ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、アマプラで鑑賞した、ホラー映画っぽい何か『それ~それがやって来たら…』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
タイトルからして、『 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のパクリ映画もしくはオマージュ映画っぽいのですが、果たしてどうなのか。
タイトル便乗映画ですが、本作は洋画ではなくて邦画となっております。ちょっと珍しいですね。
目次
『それ~それがやって来たら…』について
製作:2018年日本
日本公開日:2018年4月14日公開
上映時間:1時間4分
オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
小林絢香は親友のすみれに誘われ、ボランティアで子どもたちを引率して、山奥にあるキャンプ場へやってきた。
元気な子どもたちの中に一人だけ、みんなから離れ、何かを考えている少年がいた。
絢香はその子を気にするものの、どうする事もできない。そんな時、山で迷子になった少女を発見する。
少女は記憶がないらしい。
少女を一旦寝かせ、絢香とすみれがどうしようかと考えている間に夜になる。
翌朝、子供たちの一人が夜の間に失踪している事に一同が気付く。
今回利用した動画配信サービス
Amazonプライムビデオ2020年10月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
本作を視聴できる動画配信サービス
U-NEXT動画レンタルにて視聴可能。配信期限は2021年1月31日まで。本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
スタッフ
監督・脚本:沖田光
脚本:近藤紫乃
製作:張江肇、鈴木ワタル
プロデューサー:宮田生哉、岩村修
音楽:山根美和子
キャラクター:キャスト(出演者)
小林絢香:平松可奈子
工藤すみれ:椎名ひかり
上杉響:牧純矢
美咲:浅野桃花
結城拓哉:加藤直輝
勇太:金丸竜也
稔:加藤大翔
まゆ:ナナエ
レナ:有澤ミッシェル
幼少期の絢香:峯田百花
元:奥居元雅
杉谷崇:岩崎う大
白塗りの男:いしだ壱成
おっさんのネタバレなし感想
ITの邦題だけパクリ映画
通常のタイトル便乗映画は海外映画であるため、日本に映画を輸入してきた会社が、意図的に邦題を有名作品に似せるように作ります。
なので、内容は本家のオマージュでもパクリ映画でもないという事があっても問題ありません。
しかし、本作は日本映画。
つまり最初から内容に本家の要素をパクったり、オマージュを入れ込んだりする余地がたくさんある訳です。
であるにも関わらず。
本作には『 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のオマージュ要素はおろか、パクリ要素すらないというやる気の無さ。
申し訳程度にピエロは登場するけれど、そもそも日本でピエロが登場してもねぇ……。
主演が元SKE48の平松可奈子さんという事で、キャスト先行で製作された映画なのかもしれません。
タイトルだけパクっちゃって、本家の要素はナッシング……は、さすがに笑えないですねぇ……。
ホラー映画っぽいけどホラーではない
Amazonプライムビデオでは、本作はホラーというジャンルに分類されております。
それで私は視聴をスタートしたのですが、本作は、はっきり言って、全く怖くありません。
怖くないというより、そもそも観客を怖がらせるという意図を感じる事ができませんでした。
つまり、監督や脚本家は、最初から本作をホラーとして製作していないという事です。
内容的にはサイコスリラーなのかな?
サスペンス的な要素についても、観客が色々と考えを巡らせる前に、あっさり答えを提示したりしているので、ジャンルが迷子状態の映画です。
内容が定まっていないため、演出も演技も定まる訳がなく、全ての要素が中途半端な映画という印象。
これが劇場公開されてしまったという点が、一番のホラーかもしれませんね。
いしだ壱成さんが楽しそう
本作で良かった点のひとつに、ピエロを演じた、いしだ壱成さんの存在があります。
なんだかんだいって、存在感があるんですよね。
彼がいたので最後まで鑑賞できた感じ。
色々とはっちゃけたお芝居で楽しそうにピエロを楽しんでいるので、個人的には、もうこのピエロを主役に据えた方が良かったのにって思いましたね。
嬉々としてピエロを演じているいしだ壱成さんを堪能したい方は、片手間に本作を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
レビューや評価
タイトルとピエロの扮装でイットのパクりだと分かるが、内容は似ても似つかない。
Yahoo!映画『それ~それがやって来たら…』
ストーリーの筋は一応通っているが、なぜピエロ…
子供の中のメインキャストである牧純矢君の演技力には舌を巻いた
Yahoo!映画『それ~それがやって来たら…』
今回のネタバレなし感想のまとめ
本作はオープニングが異様に長いので、正確には1時間の映画です。
それでも、物語のテンポが悪いので、なんか2時間くらいに感じるんですけどね。
Z級映画の中でも、おバカ要素が皆無という、非常に辛い映画なので、時間をむちゃくちゃ持て余している方のみ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
という事で、今回は『それ~それがやって来たら…』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
ネタバレあり感想
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