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2009年制作の映画『ファイナル・デッドサーキット』のネタバレなし&あり感想
(C)MMV New Line Productions,Inc.
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ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。

今回は、『ファイナル・デスティネーション』シリーズの4作目『ファイナル・デッドサーキット』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきませぅ。

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『ファイナル・デッドサーキット』概要

原題:『THE FINAL DESTINATION』

製作:2009年アメリカ

日本公開日:2009年10月17日

上映時間:1時間24分

オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)


本作は3D作品として制作されました。

映画館で上映されたときのタイトルは『ファイナル・デッドサーキット 3D』。

ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』が2009年に製作されているため、『ファイナル・デッドサーキット 3D』ではまだ、奥行きを見せるという考えがなく、飛び出す演出がメインになっています。

シリーズ作品で、唯一、原題にナンバリングが存在しない作品。

監督を務めるのは2作目である『デッドコースター』を手掛けたデヴィッド・R・エリス。

予告編動画

簡単なあらすじ

大学生のニックは、恋人のミーリ、友人のハントとジャネットと一緒に、マッキンレー・スピードウェイを訪れていた。

白熱するデッドヒートに大興奮する観客たち。

その時、ニックは、クラッシュする1台の車により、サーキット場が大惨事に見舞われる光景を予知してしまう。

ニックやローリ、ジャネットの他に警備員や数人の観客がサーキット場の外へ出る。

直後、サーキット場が阿鼻叫喚の地獄絵図になってしまい、ニックの予知夢は現実のものとなってしまった。

惨劇を目の当たりにしてショックを隠せないニックたちだったが、危険は完全に回避できていないことに、ニックは気付く。

本作を視聴できる動画配信サービス

U-NEXT

会員見放題にて視聴可能。配信期限がありますので、ご注意ください。

本ページの情報は2021年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。


Amazon

動画レンタル、もしくは動画購入にて視聴可能。

2021年3月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。

スタッフ

監督:デヴィッド・R・エリス

脚本:エリック・ブレス

製作:クレイグ・ペリー、ウォーレン・ザイド

製作総指揮:リチャード・ブレナー、ウォルター・ハマダ、シーラ・ハナハン・テイラー

音楽:ブライアン・タイラ

キャラクター:キャスト/出演者(日本語吹き替え版声優)

ニック:ボビー・カンポ(田中直樹(ココリコ))

ローリ:シャンテル・ヴァンサンテン(里田まい)

ジョージ:ミケルティ・ウィリアムソン(斉藤次郎)

ハント:ニック・ザーノ(岩田光央)

ジャネット:ヘイリー・ウェブ(世戸さおり)

サマンサ:クリスタ・アレン(たくませいこ)

アンディ:アンドリュー・フィセラ(はるな愛)

カーター:ジャスティン・ウェルボーン(北沢洋)

シンシア:ララ・グライス

ナディア:ステファニー・オノレ(遠藤舞)



ファイナル・デッドサーキット (字幕版)

ネタバレなし感想

吹き替えがひどい問題発生!

今回、おっさんはアマプラで字幕版を視聴したので、この問題にエンカウントしませんでした。

検索窓の予測に「ファイナルデッドサーキット 吹き替え ひどい」なんて登場したので、何事かと思いきや、『ファイナル・デッドサーキット』のメインの吹き替え陣が、ココリコの田中直樹さん、里田まいさんが演じていらっしゃいます。

おそらく、この二人の吹き替えのクオリティー……というかお芝居のレベルがひどかったのかと推測します。

YouTubeで動画があがっていないか調べたのですが、さすがに吹き替え版の動画はアップされておりませんでした。

Amazonプライムビデオでも吹替版は配信されていないので、現時点では、おっさんの方で確認できないのですが、これから鑑賞したいと考えている方は、吹き替え版ではなく、字幕版の視聴をオススメいたします。

レントゲンのような演出は良い

ファイナル・デッドサーキットオープニングシーン
(C)MMV New Line Productions,Inc.

オープニングシーンでは、シリーズを通しての死に方が、レントゲンのような演出で紹介されています。

この演出は、なかなかクールですね。

『ファイナル・デッドサーキット』では、この演出で貫き通すのかと思いきや、そうでもなかったので、そこは残念ですね。

物語は、完全にマンネリに入っているので、このレントゲン演出をメインで、随所に施して欲しかったなぁ。

グロい描写ばかりで気が滅入る

3作目では、死の運命から逃れる方を重視するのではなくて、死に様にフォーカスしておりました。

その時に嫌な予感を抱いたのですが、4作目である『ファイナル・デッドサーキット』、完全にダメな方へハンドルをきった感じです。

『ファイナル・デスティネーション』を生み出したジェームズ・ウォンが、『ファイナル・デッドコースター』でグロ描写メインにしちゃったので、「それじゃ、色んな死に方を描いてやろうぜ!」と、ノリノリでグロ描写満載にしてしまった『ファイナル・デッドサーキット』。

グロテスクな描写を好きでいる方にとっては、それなりに支持されるのかもしれないですが、純粋に映画を楽しみにしている方にとっては、もう序盤でお腹いっぱい状態になります。

ただでさえ、『ファイナル・デッドコースター』で十分だと思っている人にとっては、「どうして製作したのか??」って首を傾げてしまうほど。

派手な死に方に力を入れまくってしまったため、次の問題に繋がってしまいました。

一気に安っぽくなった『ファイナル・デッドサーキット』

ファイナル・デッドサーキットの蛇の暗示
(C)MMV New Line Productions,Inc.

