どーも、四十郎のおっさん999です。
鑑賞しようと思っていて、なかなか鑑賞できないでいた映画『ラディウス』。タイトルの表記が、ちょっと面倒なので、この記事では簡単に『ラディウス』とします。
さて、本作は「未体験ゾーンの映画たち2018」で上映された作品です。残念ながら、わたしは映画館で鑑賞する事ができませんでした。
DVDでレンタルやセル版がリリースされていたのですが、コロリと忘れており、気がつくとdTVで配信がスタートしていました。早速、視聴。最近、忘れっぽいので、こういう時、やはり動画配信サービスは便利ですな。
そんな訳で、今回は『(r)adius/ラディウス』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?
目次
『(r)adius/ラディウス』概要
原題:『RADIUS』
製作:2017年カナダ
日本公開日:2018年1月16日
上映時間:93分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
あらすじ
気が付くと、頭に怪我を負っていた男性リアム。彼はどうやら交通事故に遭遇し、記憶喪失になっていた。
助けを求めるため、近くの町へ歩き始める。
道中、ヒッチハイクするが、停車してくれようとした車は横道にそれて事故を引き起こす。リアムは急いで駆け寄るが、すでに運転手は絶命していた。
やがてリアムは気が付く。
自分の半径15メートル以内に立ち入った者は、全て即死してしまう事に。
途方に暮れるリアムの前に、リアムに近づいても死なない女性、ジェーンが現れる。
スタッフ・キャスト(出演者)
監督・脚本:キャロライン・ラブレシュ、スティーブ・レナード
ディエゴ・クラテンホフ、シャーロット・サリバン
(r)adius ラディウス(字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
不気味な空気感、そして不穏な雰囲気。状況が全くわからず、次々と死者が増えていくという謎の現象。静かな演出と旋律が、とてもマッチしていて、グッドな作品でございます。
ストーリーも良いのですが、わたしは演出と音楽の印象が強く残りました。静かでキレイなんですよね。必要な情報以外は観客に示さない場面作り。観客の不安をあおりつつ、場面を音楽で補完するという、シンプルな構成。
シンプルであるがゆえに、頭に残る構成になっておりました。
雰囲気映画が好きな方には、オススメしたい作品です。
良いところ
派手な演出や展開は一切ありません。それらに頼る事なく、映画を最後まで見せてくれる点は、とても素敵です。
演出、シナリオ、音楽、俳優。
全てがピタリとはまって、ラストまで一気に鑑賞する事ができる映画でした。
展開次第では、いくらでも大規模にできるのに、それを一組の男女だけの視点で物語を紡ぐという潔さは、個人的には良かったです。普通だと、話を大きくしすぎて、収拾がつかない事態に陥るのですが、本作では、そうなっていません。
それだけでも、わたしは本作を高く評価できると思います。
悪いところ
観る人によっては、結末は許容できないかもしれません。わたしも、ちょっと「えっ?」となりました。ここは、好みの問題で、好き嫌いが、はっきりと分かれてしまうでしょうね。
また、SFを題材にしたにも関わらず、人間ドラマのみにフォーカスした点についても、賛否の分かれるところでしょう。
わたしとしては、ドラマのみに終始していた点が良かった訳ですが、SF映画が好きでそれを期待して観た方にとっては、苦痛でしかなかったかもしれません。
今回のネタバレなし感想のまとめ
dTVでの評価が低かったので、ちょっと鑑賞するのに身構えてしまったのですが、視聴して良かった。
少なくとも、風変わりな映画が好きな人であれば、十分に楽しめる作品に仕上がっております。
わたしは、もう一回、視聴しても良いかな?というくらいには、気に入りました。
ぜひぜひ。
という事で、今回は『(r)adius/ラディウス』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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