本ページはプロモーションが含まれています。

『真・鮫島事件』のネタバレなし感想/怖さが存在しない中途半端な撮影手法が目立つホラー映画
(C)2020「真・鮫島事件」製作委員会
スポンサーリンク

映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回は、2chの投稿で有名な「鮫島事件」を題材にしたホラー映画『真・鮫島事件』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。

「鮫島事件」のことは知っているため、映画の題材にはなりにくいだろうって思っていたんですよね。

だから、あまり期待しないで、本作を鑑賞いたしました。

スポンサードリンク

『真・鮫島事件』について

製作:2020年日本

日本公開日:2020年11月27日

上映時間:1時間20分(80分)

オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)

予告編動画

簡単なあらすじ

佐々木菜奈は、高校の頃の同級生たちと、毎年恒例になっているリモート飲み会に参加していた。

仲間のひとりである、あゆみがいつまでも姿を現さない。

代わりに画面に登場したのは、あゆみの彼氏である匠だった。

匠は半狂乱になっており、あゆみが壮絶な死に顔で亡くなっていることを、菜奈たちに知らせる。

直後、匠は何者かによって襲撃されてしまう。

あゆみは、裕貴と鈴、3人で、インターネット上で有名な都市伝説「鮫島事件」の発祥の地とされている場所へ、足を踏み入れていたのだ。

「鮫島事件」の呪いは本当だった―。

そして、「鮫島事件」という単語を耳にしてしまった菜奈も、その呪いに感染してしまう……。

本作を視聴できる動画配信サービス

music.jp

会員の方は、動画レンタルにて鑑賞することができます。

配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。

2024年7月時点の情報です。最新情報につきましては、music.jpにてご確認ください。

スタッフ

監督・脚本:永江二朗

主題歌:清水理子(虹のコンキスタドール)「ツグム。」

製作:有馬一昭、村上潔

プロデューサー:伊藤修嗣、上野境介、木俣誠

編集・合成:鳥居康剛

キャラクター:キャスト(出演者)

佐々木菜奈:武田玲奈

仲瀬フミ:小西桜子

亮:濱正悟

裕貴:林カラス

鈴:鶴見萌

マンションの管理人:しゅはまはるみ

佐々木将輝:佐野岳



真・鮫島事件 [DVD]

本作の元ネタ『鮫島事件』について

……という設定のネタで、口にしてはいけない「鮫島事件」は架空の事件。

『牛の首』と似ている感じ。

詳細は不明なまま、断片的に、「公安が絡んでいる」「事件について語るだけでも危険」などの情報が追加され、散りばめられることによって、生々しさが生まれました。

もともとは、2chに建てられた<伝説の「鮫島スレ」について語ろう>というスレがきっかけでした。


ちなみに、1968年6月に日本経済新聞社の鮫島記者が、中国当局にスパイ容疑で長期勾留された事件を「鮫島事件」と呼ぶこともあるそうです。

本作で取り扱っている「鮫島事件」は、2ch発祥の都市伝説の方となっております。

おっさんのネタバレなし感想

最後まで中途半端なホラー映画

本作を鑑賞している時に、頭に思い浮かんだ映画があります。

それは『ズーム/見えない参加者』という作品。

『ズーム/見えない参加者』は、本作と一緒で、コロナ禍の制限された状況で製作されたホラー映画で、ZOOMの画面で物語が進行していく作品です。

本作は、定期的にオンライン飲み会の画面が映し出され、物語が展開していきます。

それだけで映画が進行するのであれば、『ズーム/見えない参加者』と同じで、脚本と演出次第で、面白い映画になったはず。


しかし、本作は、通常の映画と同じ撮り方もしていて、オンライン飲み会の画面と交互に入れ替わりながら、物語が進行していきます。

個人的には、POV映画なのか、通常のホラー映画なのか、どっちつかずな感じが最後まであって、中途半端な印象が残りました。

せっかくオンライン飲み会の画面で物語が進むのであれば、その画面を中心に据えて、ストーリーを進行すれば良かったのに、変に普通の映画として製作してしまったせいで、印象に残らない作品になっています。

怖さが全くないホラー映画

本作のメインとなるアイデアは、中身が存在しない「鮫島事件」です。

『ズーム/見えない参加者』や『アンフレンデッド』は、恐怖の対象となる存在が出現する前に、前フリがきちんとあって、観客が想像できるように、怖さを抱くことができるような構成になっております。

しかし、本作は、「鮫島事件」の単語を連呼するだけで、観客が恐怖を抱くことができない作りとなっています。


元ネタとなった「鮫島事件」を知っている者からすると、そもそも創作なので、「鮫島事件」の単語が劇中で登場しただけでは、恐怖を想像することができない。

また、元ネタを知らない人からしても、「鮫島事件」の内容が中盤まで語られる訳ではないため、一体なにが怖いのか、わからない状況。


一応、オンライン飲み会に参加している登場人物たちが、順番にひとりずつ、何者かに襲撃されるのですが、何が起きているのか、イマイチ、わかりにくいので、怖くはない。

ホラー映画を作るというよりは、「鮫島事件」を映像化することに躍起になってしまって、肝心な部分をおろそかにしてしまった感じがします。

面白くもないし、怖くもないという、ちょっと誰にもオススメできない映画ですね。

口コミレビューや評価

下記サイトで『真・鮫島事件』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com

今回のネタバレなし感想のまとめ

中身のない「鮫島事件」を動かそうと、シナリオが四苦八苦していることはわかるのですが……。

もうちょっと別の方向から攻めた方が良かったかもしれないですね。

ホラー映画ということに囚われすぎて、結果、生まれてしまった映画はホラーではないという……。

時間に余裕があって、Z級映画大好き!という方にだけ、オススメの映画となっております。


という事で、今回は『真・鮫島事件』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!

DVD・Blu-ray

↓クリックして頂くとモチベーションあがります!


にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ

この記事をお読みのあなたにオススメの記事



スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事