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自主制作映画『フェイド・トゥー・インサイド』のネタバレあり感想
(C) 2018 Yusuke Takahashi
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ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。

今回は、Amazon プライムビデオにて発見した自主制作映画『フェイド・トゥー・インサイド』という作品のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきませぅ。

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『フェイド・トゥー・インサイド』概要

製作:2018年日本
上映時間:22分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
注意事項:本作の鑑賞は、16歳以上を推奨しております。

予告編動画

あらすじ

自分の記憶が途切れ途切れになっていることに気付いた男。

記憶の欠損の頻度は増していき、状況の把握ができないでいた。

そんな彼は、ある時、見知らぬ場所に閉じ込められている状態で目を覚ます。

今回利用した動画配信サービス


Amazon プライムビデオ

アマゾンのプライム会員であれば、無料で視聴する事ができます。ただし、配信期限があるので、興味がおありであれば、可能であれば、お早めの視聴をオススメいたします。

スタッフ・キャスト

監督・脚本・製作: 高橋佑輔
出演者: 田村祐貴、加藤大智、渋谷樹翔



アマプラで公開されている映画作品

本作は自主制作作品となっておりまして、Amazon プライムビデオにて配信されている作品でございます。

YouTubeにてアップされている予告編にも書かれておりますね。

他の動画配信サービスでは視聴できません。

もし、興味がおありの方は、Amazonプライムビデオにてご覧ください。

2020年3月16日時点では、見放題作品にラインナップされておりますし、会員になっていなくても、動画レンタルと購入ができるようになっております。

ダークな雰囲気のホラー映画

公式では、本作はスリラー映画に属するようです。

しかし、私が鑑賞したところ、「いや、これはホラー映画ともいえるな」と感じた次第でございます。

どうして、私がホラー映画だと感じたかについては、本記事の下部にて書いておりますネタバレあり感想に記載いたします。


さて、本作は好き嫌いがはっきり分かれるタイプの映画になっております。

Amazonプライムビデオのレビューでも、賛否が真っ二つになっていました。

本作は、不気味な雰囲気を楽しむタイプの、私がいうところの「雰囲気系映画」となっております。

監督や脚本家の方の世界観を堪能する系統の映画になっているので、そういったタイプがお好きであれば、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

塚本晋也監督の『HAZE ヘイズ』に近い空気感があって、個人的には大好きです。

病院のソリッドシチュエーション

完全なるソリッド・シチュエーション・スリラーという訳ではありませんが、一応、場面によって、病院に閉じ込められているので、一種のソリッド・シチュエーション・ムービーといえます。

短い作品のため、ソリッドシチュエーション作品において重要な閉塞感は、本作では描写・演出されておりませんので、そういうものを狙って鑑賞するとNGとなります。

本作では「日常ではないなにか」を描写するために、病院という場所に主人公を閉じ込めた感じですね。


病院における各シーンは、私は割と好きだったりします。

CGを安易に用いることなく、異常な場所であることを、編集で見事に描いていて、「おぉ~」って唸った次第です。

CGを使用するような費用がなかったのかもしれませんが、アイデアでカバーしている点が好印象でしたね。

つならないと感じる人は多い映画

オチが最初にわかってしまう点は、ちょっと残念でした。

「もしかして、こういうことなのかな??」と想像して、そのまま、どストレートに想像通りのラストにツッコんでいった感じ。


また、本作はとにかく主人公の周辺にある情報が、観客に提示されないんですね。

その部分を楽しむ映画ではありますが、ある程度の情報が欲しい方や、それらの情報を元に考察したいという方には、思い切り不向きな映画になっているので、注意が必要です。

雰囲気系映画に加えて、情報がほぼナッシング状態なので、人を選びまくる映画となっております。

だからですね、「つまらない」と感じる方が多いかもしれません。

鑑賞する際は、ご自身の映画の趣味と相談の上、ご検討くださいまし。

レビューや評価

自主制作映画であるため、Yahoo!映画には情報ないないです。

Amazonのページでは、レビューが掲載されておりますので、そちらをご参考にどうぞ。

フェイド・トゥー・インサイド

今回のネタバレなし感想のまとめ

日本人製作の自主制作映画って、なかなか当たりがないっていうのが実情です。

そもそも自主制作映画を映画館で上映したり、映像制作会社が資金を投入してセルフリメイクするという状況が、日本にはありませんからね。

そういうシステムがある程度確立されていると、観客をイメージしてエンタメというものを意識できるのですけどね。


日本での自主制作映画は、監督や脚本家のやりたいことや主張したいテーマをゴリゴリ描写するタイプが多い訳です。

そうなってくると、ハマるかどうかが重要な鍵になってくるので、自主制作映画の鑑賞はバクチみたいになるんですよね。


でも、今回のように、自分にとって「当たり」を引く快感は、DVDでリリースされたZ級映画の当たりを引くときよりも大きいので、なかなかやめられません。

オススメすることはできない映画ですけれど、雰囲気系映画を好んでいる方や『HAZE』が好きな方は、一見の価値ありです。


という事で、ここまでは『フェイド・トゥー・インサイド』のネタバレなし感想でした。

これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。


そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

Amazonプライムビデオ


フェイド・トゥー・インサイド

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ネタバレあり感想

そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

フェイド・トゥー・インサイド
(C) 2018 Yusuke Takahashi

本作は、主人公の現実パートと深層心理の世界である病院のパートの二部構成によって、ストーリーを進行させています。

それをかなり早いペースにて、交互で観客に見せることにより、一種の不気味さと収まりの悪さを与えるように設計されていました。


本作は主人公の周辺情報を徹底的に削ぎ落としています。

必要最低限の情報しか、観客に明示されておりません。

さらに、視点を主人公に固定することにより、観客は主人公と同じ奇妙な体験を追体験できるように構成されております。

主人公は自分がどのような状況にいるのか、理解できていない訳ですが、それは観客も一緒なんですね。


この、自分がいま、どのような状況に陥っているのかわからないという恐怖を、本作では味わうことができます。

また、自分の身になにが起きたのか?を主人公と一緒に……というか主人公より先んじて想像することにより、強烈な現実につきあたり、より一層の恐怖を堪能できる仕組みになっていると、私は考えます。


終盤における展開については、いきなり情報を観客に与えすぎているので、好きではないのですが、トータルで考えると、鑑賞して損はしなかった!と思えるクオリティーでした。

何度もお伝えしておりますが、『フェイド・トゥー・インサイド』は好き嫌いの分かれる作品となっております。

そのため、ご自身の映画の趣味と相談してから、鑑賞するかどうかのジャッジをしてくださいね。


という訳で、今日はここまで。

本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

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フェイド・トゥー・インサイド
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