
どーも、四十郎のおっさん999です。
見るかどうか迷った映画『映画 としまえん』。実在する遊園地「としまえん」の映画化?という、ちょっと何を言っているのか、わからない系ホラー映画だったので、結局、観に行く事にしました。
<としまえんの呪い>という架空の都市伝説が囁かれる関東の遊園地「としまえん」を舞台に、ピッチピチ(死語)の女子大生たちが血祭りになる作品。
全面的にロケ地を「としまえん」に限定したという野心的な作品のようでして、ちょっとだけ楽しみにしておりました。
そんな訳で、今回は『映画 としまえん』のネタバレなし感想を書いていきます。
目次
『映画 としまえん』概要
製作:2019年日本
日本公開日:2019年5月10日
上映時間:81分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
あらすじ
大学生になった早希は、昔失踪してしまった同級生の母親と再会する。その母親から遊園地のとしまえんのタダ券を貰い、高校時代に仲の良かった友達と一緒に出かけるのだった。
としまえんには、ある噂があった。「としまえんの呪い」と言われるそれを、早希たちは冗談半分で試してしまう。すると、その直後から、不可解な現象が早希たちに襲いかかるのだった。
スタッフ
監督・脚本:高橋浩
製作:間宮登良松
企画:加藤和夫
プロデューサー:菅谷英智
特別協力:豊島園、西武鉄道、練馬区/ねりま観光センター
キャラクター:キャスト(出演者)
辻本早希:北原里英
香西杏樹:小島藤子
横峰千秋:浅川梨奈
佐藤亜美:松田るか
樋口かや:さいとうなり
小林由香:小宮有紗

映画 としまえん
おっさんのネタバレなし感想
邦画ホラーの悪いところが凝縮されてしまった、超がっかり系映画でしたね。
かろうじてZ級映画にはなっていないのだけど、日本映画のダメダメな部分が点在する作品。
主人公演じる元NGT48および元AKB48の北原里英さんのためだけの映画という事で、彼女の事を応援する人以外は、全く得をしない映画となっておりました。
彼女を主演にした映画を作りたかっただけで、作品のクオリティはどうでも良かったみたいです。
良いところ
主人公演じる北原里英さん以外の女の子たちは、普通にお芝居が上手だったので、それがせめてもの救いとなりました。
彼女たちのおかげで、最後まで本作を鑑賞する事ができた。
しかし、そうなると、演技がほぼできていない北原里英さんが悪い意味で浮きまくって目立つ形になってしまい、結構、疲れました。
調べてみると北原里英さん、色んな映画やドラマに出演されているみたいですが、これで今後女優業をやっていくというのなら、かなり厳しい未来が待ち受けていますね。
悪いところ
色々と書きたい事はありますが、とにかくこれだけはダメやろ!的な部分を書きます。
ひとつめは、物語。としまえんが全面協力してくれていて、さらにホラー映画でもOKといってくれている訳です。
なのに、出来上がった映画は、そもそも、としまえんである必要のない作品。
それはあかんやろって思います。
としまえんである必要性を考えに考え抜いての結果であれば良いですが、ストーリーに立体感がないので、適当に考えたとしか思えない感じ。
それは、としまえん側に対して、すごく失礼だと思うのですが、どうなんでしょうか。
ふたつめは登場人物たちについて。
クラスメートの失踪について主人公たちは心当たりナッシング状態というのが冒頭に描写されておりますが、前半と後半で明らかな設定とストーリーの食い違いが生じてしまい、一貫性がなくなってしまう事態に。
前半の設定が本当なのか、後半の設定が本当なのか。観客は大混乱に陥ります。
おそらくオチを最初に考えないでシナリオを書き始めたのではないでしょうか。
そうでないと、このちぐはぐなシナリオの説明はつきません。
素人が考えたのかというくらい、酷い内容でございました。
今回のネタバレなし感想のまとめ
「としまえん」ならではの内容を期待していただけに、本当にがっかりしました。
この映画と比べたら『コンジアム』は、すごい高クオリティーです。
ホラー映画好きなら、DVDでチェックしてみては?ただし旧作で!って感じです。
という事で、今回は『映画 としまえん』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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