へレディタリー/継承

どーも、四十郎のおっさん999です。

思っていたストーリーとだいぶん違っていたホラー映画『へレディタリー/継承』。

わたしは、亡くなったおばあちゃんから引き継いだ物により引き起こされる恐怖体験を想像していたのですが、全然違うベクトルに話が進んで、ビックリしました。

賛否のわかれる作品ではありますが、個人的には大好きな映画です。

さてさて。

今回は『へレディタリー/継承』の



ネタバレあり感想



を書いていきたいと思います。

まだ本作を見ていないという方は、今回の感想をスルーしてください。







ネタバレなし感想

『へレディタリー/継承』のネタバレなし感想




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おばあちゃんの戦略が怖すぎ

本作において、一番怖いのは伝聞形式と写真でしか登場しない、おばあちゃんとなります。



アニーの場合

彼女は、幼い頃に夢遊病を発症。大人になってからは落ち着いていたものの、息子のピーターとぶつかる事が多くなってきてから、また発症し始めるのですが、実は夢遊病ではないっぽいんですよね。

アニーは夢遊病などではなく、おばあちゃんによって催眠を施されていたのではないでしょうか。

何かの拍子に催眠状態、トランス状態に陥り、その間に悪霊のようなものが、彼女の中に入り込む。もしかしたら、悪霊ではなく、おばあちゃんそのものだったのかもしれません。

おばあちゃんは、自身が亡くなった後、アニーとその子供たちの間が不仲になるよう、アニーに催眠をおこなったのではないかと、推測します。

また、チャーリーをアニー自身の決断により、おばあちゃんに託したと錯覚させるようにも仕向けているように思います。



スティーブの場合

おばあちゃんが人を操るような人であったため、スティーブは自分の家族を守るべく、おばあちゃんとの距離を置くようにしたのですが、これもおばあちゃんの計算だった可能性が高い。

スティーブは自分の考えと決断によって、距離を置いたと思っているけれど、そもそもおばあちゃんは人を操るのですから、スティーブを操っていたとも考えられます。

そのため、スティーブもまた、おばあちゃんの掌で踊っていたのかもしれません。



ピーターの場合

男の子であり長男であるピーターに対し、おばあちゃんは彼が生まれる前から器にしようと考えていたようです。

彼にチャーリーを殺める役目を担わせ、アニーと喧嘩をさせ、ピーター自身にも罪悪感を抱かせるように仕向けたように思えます。

本作において、個人的には一番不遇だったように思います。

お母さんに望まれなかった子供。おばあちゃんにも望まれていない。

さらに、心霊現象に数多く遭遇するばかりか、おばあちゃんを崇拝していた人たちに敵視される。

彼の気持ちを考えると、やりきれない。



チャーリーの場合

『へレディタリー/継承』において、おばあちゃんに次いで謎の多いキャラクターであるチャーリー。

おばあちゃん子というか、ほぼ、おばあちゃんに育てて貰ったという感じです。

おばあちゃんにとって、彼女は娘以上に特別だったようで、彼女を悪魔の王の1人に転生させるのですが、このあたりの理由は劇中で全く明らかにされていないので、最後まで不気味な女の子のままです。

ただ、チャーリー自身は何も知らされていないため、彼女もピーターの体を借りて復活した際、戸惑っているシーンがありました。

それでも、彼女はおばあちゃんを信じて、最後には事実を受け入れているので、凄く不気味な存在へと昇華しています。




どの部分が<トラウマ級>なのか

人によって色んな意見や考えがあると思いますが、本作の一番怖いところは、自分の存在を否定されてしまう点ではないでしょうか。

特にピーターは、祖母からも肉体だけ必要とされ、そのアイデンティティは否定されています。

さらには、母親からも「本当は産みたくなかった」と必要とされていなかった事が劇中で明らかになります。

ピーターからすると、生まれてきた事そのものが間違いだと否定された訳で、もし、これが自分だったらと思うと、心底ゾッとします。

生まれてきた意味を否が応でも考えてしまう。本来なら、そんな事は思春期で解決しているはずの問いかけなのですが、高齢化社会に向かっている現代において、その再確認は恐怖以外のなにものでもありません。

もし、自分が親を介護するため<だけ>に生まれてきたのだとしたら?

それを受け入れる人もいるでしょうし、そうでない人も、もちろんいるはずです。

でも、その時がこないと考えたくない問題のはずで、それを力ずくで思考させようとする本作は、確かにトラウマクラスのホラー映画であるといえます。




レビューや評価

来る?来る?怖いのかっ?怖いのかっ?と引っばって引っばって
最後の最後で、なにこの王様ゲーム….。

感想は、「これが怖い(しかもトラウマ級)って本気で言ってるのか?」という怒りにも似た思いが頭を駆け抜けた後「だってこれ殆ど終盤コメディーじゃん」という何とも言えない情けなさが漂う感じでした。

前半が全部伏線。
母親がセミナーみたいので家族の事を告白するシーンが全部後で生きてくるし、ミニチュアも心理状態が描かれてる。

YAHOO!JAPAN映画『へレディタリー/継承』




今回のネタバレあり感想のまとめ

他のホラー映画とは、全く別ベクトルの恐怖という訳で、これは人を選ぶ作品ですね。

安易に人にオススメできない、とんがった映画であります。

あぁ、映画館で鑑賞したかった。

という事で、『へレディタリー/継承』のネタバレあり感想でした。

それでは、しーゆー!!




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