
ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、ビビアン・スーさんが出演している台湾のホラー映画『人面魚 THE DEVIL FISH』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
本作をまだご覧になっていない方は、本作をご鑑賞頂いてから、この感想をお読み頂けたらと思います。
目次
ネタバレなし感想
ネタバレあり感想
シリーズ3作品目の映画らしい
何の情報も仕入れずに本作を鑑賞し、それなりに楽しむ事ができました。
で、ネタバレなし感想を書こうと思って少し調べてみると、本作はシリーズ物らしいのです。
台湾に怪談や都市伝説として伝わる「紅い服の女」を題材にした2015年の映画『紅衣小女孩』、2017年に公開された続編『紅衣小女孩2』があって、本作は外伝という立ち位置ではあるけれど、シリーズ第三作品目という扱いなのだそうです。
日本では『紅衣小女孩』『紅衣小女孩2』ともに公開どころか、DVDさえ販売されていないようです。
前二作は「紅い服の女」を題材にしているけれど、本作からは別の怪談を取り扱っていて、今後のシリーズ作品は様々な怪談や都市伝説を題材として取り上げたいみたいです。
だからといって、本作は前二作を観ていないとわからない内容とはなっておらず、本作単体でも十分に映画として楽しめる作品になっております。
その点において、本作は非常に優秀でございます。
一応、前二作のシーンが、どこかにインサートされているみたいですけどね。
話のネタとして知っておくと、『紅衣小女孩』が日本に輸入されてきた時に「おっ!」と思えるかな?
映画終盤の展開は好き嫌いでるかも
終盤近くまでは、本作はひたすらに不気味な雰囲気を漂わせる、粘着質なホラー映画でございます。
CGも使用しているけれど、雰囲気を壊さずに上手に使用しているんですよね。
この点については、本作が丁寧に作られていると感じた要因のひとつとして挙げられます。
ところが、物語が終局に向かう時、いきなりファンタジー色とアクション性が強くなり、ホラー映画としての雰囲気が消失してしまいます。
ここまで、充分に不気味な空気感を味わう事ができたので、ラストに一気に爽快感を観客に味あわせたいと思ったのかもしれません。
でも、今までの雰囲気が粉々に砕け散るような描写に、私はちょっとついていけなかった感じ。
悪くはないけれど、これまでの空気感はもうちょっと保持していても良かったように感じました。
「虎爺」が憑依する部分は素直に格好良いけれど、フルCGで登場する虎様はちょっと……って感じを抱いてしまった。
このあたりは好き嫌いの分かれるところだと、私は思います。
もう少し良い感じに仕上げられたのではないかと思って、ちょっと勿体無い感じがしました。
レビューや評価
ネタバレなし感想にて他の方のレビューを掲載致しました。2020年8月5日時点では、レビューの書き込みがほぼナッシング状態でございました。
今回のネタバレあり感想のまとめ
ラストも救いがあるのかないのか……どのキャラクターに感情移入するかによってエンディングの印象が変わるというのも、なかなかユニークな作品でした。
個人的には、それほど悪い感じの映画ではないけれど、見る人を選ぶ作品という感じですね。
という事で、今回は『人面魚 THE DEVIL FISH』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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