映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、『アンチヴァイラル』を生み出したブランドン・クローネンバーグ監督の『ポゼッサー』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
ポスターは見たことあるのですが、予告編や作品に関する記事は、ほとんど見ないでの視聴でございます。
ちなみに、私は『アンチヴァイラル』が大好きなんですよね。
というわけで、『ポゼッサー』には、かなり期待しつつの鑑賞となりました。
目次
『ポゼッサー』について
原題:『POSSESSOR』
製作:2020年イギリス、カナダ
日本公開日:2022年3月4日公開
上映時間:1時間43分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
年齢制限:R18+
予告編動画
簡単なあらすじ
遠隔殺人を請け負う企業に勤めているタシャ。
タシャはベテランであり、会社からの信頼も厚い。
特殊なデバイスを用いてターゲットに近い人間の意識に入り込み、ターゲットを暗殺するという方法で、タシャは確実にミッションを成功に導く。
ある日、大きな案件が舞い込み、会社は案件を確実に成功させるため、タシャに任務を遂行させるのだが……。
本作を視聴できる動画配信サービス
U-NEXT『ポゼッサー』会員の方は、見放題にて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
本ページの情報は2024年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
プライム会員の方でも、追加料金が必要です。
動画レンタル、または動画購入で、視聴が可能でございます。
配信期限がありますので、ご注意ください。
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スタッフ
監督・脚本:ブランドン・クローネンバーグ
撮影:カリム・ハッセン
編集:マシュー・ハンナム
美術:ケント・マッキンタイヤー
衣装:アーリーン・ギルモア
視覚・効果:ダン・マーティン
音楽:ジム・ウィリアムズ
キャラクター:キャスト(出演者)
タシャ・ヴォス:アンドレア・ライズボロー
コリン・テイト:クリストファー・アボット
マイケル・ヴォス:ロッシフ・サザーランド
エヴァ・パース:タペンス・ミドルトン
ジョン・パース:ショーン・ビーン
ガーダー:ジェニファー・ジェイソン・リー
リータ:カニーティオ・ホーン
エディ:ラウール・バネジャ
アイラ・ヴォス:ゲージ・グラハム=アーバスノット
ホリー:ガブリエル・グラハム
ポゼッサー(字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
人を選びまくるグロテスクなSFホラー映画
本作はホラー映画ではなくて、SFノワールに分類されるみたいですが、ホラー映画の雰囲気もありましたので、本ブログでネタバレなし感想書くことにしました。
SF要素そのものは難解なものではなく、わかりやすいので、SFが苦手な人でも大丈夫。
ストーリーの大筋もシンプルで、一見すると、見やすい映画なのかな?と思ってしまうのですが……。
本作は、『アンチヴァイラル』と同様、世界観が独特になっております。
難しいSF要素はないのですが、それらを取り込んだ本作の設定、世界観は、かなり歪なものになっています。
『アンチヴァイラル』もそうですが、世界観そのものがグロテスクで、それらを受け入れられるか否かで、賛否がわかれます。
また、ストーリー自体は簡単ではありますが、展開していく物語もグロテスクです。
人によっては、「面白い」「つまらない」以前に、拒絶反応を起こすかもしれない。
それくらい、本作の世界観とストーリーは特徴的です。
ただでさえ、人を選ぶ作品なのに、本作は、さらにグロ描写とバイオレンスが存在するため、ハードルの高い映画に仕上がっております。
ちなみに、グロ描写はメインという訳ではないので、その点を期待して鑑賞するのは注意が必要です。
また、本作のグロ描写については、グロというよりは、痛々しい描写ともとれる演出になっているので、グロ目当てで鑑賞するか悩んでいる方は、その点も考慮してください。
解説不要だけど考察はできる不思議な映画
ストーリーや設定は難しくはないので、解説は不要である本作。
素直に鑑賞しても、楽しめる方は楽しめるし、楽しめない人は楽しめない。
ごく普通の映画となっております。
少なくとも、難しくて理解できなかった……というようなことにはなりません。
ただ、本作は世界観やキャラクターの説明や解説が、ほぼナッシング状態。
登場人物が利用している設備や生活している環境の映像、セリフなどから、世界観やキャラクターの背景を推測するタイプの映画となっております。
また、謎めいた映像や演出も存在するので、反射的に考察したくなるような作り方になっています。
考察していくと、色々な矛盾が生まれるような脚本になっているため、このあたりも考察好きには堪らないかもしれませんね。
普段は、あまり考察しない私も、鑑賞後、「あれはこういうことなのかな?」とか、色々と考えてしまいました。
結末は賛否分かれるかも?
本作のラストは、結構シンプルなものになっております。
私は、鑑賞しながら、「どういう風に終わらせるのだろう?」と思っていたため、本作のラストは、結構ビックリしました。
個人的には、本作らしい終わり方だなぁと感じたのですが、他のレビューを読んでみると、人によっては、納得できないエンディングのようです。
これから鑑賞する方は、賛否のある結末ということを念頭に置いて視聴してみてください。
口コミレビューや評価
下記サイトで『ポゼッサー』レビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
『アンチヴァイラル』ほどではないにしても、本作も人を選ぶ作品だった『ポゼッサー』。
色々と考察できてしまう……考察してしまう、素敵な映画でございました。
個人的には『アンチヴァイラル』の方が好みだったけど、本作も十分に良きですな。
風変わりな映画を堪能したい方にはオススメの映画でございます。
という事で、今回は『ポゼッサー』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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