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『リング』をガン無視したホラー映画『貞子』のネタバレなし感想
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どーも、四十郎のおっさん999です。

2019年は、驚くべき事にハリウッド版『リング』の3作目が公開されました。新しく生まれ変わるサマラ様にガクブルですが、日本も負けじとばかりに、『貞子』が公開。

時系列的には『リング2』の続編という、これまた複雑な立ち位置の作品になっております。


監督は中田秀夫監督。最近はホラー映画が不発続きのため、ちょっと心配。しかし、それ以上に心配なのが脚本です。

なんといっても『貞子』の脚本を担当するのが、『貞子3D2』を手掛けた人なんですよね。『貞子3D』は個人的にとても頑張った良作であると思っています。しかし、続編はガッカリ仕様になって、残念。

そんな作品を世に出した人がシナリオを手掛けるという事で、( ゚д゚) 状態です。

一体どんな映画だったのか。今回は『貞子』のネタバレなし感想を書いていきます。

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『貞子』概要

製作:2019年日本

日本公開日:2019年5月24日公開

上映時間:99分

オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)

予告編動画

あらすじ

心理カウンセラーである茉優の勤め先の病院に、警察に保護された少女が入院してくる。

少女は自分の名前を言えず、また何も喋ろうとしない。

少女のカウンセリングにあたる茉優だったが、彼女は気付いていなかった。

少女の周囲で不穏な現象が発生している事を。

一方、茉優の弟である和真はYouTuberとして活動していた。

しかし動画の再生回数が伸びない事に焦りを感じる。

そして和真は動画の人気でも高いオカルト系の映像に手を出すのだった。

スタッフ

原作:鈴木光司『タイド』

監督:中田秀夫

脚本:杉原憲明

音楽:海田庄吾

主題歌:女王蜂「聖戦」

エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎

キャラクター:キャスト(出演者)

秋川茉優:池田エライザ

石田祐介:塚本高史

秋川和真:清水尋也

謎の少女:姫嶋ひめか

藤井稔:桐山漣

祖父江初子:ともさかりえ

倉橋雅美:佐藤仁美

貞子:???



貞子

おっさんのネタバレなし感想

うーん、これは凄い。

『貞子3D』や『貞子VS伽倻子』以上のコレジャナイ感満載の映画でございました。

これ、正統な続編ですよね??

どうして、こんな『リング』と似ても似つかない作風と物語になったのでしょうか。

描きたいテーマは何となくわかりますが、それが作品と全く噛み合っておらず、脚本を手掛けた人は、おそらく『リング』を観た事ないんじゃないですかね??

別に貞子を使って描く必要のない作品。

『こどもつかい』を彷彿とさせる、ダメダメホラーでした。

良いところ

中田秀夫監督だったから、かろうじてラストまで鑑賞する事ができました。

ギリギリ、ホラー映画になっていた印象。

中田監督なので、見せ方は上手なんですが、いかんせん、脚本が悪すぎて、演出でそれらをカバーする事ができない状態。

おそらく、当分、日本で『リング』関連の映画は製作されないのではないでしょうか。

というか、どうして高橋洋さんを脚本に起用しなかったのか、それが不思議でなりません。

悪いところ

本作最大の失敗は、貞子の性質そのものを都合よく変容させてしまった点にあると思います。

呪いに一定のルールがあってこそ、助かるか否かという恐怖が発生し、観客もハラハラする訳ですが、貞子の呪いの矛先がブレにぶれていて、わかりくい。

というか、わからない状況。


また、元凶となった映像が本作では、ファンサービス的な要素として盛り込まれているに留まっていて、結局のところ、何がどうなって現代まで貞子の呪いが生き残っていたのか、わからずじまいでした。


さらには、メインとなるはずの貞子の姿を捉えた映像についてのストーリーはそっちのけ状態。

本作の主題は、不幸な少女を救済するという物語で、そのふたつを並行して映画が進行するため、様々な要素が全て中途半端になっておりました。

今回のネタバレなし感想のまとめ

結局のところ、一体、なにを描きたかったのか、さっぱりわかりませんでした。

もっと、こうあるだろう!

って突っ込みたくなる作品でしたね。

映画としまえん』といい、本作といい、どうして邦画ホラー映画は、こんなにクオリティーが低いのか……。残念無念です。


という事で、今回は『貞子』のネタバレなし感想でした。

それでは、今日はこの辺で。

しーゆー!

ネタバレあり感想


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