系ホラー映画でございまして、グロいゴア描写がありながらも、ホラー映画としての及第点もクリアしているという、珍しい映画なんですね。

若者が異国の地でハメを外して、結果的に拷問されちゃうというストーリーなのですが、本作もそれに近い内容になっております。

言ってしまえば、デンマーク版『ホステル』でございます。

ただ『ホステル』に比べると、本作の方がまだ見やすい感じだし、どちらかというとお行儀の良い作品って感じでした。

『ホステル』には及ばないものの、だからといって地雷映画かと言われると、そうでもない……そんな摩訶不思議な映画です。

雰囲気系ホラーでした。

本作はバイオレンスメインの映画かと思いきや、実は良質な雰囲気系ホラー映画という性質も併せ持っています。

後述するのですが、この映画はふたつの時間軸を行ったり来たりします。

バイオレンスは『ホステル』までの非道さはなく、痛々しいレベルにとどまっています。

代わりに、不気味な演出やストーリー展開を中心にして観客を引っ張っていくタイプの映画になっておりまして、バイオレンスが苦手でも、雰囲気系のホラー映画がお好みであれば、ある程度、楽しめることができる仕上がりでございました。

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』の良いところ

フィナーレ そいつが見えたら、終わり。
(C)2018 Frightgeist All Rights Reserved

好みの分かれる二部構成

主人公がサイコパスな人に誘拐されるまでを描くAパート。

主人公が誘拐された直後から始まるBパート。

ふたつの時間軸を交互に見せるという手法を、本作では採用しております。

この方法は好みが分かれるようで、私は個人的に好印象だったのですが、人によっては緊張感を削ぐということでマイナスポイントに挙げている方もいます。


Aパートだけで話を進めると、事件が起きるまでが退屈に感じる人もでてくるかもしれない。だから、時間軸をいじったのだろうと思います。

Bパートを早々に見せることで、Aパートでどのような事件が起きて、誘拐されてしまったのかの経緯を気にしながら、そして推測しながら楽しむことができます。

この構成になっているから、私は最後まで飽きないで鑑賞することができた訳で、これが素直な構成だったら、たぶん途中で脱落していたかもしれません。

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』の悪いところ

フィナーレ そいつが見えたら、終わり。
(C)2018 Frightgeist All Rights Reserved

さほどバイオレンスしていない

拷問系の映画でありながら、『ホステル』ほどの残虐性はありません。

私はグロ描写やゴア描写を好むタイプではありませんので、これはこれで良かった訳ですが、それらの描写を目的にして鑑賞したら、かなり物足りない感じでしょうね。

確かに、かなり痛々しい描写はちゃんとあります。

でも、この映画で登場する描写は、私たちの周囲にあるもので痛みを主人公たちに与える程度のものです。

拷問方法になにか特別なアイデアがある訳でもないので、グロ描写やゴア描写目的で本作を鑑賞するのはNGとなっております。

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のレビューや評価

YAHOO!JAPAN映画には本作のページがありましたが、他の方のレビューはありませんでした。

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のネタバレなし感想のまとめ

地雷映画かと思いきや、まぁ、普通のサイコパス系ホラー映画って感じでしたね。

個人的には、そこそこ面白く鑑賞できた映画。

オススメしにくい映画ではありますが、バイオレンス描写に抵抗がなくて、雰囲気系の映画がお好きであれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


という事で、ここまでは『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のネタバレなし感想でした。

これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。


そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

DVD・Blu-ray


下記がイーライ・ロスの『ホステル』。痛いの嫌いな人は見ちゃダメよ☆

↓クリックして頂くとモチベーションあがります!


にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ

この記事をお読みのあなたにオススメの記事

『フィナーレ そいつが見えたら、終わり。』のネタバレあり感想

そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

フィナーレ そいつが見えたら、終わり。
(C)2018 Frightgeist All Rights Reserved

結局のところ意味不明

『ホステル』では、拷問をおこなうのは金持ちたちで、日常では味わえない自分たちの欲望・願望を叶えるために拷問がおこなわれておりました。

本作でも、一部の熱狂的な金持ちサディストが、主人公たちの近くに陣取っていて、ショーを楽しんでいたのでしょう。

また、ショーの模様はダークウェブ上でネット配信されていて、ダウンロードのサービスも行われていました。


都市伝説であるスナッフフィルムや、深層ウェブの話題でよくあがる「レッドルーム」をモチーフにした映画ということが終盤に明らかになります。

しかし、それらは終盤に登場する断片的な情報と、ピエロなおじさんのセリフから推測したもので、結局のところ、どういう目的で、どのように、それらのショーを運営しているのかといった肝心な部分は、明らかになりませんでした。


例えば、女性の行方不明事件が頻発している点を、もうちょっと劇中で取り上げたり、ダークウェブに関する話を登場させたりするなどすれば、もうちょっとわかりやすい作品になったのだと思います。

しかし、ネット配信しているとか、拷問や殺人を鑑賞したい人々の欲望を叶えるといった情報が、突然、観客に与えられてしまうため、見ているこちらとしては、どのように消化していいか、判断に困る感じになっています。

それを整理するだけでも、もう少し違った印象になっただけに、なんとも残念。


ネット配信しているとか、組織的とか、そういうのをなくして、一個人の趣味ってことだけにしていた方が、まだ怖かったかもしれません。

可もなく不可もなし、といった感じの映画ですが、最後まで結局のところ、なにを描きたかったのかが、ちょっとわからない感じになっております。


という訳で、今日はここまで。

本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事