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『イビルアイ』のネタバレなし感想/クセの強い監督による、シンプルな雰囲気系ホラー映画
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映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回は、メキシコのホラー映画『イビルアイ』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。

本作の監督は、イサーク・エスバン。

『パラドクス』『ダークレイン』といった、クセが強すぎる映画を発表している方で、今回はどのような映画なのか、とても楽しみにしておりました。

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『イビルアイ』について

原題:『MAL DE OJO』

製作:2022年メキシコ

日本公開日:2023年7月28日

上映時間:1時間40分(100分)

オススメ度:★★★☆☆(三つ星)

予告編動画

簡単なあらすじ

都会に住んでいる13歳の少女ナラには、奇妙な病気を患っている妹がいた。

医者もどうして良いかわからないような難病で、両親は憔悴しきっていた。

ナラの母親は決心して、妹の療養のため、家族と一緒に、母親の故郷である、ラスアニマスという村へ向かう。

そこはスマホの電波も入らないような田舎であり、無理やり連れてこられたナラは、どんどん不機嫌になっていく。

初めて会った祖母は、なんともいえない雰囲気を漂わせていた。

両親は、ナラたちを置いて、妹の病気の治療のために、数日間、外出してしまう。

ナラと妹、そして祖母の奇妙で不気味な共同生活が始まるのだが……。

本作を視聴できる動画配信サービス

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スタッフ・キャスト

監督・脚本:イサーク・エスバン

脚本:フニオル・ロサリオ、エドガル・サン・フアン

製作:エドガル・サン・フアン

音楽:カミラ・ウボルディ

出演者:オフェリア・メディーナ、パオラ・ミゲル、サマンタ・カスティージョ、アラップ・ベトケ、イバナ・ソフィア・フェロ、パロマ・アルバマル、クラウディア・ガルシア、マウロ・ゴンサレス



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おっさんのネタバレなし感想

不気味すぎる雰囲気映画

本作は、とにかく、おばあちゃんが怖すぎる、不気味な映画となっております。

おばあちゃん、とらえどころのない存在なんですね。

彼女の言動が、ちょっとズレているというか、言っていることはわかるけど、なにかおかしい……引っかかる……。

それが主人公の心を蝕んでいき、言いようのない恐怖が生まれていく。

おばあちゃんを演じている女優さんの存在感が、とにかく凄いですね。


視覚的に恐怖を煽るような演出は、あまりなくて、奇妙な雰囲気を楽しめるかどうかで、本作の評価が分かれる作品。

雰囲気系ホラー映画がお好きであれば、それなりに面白く鑑賞することができると思います。

主人公一家が田舎へやってきてからは、ずっと言いようのない気持ち悪さが、映画を支配しておりまして、アメリカのホラー映画では味わえないような感覚を楽しむ映画。

不気味な雰囲気を楽しむことができない方は、おそらく、最初から最後まで、結構、辛いかもしれません。

かなり素直なストーリー

『パラドクス』と『ダークレイン』が強烈すぎて、この2作品のような衝撃を味わうために、本作を鑑賞すると大失敗します。

私は、正直なところ、かなり期待して鑑賞したので、肩透かし感が半端ありませんでした。


本作は、魔女を題材にしたホラー、ミステリースリラー映画で、主人公と一緒に、おばあちゃんの正体について考えていく作品。

そのため、奇抜なアイデアを求めての鑑賞はNGとなっております。

ただ、本作の結末については、ちょっと捻りがありまして。

この点は、個人的に、かなり好みでした。

やっぱり一筋縄ではいかない監督だなぁって感じですね。

次回作は変化球でくるのか、それとも、どストレートな物語を持ってくるのか、とても楽しみでございます。

口コミレビューや評価

下記サイトで『イビルアイ』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com

Movie Walker

今回のネタバレなし感想のまとめ

正直なところ、結構ガッカリしてしまった『イビルアイ』。

ただ、改めて振り返ると、中だるみがなく、おばあちゃんの正体や、どのようなエンディングを迎えるのか、考えながら鑑賞できる、面白い映画でした。

鑑賞する際は、『パラドクス』『ダークレイン』のような風変わりな映画ではなく、シンプルな魔女物のホラー映画として観ることをオススメ致します。

派手めな演出は、ほとんどありませんので、視覚的なホラーがお好きな方には、あまりオススメいたしません。


という事で、今回は『イビルアイ』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

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