
ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。
今回は『リング』の中田秀夫監督が手掛けた『スマホを落としただけなのに』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきませぅ。
続編である『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が2020年2月21日に劇場公開予定でございます。
目次
『スマホを落としただけなのに』概要
製作:2018年アメリカ
日本公開日:2018年11月2日
上映時間:1時間56分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
『スマホを落としただけなのに』の予告編動画
『スマホを落としただけなのに』のあらすじ
稲葉麻美の恋人である富田誠は、仕事中にタクシーでスマホを置き忘れてしまう。
タクシーから降りて、少し時間が経過していたため、タクシーへスマホを取りに行くことができなかった。
麻美は誠へ電話をかけたところ、電話に出たのは見知らぬ男性だった。
スマホをタクシーで拾ったという彼は、いきつけのカフェに預けておくからと麻美に伝える。
麻美は、そのカフェに出向いて、無事に誠のスマホを手にすることができた。
その日を境に、誠と麻美の周囲では妙な出来事が起き始める。
一方、山奥で複数の女性の遺体が発見される。
全て同じ手口で惨殺されているため、警察は連続猟奇殺人事件として捜査を開始する。
今回利用した動画配信サービス
スマホを落としただけなのに
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『スマホを落としただけなのに』のスタッフ
監督:中田秀夫
脚本:大石哲也
原作:志駕晃『スマホを落としただけなのに』
製作:平野隆(企画プロデュース)、刀根鉄太、下田淳行、辻本珠子
音楽:大間々昴、兼松衆
主題歌:ポルカドットスティングレイ「ヒミツ」
『スマホを落としただけなのに』のキャスト(出演者)
稲葉麻美:北川景子
加賀谷学:千葉雄大
浦野善治:成田凌
富田誠:田中圭
毒島徹:原田泰造(ネプチューン)
小柳守:バカリズム
武井雄哉:要潤
杉本加奈子:高橋メアリージュン
大野俊也:酒井健太(アルコ&ピース)
天城千尋:筧美和子
宮本まゆ:松山愛里
池上聡子:岩井堂聖子
山本美奈代:桜井ユキ

スマホを落としただけなのに
『スマホを落としただけなのに』原作小説について
本作の原作は、志駕晃さんの小説になります。
この作品は、2016年の第15回『このミステリーがすごい!』大賞で最終候補に残った作品でして、受賞には至らなかったものの、加筆修正が施されて、出版という運びになりました。
受賞しなくても出版したということで、内容が良かったんだろうなぁということが推察できますね。
その後、続編となる小説『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』を発表。
さらに2020年1月9日にはシリーズ第三弾となる作品『スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス』が発売されました。
こちらの作品は現時点では映像化の話はないようですが、映画化される『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の興行収入が良ければ、3作品目も映画化されるかもしれません。(評判が良ければではない点に注意したいところ)
『スマホを落としただけなのに』のネタバレなし感想
想像していた映画とは違った
わたしは原作未読状態で鑑賞しました。
スマートフォンを落とした代償が、どのようなものなのか……それを間近に感じることができるホラー作品かと思っていたんですよね。
でも、実際、劇中では、殺人事件が起きるし、スマホ関連の事件はなかなか起きないし、サイバー犯罪っぽいのもそんなに登場しないし……ということで、期待していた内容とは全然違うもので、
なにこれ??
という感じが否めない映画になっておりました。
内容が悪い訳ではないのですが、1回か2回みた予告編との印象とは、全く異なるストーリー展開だったので、コレジャナイ感を抱く結果になってしもうた。
犯人もなんだか中盤で見当がついてしまい、しかもなんとなく動機もわかってしまうので、ミステリーやサスペンスとして中途半端。
また、スマホを落としたことによる、情報漏えいにまつわる恐怖エピソードが、サラッ流されていることから、ホラーとしても半端になってしまっています。
アカウントの乗っ取りがあったりしても、その後すぐに別の事件が発生し、登場人物が新しい事件のほうへ向いちゃうので、恐怖を感じる前に、物語が移行してしまったのは残念でした。
役者さんのパワーが素晴らしい
内容は、正直、イマイチだったので、途中途中ですごく退屈に感じました。
何度も挫折しかけた……。
それでも、なんとか最後まで鑑賞できたのは、ひとえにキャストの方々の演技のおかげです。
彼らのパワーで、なんとか結末まで見届けることができました。
終盤以降は、あまりにも大げさすぎてコメディーになった感が否めませんが、それでも俳優さんには感謝したい。
逆に、この役者さんたちだったから、まだギリギリ映画として踏ん張っているけれど、この脚本で普通は映像化しちゃいけないって思うんですけどね。
全てを詰め込んで失敗した
原作を読んでいないので間違っていたらごめんなさい。
どうも、本作も『十二人の死にたい子どもたち』と同じ失敗をしてしまっているような気がします。
小説を映画化する時に、まず最初にしなければいけないのは、内容の削ぎ落とし作業なんですよね。
全てを映像化するには2時間は短いので、どこを使うのか、どこを使用しないのかの判断をしないといけません。
普通は監督や原作者や複数のシナリオライターを交えて、その作業をおこなうのですが、おそらくこの作品では、そのような作業はおこなわれておりませんね。
原作にある要素を、なるべく映像化しようと、シナリオにむちゃくちゃ要素を詰め込んでしまったのではないでしょうか。
その結果どうなったのかというと、非常に中途半端な映画になった訳です。
恐怖も中途半端だし、ミステリーとしても半端。
一体だれに向けての映画なんだろう……。
スマホを落としたらダメだよっていう警告系なら、もっとそちらに比重を置くべきだし、ミステリーならもっとミステリー要素を強くするべきで、軸足の定まらない作品って感じ。
決して悪い訳ではないのですが、印象に残らない映画になってしまっていて、とても残念ですね。

『スマホを落としただけなのに』のレビューや評価
成田凌の演技はよかった。他はどうかと思ったが。
Yahoo!映画
正直予想以上に面白く、最後まであっという間に見終わってしまった印象。
Yahoo!映画
地味ーな嫌なことが続いた方が面白かったのでは。
Yahoo!映画
『スマホを落としただけなのに』のネタバレなし感想のまとめ
スマホを落としたことによって、サイバー犯罪に巻き込まれる……そんな恐怖を堪能できるのかと思いきや、普通のミステリー映画でビックリ。
さらに、ミステリー寄りというよりも、人間ドラマに主軸が置かれているため、ターゲット層が迷子になってしまった、そんな映画です。
ホラー映画やサスペンス、ミステリー映画をあまり鑑賞していない方であれば楽しめるタイプの映画でした。
という事で、ここまでは『スマホを落としただけなのに』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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『スマホを落としただけなのに』のネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

結末に明かされる謎は必要だったのか?
なんとなく予想できたけれど、映画のラストに登場する、稲葉麻美のなりすましの件。
犯人である浦野善治も、誰かになりすましながら生きていたので、その対比を狙ったのかもしれません。
原作小説の方はわからないのですが、少なくとも映画では、その対比が機能しておらず、「なんで、こんな要素を今更ぶっこんできたのか」と首を傾げずにはいられない。
「その女アレックス」のように、そのアイデアが作品のコアとなるのであれば、まだわかるのですが、映画ではとってつけたような印象が強く、せっかくのアイデアも死んでしまった感じがします。
中盤からの展開に、このアイデアを絡ませておけば、まだ納得できたわけですが、原作のアイデアを映像用に作り変えることを怠ったおかげで、『スマホを落としただけなのに』は普通か、それ以下の作品になってしまいました。
残念。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!







