映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、映画館で公開する時に話題になっていたホラー映画『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
本作の監督を務めるのは、YouTubeチャンネル「RackaRacka(ラッカラッカ)」を運営する双子の兄弟です。
目次
『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』について
原題:『TALK TO ME』
製作:2022年オーストラリア
日本公開日:2023年12月22日
上映時間:1時間35分(95分)
オススメ度:★★★☆☆(三つ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
母親の死と向き合えずにいる、高校生のミア。父親との関係は良好とはいえず、友人の家に転がりこんでいた。
ある日、ミアは、友人からSNSで話題になっている「90秒憑依チャレンジ」なるものを紹介され、気晴らしに参加してみることにする。
「90秒憑依チャレンジ」は、霊媒師の手に特殊な加工を施した<手>の置物を握って「トーク・トゥ・ミー」と唱え、続けて「レット・ミー・イン」と唱えると、幽霊が憑依するというもの。
さらに、時間制限があり、90秒以内に、<手>を離して、ろうそくの火を消さなければいけない。
ミアは早速チャレンジしてみることに。
ミアは最初、幽霊が見えて怯んだものの、憑依されたときのスリルと快感に、すぐにのめりこんでしまう。
しかし、友人の弟に憑依した幽霊がミアの母親らしいところから、事態が悪い方向へと進んでしまう……。
本作を視聴できる動画配信サービス
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スタッフ
監督:ダニー・フィリッポウ、マイケル・フィリッポウ
脚本:ダニー・フィリッポウ、ビル・ハインツマン
製作:サマンサ・ジェニングズ、クリスティーナ・セイトン
キャラクター:キャスト(出演者)
ミア:ソフィー・ワイルド
ライリー:ジョー・バード
ジェイド:アレクサンドラ・ジェンセン
ダニエル:オーティス・ダンジ
スー:ミランダ・オットー
ヘイリー:ゾーイ・テラキス
マックス:マーカス・ジョンソン
TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(字幕/吹替)
おっさんのネタバレなし感想
怖いというよりはおぞましい映画
「おぞましい」――いかにも嫌な感じがする。ぞっとするほど、いとわしい(嫌な感じである)。【goo辞書】
本作は、怖いというよりは、おぞましいと表現した方が適切な感じのするホラー映画です。
幽霊が怖い……というより、パーティーツールのひとつとして、幽霊を利用しているという点が、とにかく怖いですね。
お酒やタバコの感覚で、幽霊に憑依させる……劇中の登場人物も言及しているのですが、命を弄んでいるように感じます。
憑依されたときの役者さんのお芝居が、とても上手である一方、憑依している幽霊のキャラクターがちょっとコミカルな感じで、ホラーとコメディーの境界線を反復横とびしております。
この点は、なかなかユニークな構成だと思います。
前半は、意外とゆっくりなストーリー進行で、中盤から物語が動き始めます。
ストーリーが進行しても、怒涛の展開になる訳ではなく、かなり丁寧に物語が進む点は、好みが分かれるかもしれません。
後半になると、ジャンプスケアも取り入れられ、ようやくホラー映画らしい展開が用意されております。
おぞましさは消えて、単純な恐怖を観客に想起させる構成・演出になっているのですが、終盤に、また、おぞましいホラー映画に戻って来るため、なかなか油断できない作品になっております。
予告編のイメージと違う映画
本作は、予告編の印象と本編の印象が、幾分か異なる感じがします。
予告編では、割と最初から最後まで、ハイテンションなホラー映画のように思ったのですが、実際は、起承転結をしっかり守った、丁寧なホラー映画でしたね。
さすがに『M3GAN ミーガン』ほどではないにしても、最初は、ちょっと戸惑ってしまいました。
冒頭部分は素晴らしかったのですが、そこから日常パートが意外としっかり存在していて、ちょっと退屈に感じてしまいました。
また、主人公が憑依されて、どんどんおかしな方向に行くのかと思いきや、そうではないため、ストーリーの進行に度々ブレーキがかかってしまう点が残念なところですね。
『SMILE スマイル』のように主人公中心の展開にしておけば、ブレーキもそこまでかからなかったように思います。
このあたりは、好みの問題ですね。
アイデアは奇抜なものの、映画そのものは、奇抜ではないので、鑑賞する時は、その点を注意して楽しんでください。
終盤の展開は考察したくなる
序盤の展開やミアの母親の件について、考察好きな方は考察したくなる感じではありますが、そうでない方は、特に気にならないような演出になっております。
しかし、終盤の展開については、普段から考察しない方でも、ついつい考察したくなるような感じです。
明確な答えが用意されておらず、観客に想像を委ねるような展開。
ホラー映画らしいエンディングではあるのですが、情報をほとんどカットした終わり方なので、様々な想像ができて、とても良いエンディングでございました。
わかりやすいエンディングが好みの方は、本作のラストは、なかなか受け入れることが難しいかも??
続編『TALK 2 ME』製作決定!
今回のネタバレなし感想を書く時に知ったのですが、本作は早くも続編の製作が決定しているようです。
タイトルは『TALK 2 ME』。
監督と脚本は、ダニー・フィリッポウとマイケル・フィリッポウが続投する予定なのだそうです。
本作は一発ネタの作品なので、続編はなかなか難しいとは思うのですが、なにか考えがあるのかもしれないですね。
とても楽しみです。
口コミレビューや評価
下記サイトで『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』レビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
思っていたようなホラー映画ではなかった上に、主人公のミアにちょっと共感できなくて、むちゃくちゃ楽しめた訳ではありませんが、鑑賞して良かったと思える作品。
ホラー映画がお好きであれば、オススメしたい映画です。
という事で、今回は『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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