
映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、POV形式で製作されたホラー映画『Re:エディット 最恐演出』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
事前情報なしの状態での鑑賞となります。
目次
『Re:エディット 最恐演出』について
原題:『FRAZIER PARK RECUT』
製作:2017年アメリカ
日本公開日:日本未公開?
上映時間:1時間10分
オススメ度:★★★☆☆(三つ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
インディーズ映画を製作して有名になろうと夢見ているタイラーとサム。
二人は、カリフォルニア郊外の「フレイザー・パーク」にあるキャビンを借りて、そこで撮影しようと考える。
タイラーとサムは監督・脚本兼俳優を務めることにし、シナリオ上、必要なキャラクターを演じてくれる俳優をオーディションで選抜。
良い役者を見つけたことで、いよいよキャビンへ行き、映画の撮影をスタートさせる。
しかし、いざ、撮影が始まると、なかなかスケジュール通りに進まない。
それでも、それなりに順調に撮影は進行していたが、タイラーとサムは、じょじょにイライラを募らせる。
そんな二人と一緒に撮影時間を過ごしていた俳優のトムは、映画を完成させるべく、行動を開始するが……。
本作を視聴できる動画配信サービス
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スタッフ・キャスト
監督・脚本:サム・ハノーバー、タイラー・シュナーベル
出演者:サム・ハノーバー、タイラー・シュナーベル、トム・モリス

Re:エディット 最恐演出(字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
モキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)映画ではない
本作はPOV形式で撮影されているホラー映画となっております。
POV形式を採用しているということで、最初、本作はモキュメンタリー作品なのかな?と思って鑑賞しておりました。
一応、本作は、ドキュメンタリータッチで撮影されているため、パッと見るとモキュメンタリー映画に見えてしまいます。
しかし、本作はモキュメンタリー作品ではありませんでした。
モキュメンタリー作品の場合、劇中で語られない細かな設定を決めておかないと、ドキュメンタリーとしてのリアリティーがなくて、粗がみつかりやすくなってしまうんですよね。
本作は、そのあたり、上手に処理しておりまして、設定をあまり作りこまなくても良いように、シナリオが執筆されていました。
モキュメンタリー作品を期待しての鑑賞は、個人的には、あまりオススメできないかな?
あくまで、本作はPOV形式の普通のホラー映画というスタンスで鑑賞した方が良いと思います。
ホラー映画というよりはサスペンス映画
本作は、一応ホラー映画のジャンルに分類されているようです。
しかし、本作には、あまりホラー要素がないんですよね。
ストーリーの大半は、劇中映画の撮影風景に費やされており、ホラー映画らしさは微塵もない状態。
そのため、がっつりホラー映画を期待して鑑賞すると、ガッカリしてしまうと思います。
後半になると、少しずつ不穏な雰囲気が漂い始めるので、ホラー映画っぽくなるのですが、スーパーナチュラル系のホラーではないので、サスペンス映画のように感じます。
サスペンス映画でも楽しめる方にはオススメできますが、ホラー映画でないとダメ!という方は、ちょっとスルーした方が良いかも?
前半の映画製作裏の風景を楽しめるかどうか
ストーリーが展開していくのは中盤以降となっている『Re:エディット 最恐演出』。
本作の評判は割と賛否分かれている状態です。
個人的には、結構、楽しめた映画でございました。
本作が楽しい・面白いと感じる人に共通するのは、前半部分のメインである、映画製作の裏側を割と楽しんでいるという点です。
ただホラー映画を鑑賞したい人にとって、話が一向に進まない前半部分は苦痛でしかないでしょう。
しかし、映画製作の裏側について興味のある方は、その部分が創作であったとしても、面白く感じるみたいです。
映画製作の裏側について、特に興味のない方には、あまりオススメできない映画かもしれません。
Yahoo!映画での口コミレビューや評価
記事作成時点では、ヤフー映画に『Re:エディット 最恐演出』のページは、ありませんでした。
今回のネタバレなし感想のまとめ
意外と面白く鑑賞することができた『Re:エディット 最恐演出』。
期待して鑑賞することは良くありませんが、Z級映画というわけでもありません。
映画製作に関して興味のある方は、お時間があれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
という事で、ここまでは『Re:エディット 最恐演出』のネタバレなし感想でした。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
この下にネタバレあり感想を書いております。
本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。
まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。
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本作は、DVDやブルーレイなどのソフト販売はしていないようです。
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ネタバレあり感想
最近は、ネタバレあり感想を書いておりませんでしたが、本作については、ちょっと書きたいことがあり、今回、ネタバレあり感想を書いてみることにしました。
本作はモキュメンタリーではないと書いたのですが、本作は基本的に最初から最後まで<映画>なんですよね。
だから、編集をしているし、音楽も入っております。
POV作品だけど、<映画>だから、なぜ一般に公開されているのかを考える必要もなし。
安易なモキュメンタリー作品にしなかった点は、個人的には高ポイントです。
さて、本作は、途中から管理人役を演じているトムが、映画製作の主導権を握ってしまい、タイラーとサムは、命を奪われてしまいます。
エンドクレジットには、トムの名前が登場し、スペシャルサンクスの部分に、タイラーとサムの名前が入っております。
一見すると、トムがふたりの映画を乗っ取って、自分のものにしたというのが、本作のエンディングとなります。
最後まで鑑賞して、私がちょっと思ったのは、そもそも、映画のスタートからサムが監督と脚本を務めていたのでは?ということ。
トムが途中で二人の映画を乗っ取った……のではなく、タイラーとサムの二人は、トムに雇われた役者であり、最初から最後まで、全部演出だったのでは?
タイラーとサムの絶命シーンは、直接描かれていないし、トムは完成した『FRAZIER PARK』を一般に公開しようと考えております。
そのため、本当に殺人をしてしまっては、せっかく映画を完成させても公開できないんですよね。
映画製作や俳優論について熱く語っていたトムの姿を見ていると、映画はやはり一般公開されて、初めて映画になると考えているようにも見えます。
一般公開したいトムが、映画を完成させるために殺人を犯す……その光景を撮影して映画にする……とは、とても思えないんですよね。
「トムが映画を乗っ取って自分好みの作品に完成させた」
「最初から最後まで、全部、トムの演出通りのインディーズ映画だった」
本作のエンディングは2通りに考えられるように作られているのかな?と、ちょっと思ったんですよね。
個人的には、ふたつ目の解釈が、腑に落ちた感じです。
そう考えたら、本作は、結構面白い映画だなって思ったんですよね。
まぁ、全部、おっさんの妄想なんですけどね。実際のところは、どうなのでしょうか。
という事で、『Re:エディット 最恐演出』のネタバレあり感想でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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