映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、「ウェンディゴ」という、カナダのネイティブアメリカンに伝わる伝承を基に製作されたホラー映画『アントラーズ』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
アントラーズっていう文字を見ると、どうしてもサッカーを連想してしまいますが……。
ちなみに、タイトルとなっている「Antler」の意味は、「シカの枝角」だそうです。
本作のタイトルは複数形になっております。
映画を見終わった後に、改めて原題を見てみると「なるほど、うまいタイトルだな」って思いました。
目次
『アントラーズ』について
原題:『ANTLERS』
製作:2021年アメリカ
日本公開日:劇場未公開(配信は2022年1月5日スタート)
上映時間:99分
オススメ度:★★★☆☆(三つ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
オレゴン州にある小さな田舎町。
教師のジュリアは、生まれ故郷である町に戻ってきたものの、上手く馴染めずにいた。
ジュリアは、内向的な生徒であるルーカスの様子が気にかかる。
虐待を疑ったジュリアは、ルーカスの家を訪ねるものの、どうも様子がおかしい。
結局、何もできないまま、時間は過ぎていく……。
一方、ジュリアの弟で保安官のポールは、惨殺事件や行方不明者の報告を受ける。
野生生物の仕業だと思いたいポールだったが……。
本作を視聴できる動画配信サービス
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スタッフ
原作:ニック・アントスカ『The Quiet Boy』
監督・脚本:スコット・クーパー
脚本:ニック・アントスカ、C・ヘンリー・チェイソン
製作:J・マイルズ・デイル、デヴィッド・S・ゴイヤー、ギレルモ・デル・トロ
製作総指揮:ニック・アントスカ、ジム・ロウ、ケヴィン・チューレン
音楽:ハビエル・ナバレテ
キャラクター:キャスト(出演者)
ジュリア・メドウズ:ケリー・ラッセル
ポール・メドウズ保安官:ジェシー・プレモンス
ルーカス・ウィーヴァー:ジェレミー・T・トーマス
フランク・ウィーヴァー:スコット・ヘイズ
エイダン・ウィーヴァー:ソーヤー・ジョーンズ
ウォーレン・ストロークス:グラハム・グリーン
ダン・レクロイ:ロリー・コクレーン
ブース校長:エイミー・マディガン
クリント:コディ・デイヴィス
アントラーズ (字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
雰囲気系のホラー映画
全体的にのんびりしているホラー映画です。
序盤から、淡々としたストーリー展開で、不気味な空気感を大切にしている映画。
ただ、あまりにものんびりしすぎていて、少し退屈に感じるかもしれません。
何かが起きているっぽいのですが、情報が観客にあまり提示されないため、雰囲気系のホラー映画が好きでも、途中で、少し眠気が襲ってくるような構成になっています。
私は雰囲気系ホラー映画が大好きなのですが、本作は途中で視聴を続けるか、ちょっと悩んでしまいました。
派手なホラー映画ではなく、どちらかというと、静かなホラーであるため、鑑賞するときは、ご自身の映画の趣味と相談することをオススメいたします。
クリーチャー目当てだと疲れる映画
本作は雰囲気系のホラー映画で、終盤まで、事件を引き起こしている異形がどんなものなのか……観客に示されません。
物語の終わりの方で、クリーチャーが登場するのですが、言い換えると、それまでクリーチャーは、ほぼ出てこないです。
そのため、クリーチャー目当てで、本作を鑑賞すると、大失敗すると思います。
全体的に、静かにストーリーが進行するタイプの映画なので、クリーチャー見たさで本作を鑑賞すると、かなり疲れるかな?
ウェンディゴの伝承を知っていると楽しめるかも?
私はウェンディゴの伝承については知りませんが、それなりに楽しむことができました。
ただ、伝承を知っていると、映画の展開について、色々と考察できるみたい。
劇中では、あまり掘り下げることのなかった描写について、伝承の知識があると、理解しやすい感じらしいです。
本作を面白い!と感じた方は、伝承について簡単に調べてから、本作を見直すと、色々な発見があるかもしれません。
グロいシーンあり
一部グロいシーンがありますので、苦手な方は注意が必要です。
グロ演出……というわけではなく、事件の邪悪さを描写するために構成されたものなので、グロ描写大好きな方は、あまり期待しない方が良いですね。
淡白なグロシーンとなっております。
口コミレビューや評価
下記サイトで『アントラーズ』レビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
ゆっくりしすぎている事と、キーパーソンとなるルーカスについて共感しにくい事……このふたつの要因があって、人を選ぶホラー映画になっています。
クオリティーの高いB級ホラー映画ではありますが、クセの強い作品なので、お時間に余裕のある方にだけ、オススメできるかな?
という事で、今回は『アントラーズ』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
動画
本作のDVD・Blu-rayは販売されていないようです。
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