死に方をドンドン派手にしていくと、結局、手っ取り早い方法で描写していくことになります。

3作目は、そのバランスが上手でして、それなりにハラハラ・ドキドキできたわけです。

しかし、本作は、最初のサーキット場からCG使いまくりで、すごく違和感を感じてしまった。

まるで、ヒット映画の続編だからと鑑賞したのに、続編はテレビ映画として作られちゃって、あまりのクオリティーの差にビックリするかのよう。

シリーズ作品なのに、ヒット映画の亜種なのか?っていうほどの違和感です。

CGをふんだんに使用していることにより、むちゃくちゃ安っぽい映画になってしまった。


映画の展開が、あまりにも現実離れしているからこそ、演出でリアリティーをある程度だしていかないと、怖く感じないのがホラー映画なんですよね。

しかし、この映画は、方法を完全に間違えてしまい、スプラッタームービーになってしまいました。

結果的にスプラッターになるのなら良いのですが、それをメインにしちゃっているので、シリーズ特有の「死を回避できるか」というハラハラ感が、他の作品に比べて、凄く薄くなりました。

ヒントがヒントしなかった

『ファイナル・デッドサーキット』において、死を回避するヒントは、主人公の予知夢だけです。

前作では写真だったので、他のキャラクターと一緒になって考えることもできました。

しかし、本作は主人公の頭の中だけでヒントが登場してしまうため、回避行動が上手に機能しませんでした。


このあたりは、それこそトニー・トッド演じる謎のキャラクター、ウィリアム・ブラッドワースを登場させて、主人公たちにヒントを与えた方が、よりスムーズにストーリーが展開したのではないでしょうか。

ビジュアルメインに振り切りすぎて、シリーズとしては失敗してしまったという印象が拭えないですね。

レビューや評価

ストーリーの内容は薄い。

YAHOO!映画

3D感ある死に方にこだわりすぎていてちょっとありえない死に方がシリーズ中でも一番多いです。そして、ストーリーもぶっちゃけ一番面白くなく中身がないです。

YAHOO!映画

まあ安定しておもしろいっすよ。ただ1作目とかのほうがはるかに面白いけどな。

YAHOO!映画

ネタバレなし感想のまとめ

さすがにシリーズを重ねすぎた感が否めない『ファイナル・デッドサーキット』。

3作目はまだ面白く感じることができたけど、本作は約80分であるにも関わらず、途中で退屈に感じるところもあって、とても残念な作品でした。

時間があって、グロ描写が好きな方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


という事で、ここまでは『ファイナル・デッドサーキット』のネタバレなし感想でした。

これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。


そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

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ネタバレあり感想

そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

ファイナル・デッドサーキットの終盤の映画館
(C)MMV New Line Productions,Inc.

序盤のサーキット場と終盤の映画館について

本作も、今までのシリーズ作品と同じく、序盤で予知夢を見た主人公が、数人を助けて、その後に死の運命につきまとわれるという内容。

本作でユニークだったのが、終盤において、もう一度、主人公が大掛かりな予知夢を見る点ですね。

ラストに予知夢を再度みるのではなくて、クライマックス直前に見るというのが、個人的には「おっ??」となりまして、そこから、さらなる展開を期待したわけです。

もう一度、死の運命に抗った結果、その運命を完全に遠ざけるといった、完結に向かう物語を期待したのです。


しかし、実際は、場所がサーキット場から映画館へ変更しただけで、そこに繋がりは一切なく、ただ盛り上がりポイントとして脚本に組み込まれただけでした。

サーキット場と映画館の繋がりをもっと強くして、完結に向かうような展開を用意しておけば、それなりの評価になったでしょう。

派手な描写に意識を集中しすぎて、なんとも残念な仕上がりでございました。

エンディングに納得いかない

2作目である『デッドコースター』は鑑賞していないのですが、1作目3作目のラストは、とても好感の持てるものでした。

特に1作目である『ファイナル・デスティネーション』のラストは秀逸です。あまりにも秀逸すぎて、おっさんは「もう続編とかいらないよ!」とまでなりました。

3作目である『ファイナル・デッドコースター』は1作目には及ばないまでも、そのエンディングは、なかなかに良かった。

主人公たちが生きるか死ぬか。それは誰にもわからない終わり方が、このシリーズらしい終わり方です。


しかし、本作では、最後にトラックに轢かれて全員死亡するというラストを用意してしまいました。

最後の最後まで、グロ描写に頼ってしまったのが残念。

最後さえ、シリーズのお約束を守っていれば、まだ「まぁまぁ良かったかな」で終わったのに……。

どうして、こんなはっきりと、全員死亡エンドで締めくくったのか、そこが非常に謎ですな。


という訳で、今日はここまで。

本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

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