
ども、映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、パリピ感はんぱないDVDジャケットを意識せざるをえないゾンビ映画『インスタ・オブ・ザ・デッド』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきませぅ。
目次
『インスタ・オブ・ザ・デッド』の概要
原題:『ZOMBIES ANONYMOUS』
製作:2018年アメリカ
日本公開日:???
上映時間:1時間20分
オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)
原題についてなのですが、劇中で登場するのは『ZOMBIES ANONYMOUS』です。
しかし、Yahoo!映画やTSUTAYAなどの映画サイトでは『ANONYMOUS ZOMBIE』『UNDEAD TO ME』のふたつが存在していました。
他のどのサイトにも、映画の冒頭で登場している『ZOMBIES ANONYMOUS』について書かれていないのが、なぜか不気味……。
『インスタ・オブ・ザ・デッド』の予告編動画
日本版予告編↓
海外オリジナル版↓
『インスタ・オブ・ザ・デッド』のあらすじ
薬物依存症の患者たちが集まる郊外のリハビリ施設。
社会復帰を目指してサポートする施設のはずだが、指導員のような人物は一人だけ。
しかも、その人物はどうやらアルコール依存症のようだ。
他の従業員がいない変な場所に集まった若者たちは、突然ゾンビ集団に遭遇。
次々とゾンビの餌食になる若者たち。
果たして、彼らはこの場所から逃げることができるのだろうか?
◆インスタ・オブ・ザ・デッド』のスタッフ・キャスト(出演者)
監督・脚本:リチャード・マックイーン
脚本:アダム・バンス
キャスト:ジェームス・マリンジャー、ジェシー・ラポイント、コートニー・アルセノー、カイル・ウィルズ、アーサー・ハッサン、シェルドン・ガーランド、リア・ウォーレン、ショーナ・スチュワート、デビッド・クック、フィリップ・サベージ、スコット・ボッセ

インスタ・オブ・ザ・デッド(字幕版)
『インスタ・オブ・ザ・デッド』のネタバレなし感想
緊張感皆無のゾンビ映画
本作は、一応コメディになっています。
DVDのジャケットもコメディー調になっています。
でも、DVDジャケットのような陽気な映画ではありません。
いや、まぁ、陽気っちゃあ、陽気なんですけどね。
コメディーであっても、基本的にダダ滑りしている作品となっておりまして、物語が動き出すまでに30分ほど時間がかかります。
しかも、それまで、一体なにを見せられているのか、全くわからないという、とんでもない映画でございます。
いくら低予算であっても、物語をもう少しマシにできたと思うのですが、シナリオを手掛けた方々は、一体なにを思って、これを書いたんだろう??
全編通して、ゾンビ映画特有の緊張感や恐怖もナッシング。
最後まで鑑賞するのは、結構、苦労するタイプの映画でした。
『インスタ・オブ・ザ・デッド』の良い点
ゾンビのメイクは良かった
低予算映画でありながらも、ゾンビのメイクは、なかなか良かったですね。
なかなか良いだけに、もうちょっとゾンビを上手に使って欲しかったところ。
予算だけでなく、撮影期間もかなり制限されていたのかな?
変な中毒性がある……のか?
個人的にはオススメできない映画です。
なんですが……この記事を書いている段階で、「もう一回、観てもいいかな??」と思っている自分がいます。
なにこれ、怖い。
とんでもなく、アレなクオリティーだったのに、どうして、このように感じるのか……全くわからない。
もしかしたら、ハマってしまうと抜け出せなくなる、妙な魅力があるのかもしれません。
知らんけど。
『インスタ・オブ・ザ・デッド』の悪い点
インスタの要素はない
邦題にもなっていて、DVDジャケットにも自撮りしているゾンビがいるので、インスタ映えを忘れられないゾンビが、他のゾンビとは違って、ひたすら自撮りしまくる感じのコメディー映画かな?って思っていたら……
そもそもインスタ要素皆無!
なんやねん!!
本編では、脇役カップルがスマホ依存症らしいのですが……別にその要素、必要なくね??
とにかく、今回はDVDジャケット詐欺、邦題詐欺甚だしい作品となっておりますので、このあたりはバッドポイントです。
ちょっと汚い
下品だったり、グロ描写があるのは良いのですが、本作はちょっと汚いんですよね。
もうどストレートに汚い。
さすがに、その汚い部分を思い切り映したりしていないので、まだ良いのですが、個人的には、ちょっと気になりました。
ストーリーの都合上、必要な部分であれば、もちろん大丈夫なのですが、本作では、それが笑いを狙っているような感じで登場させているので、ちょっと拒否反応が出てしまいました。
『インスタ・オブ・ザ・デッド』のレビューや評価
YAHOO!JAPAN映画には本作のページがありましたが、他の方のレビューはありませんでした。
『インスタ・オブ・ザ・デッド』のネタバレなし感想のまとめ
ここまでDVDのジャケットや邦題と中身が違うと、腹立たしさを通り越して、感心すらしてしまう。
そんな映画ですね、『インスタ・オブ・ザ・デッド』。
ウェーイ系ゾンビって面白そうなので、誰か、ウェーイ系ゾンビ、パリピ系ゾンビの映画を作ってくれませんでしょうか?
ちなみに、この映画、全くオススメいたしませぬ。
「Z級映画を定期的に摂取しないとダメなんだー!!」って方以外には、オススメできない映画となっております。
という事で、ここまでは『インスタ・オブ・ザ・デッド』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
本編よりもジャケットが面白いのは、もはや反則でしょうが。
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『インスタ・オブ・ザ・デッド』のネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。

マンハントのアイデアを活かせず
ちょいちょい、劇中で主人公たちがいる施設が、実はリハビリ施設ではないことが示唆されます。
ゾンビを研究しているクレイジーなおっさんが、依存症の若者を集めて、実験という名のマンハントを行っていました。
人を使って仲間内での賭け事もおこなっていたようで、冒頭でのゾンビ襲撃シーンは、この施設で発生した、ごく一部地域での出来事でした。
だから、ゾンビがいるのかいないのか、よくわからない世界観だったのか……。
でも、だったら、冒頭のシーンはいらないようにも思うのですが……。
意味不明な施設でのシーンを作るより、このマンハント部分を切り取って、ここだけで映画を作った方が、まだ良かったのに、勿体ないなって感じですね。
クレイジーなおっさんも、薬物依存症だし、一体なんなの、この映画??
このあたりの設定も、取ってつけたようなものだったので、結局のところ、この映画は何を思って作ったんだろう?って疑問が、鑑賞後に頭をかすめる、そんな作品でございました。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!