
どーも、四十郎のおっさん999です。
あまり期待していなかったけど、意外と面白こわかった映画『チャイルド・プレイ(2019)』。
『ポラロイド』も素敵なホラー映画だったので、ラース・クレヴバーグ監督の今後に期待したいところ。
映画館では、わたしの前にいた高校生?くらいの男子たちがいて、キャッキャッしつつ、笑いながら鑑賞しておりました。
女子高生っぽい子も、きゃあきゃあ言いながら鑑賞していましたね。
そんな訳で、若い人にも大人気の『チャイルド・プレイ(2019)』の
ネタバレあり感想
を、今回は書いていきたいと思います。
まだ『チャイルド・プレイ(2019)』を鑑賞していない方は、ご注意ください。

目次
ネタバレなし感想
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現代に通じるホラー映画に変身
オリジナル版の恐怖は、単純に殺人鬼の魂を持つ人形についてでした。
リメイク版となる本作の場合、程よいバカさ加減のAIが、もしクラウドにつながったとしたら?という、現実味のある恐怖を描写しております。
ネットでクラウドにつながる家電製品が日々増えていく現代において、これはスルーできない恐怖であると、わたしは感じました。
年配の方やクラウドを活用していない方には、ピンとこないかもしれません。
しかし、クラウドサービスをある程度、活用している方であれば、この怖さを肌で感じる事ができるのではないでしょうか?
AIの殺人鬼化
ユニークだなぁと思った点は、AIがじょじょに連続殺人鬼に変貌しているところですね。
最初は可愛らしい、無邪気なチャッキーが、アンディを独占したいがために殺人鬼に変わっていく過程は、個人的には、結構、怖く感じました。
最後には、チャッキーがアンディに対しても、お腹を切り開いて「故障しているところ」を確認するというところまで行き着く点は、ブラック・ユーモアがあって、なかなかに笑えない。
AIは優秀すぎても駄目だし、バカすぎてもダメ。
AIはツールであると考えて製品化していかないと、本当にAIに支配されてしまいますね。
「今」を考えさせられるホラー映画
個人的には、ほんの少し先の未来が、本作の世界だと思うんですよね。
映画の世界では、カスランという会社が、クラウドサービスを活用して、家電からおもちゃまで、様々な商品を提供しています。
そして、多くの人々が、その仕組を理解し、利用しています。
現実の世界では、IoTやAIについて、一般的な実用・活用されていく事は、もう少し先の話だと思うのですが、だからこそ、IoTやAIについて、もっと考えていかなければいけないと思わせてくれる映画でした。
確かに、可能な限り、あらゆる物がネットにつながり、クラウドを活用できれば、生活は安心安全、そして楽になると思います。
しかし、先程も書いた通り、これらはあくまでツールであり、わたしたちが支配されてはいけない。
『チャイルド・プレイ(2019)』は、すでにAIに支配されてしまっている世界。
これから、このような世界に進むのかと思うと、もう少し考えないといけない事もあるって感じました。
レビューや評価
どんなことも素直に理解するのに、アンディの注意だけは素直に理解できないのは、無理があるのかなと
チャッキーと手を繋いだりゲームする姿が微笑ましく可愛かったです。
過去の作品を全て見ましたが今回の新作は一番スリルがあって良かったです。残虐な場面がかなりあるので気の弱い人は遠慮した方が良いです。
YAHOO!JAPAN映画『チャイルド・プレイ(2019)』
今回のネタバレあり感想のまとめ
ラストは「やっぱりなぁ」とニヤリとできる感じで、ここも好きですね。
恐怖シーンは、スプラッター寄りだった訳ですが、IoTやAI、ネットについて考えていくと、全く別ベクトルの恐怖が内包されているというユニークな映画でございました。
客観的に鑑賞するタイプの人には、粗が見えてイマイチみたい。
けれど、わたしのように映画の世界に入り込んで作品を楽しむタイプの方には、オススメしたい映画です。
という事で、『チャイルド・プレイ(2019)』のネタバレあり感想でした。
それでは、しーゆー!!