
ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。
今回は、実話怪談となる『怪奇蒐集者 山口綾子』のネタバレなし感想を書いていきませぅ。
怪談を語る内容の作品のため、今回はネタバレあり感想はありません。ご了承くださいませ。
目次
『怪奇蒐集者 山口綾子』概要
製作:2018年日本
日本公開日:???
上映時間:1時間4分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
今回利用した動画配信サービス

怪奇蒐集者 山口綾子
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『怪奇蒐集者 山口綾子』のスタッフ・キャスト
演出・編集:横山一洋
企画:小林忠
案内人:蜃気楼龍玉
出演者:山口綾子

怪奇蒐集者 山口綾子
『怪奇蒐集者 山口綾子』のネタバレなし感想
全体的にわかりにくい
話し方……というか、怪談のシナリオが悪くて、聞き辛い作品になっています。
語り口調からすると、稲川淳二さんを意識しているようですが、まだ経験が浅いからか、情景がわかりにくい感じになっています。
また、エピソードとエピソードの繋がりを端折っているため、これまた、わかりにくくなっている。
わかりやすい実話怪談のはずなのに、話の構成や話し方でわかりにくくなっている点が残念。
怪談用にお話を構成し直す必要があるのに、聞いた話をそのまま紹介しているため、単純な怪談が妙に捻れてしまい、聞き手を迷子にする。
これは語ることを生業とする者「怪談師」としては致命的。
これからも語ることをメインにお仕事をするのであれば、もっと素直に怪談と向き合い、聞き手に優しい怪談を語って欲しいところです。
現代風な怪談が楽しめる
自撮りに関する怪談やアイドルに取り憑いている何者かの怪談など、ザ・怪談!とはひと味違うものが楽しめる点は良かったですね。
だからこそ、もう少し話を聞きやすく、そしてわかりやすいものにして欲しかった。
先日視聴した松原タニシさんとは違うベクトルの、現代的なエピソードがあっただけに、とても残念でしたね。
自分なりのスタイルを確立するには、まだ時間がかかりそうですが、山口綾子さんだけのスタイルが仕上がった際に、改めて今回の怪談を聞きたいです。
お芝居のような語り方は好き嫌いが出る
とにかく語り手のテンションと聞き手のテンションが違いすぎて、視聴するのが辛いものになっています。
お芝居じみている部分はプラスになることもあるけれど、山口綾子さんの場合はマイナスに働いている。
そうした演技のような話し方をなくして、普通の怪談を『怪奇蒐集者』にて披露して、比較したいところです。
聞きにくい、わかりにくい、お芝居が大味すぎる……これらは、もしかしたら、山口綾子さんが映像向けに怪談を語ることをしていないからかもしれません。
テレビや動画サイトの生配信、ステージであれば、観客がいるので、今回の山口綾子さんの話し方も効果的です。
しかし、観客がいない、語り部ひとりしかいないのに、誰かに語りかけている……しかも、その誰かを、山口綾子さん自身がイメージしていないから、映像向けの怪談になっていないのではないでしょうか?
だから、演技のような話し方に馴染めない方を多く生んでしまったのではないかと、私は考えております。
『怪奇蒐集者 山口綾子』で語られる怖い話
「死に顔」「後ろの女」「霊を呼ぶ時」「夢」「彷徨う老婆」「生首の正体」
怖いエピソードもあるにはあるのですが、話を理解することに時間を割いてしまうため、怖いと感じる前に次のエピソードへ移動するのが難点。
もうちょっと聞きやすい怪談を目指して欲しいです。
『怪奇蒐集者 山口綾子』のネタバレなし感想のまとめ
約1時間しかないのに、最後まで視聴するのが、割と困難な作品でした。
山口綾子さんのスタイルがハマるかどうかで、本作の評価が分かれるところ。
個人的には、怪談は淡々とした口調で、時々テンションをあげるというスタイルが好きなので、私にはマッチしませんでした。
色んなスタイルの怪談を許容できる方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
という事で、今回は『怪奇蒐集者 山口綾子』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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好き嫌いの分かれる怪談師さんでした。
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