
ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。
今回は、『ドント・ブリーズ』『死霊のはらわた』でお馴染みのサム・ライミが製作に関わったモンスターパニック映画『クロール 凶暴領域』のネタバレなし感想とネタバレあり感想を書いていきませぅ。
目次
『クロール 凶暴領域』概要
原題:『CRAWL』
製作:2019年アメリカ
日本公開日:2019年10月11日
上映時間:1時間28分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
あらすじ
競泳選手の大学生ヘイリーの元に、姉のベスから電話があった。
フロリダ州に巨大なハリケーンが接近しているにも関わらず、父親のデイブと連絡が取れないらしい。
ヘイリーも連絡を取ろうとするが、デイブは電話にでない。
危険を承知で、ヘイリーは父親の元へ車で向かう。
家には飼い犬のシュガーしかいない。
もしや、かつて自分たちが過ごしていた、今は売り出し中の家にいるのでは?
ヘイリーはシュガーを連れて、昔の家に車を走らせる。
やはりデイブは、その家にいるようで、車が止まっている。
家の中に入ってもデイブの姿はない。
調べていると、何やら地下室からラジオの音が聞こえる。
地下室に入り、父親を探していると、大怪我を負ったデイブを発見。
デイブを地下室から連れ出すべく、移動を始めた時。
ヘイリーが入ってきた入り口には、そこにいるはずのないアリゲーターの姿があった。
『クロール 凶暴領域』を視聴できる動画配信サービス
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視聴期限は2021年12月31日となっておりますので、鑑賞する際はお早めに。
本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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スタッフ
監督:アレクサンドル・アジャ
脚本:マイケル・ラスムッセン、ショーン・ラスムッセン
製作:アレクサンドル・アジャ、サム・ライミ、クレイグ・フローレス
製作総指揮:ジャスティン・バーシュ、グレゴリー・ルヴァスール、ローレン・セリグ
キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)
ヘイリー・ケラー:カヤ・スコデラリオ(下山田綾華)
デイブ・ケラー:バリー・ペッパー(宮内敦士)
ベス・ケラー:モーフィッド・クラーク(竹内夕己美)
ウェイン:ロス・アンダーソン(中務貴幸)

クロール ー凶暴領域ー (字幕版)
おっさんのネタバレなし感想

どんな感じのワニ映画かなと思っていたら、普通に楽しめる映画でした。
ワニを題材にした映画は、B級映画・Z級映画に多い訳でして、サム・ライミが製作に携わる本作は、割とA級作品のように宣伝されていました。
しかし、実際は、とても丁寧に製作されたA級作品に近いB級映画って感じでした。
ワニ映画といっても、グロい描写はあまりありません。
そのかわり、とても痛々しい作品になっています。
とにかく痛い痛い。
なので、痛い描写が好きではない方には、あまりオススメいたしませぬ。
また、物語展開に対して、納得できない部分があります。
でも、そこを突っ込むのは野暮って感じでございまして、そこはB級映画を観る時のように、ツッコミしないまま、スルーして映画の世界を楽しみましょう。
リアリティや理屈を考えていたら、せっかくの映画も楽しめないですから。
飼い犬シュガーの存在感

本作は、基本的にヘイリーとデイブの二人を中心に、物語が進んでいきます。
あ、あとワニね。
二人とワニの息詰まる戦いが、テンポよく進むので、ずっとハラハラドキドキします。
ワニ映画で、これほどハラハラする作品って、あまりありませんね。
そのあたり、本作は脚本も演出も、非常に上手でございました。
それに加え、本作では序盤からずっと主人公たちのそばに、一匹のわんちゃんがいるんです。
とても可愛らしい子で、デイブとヘイリーが大好きなことが、全編を通して、とても伝わってきます。
この子が、水に濡れながら、劇中でもずっと居続けるので、動物好きからしたら、かなり心配で心配で……。
いつワニに狙われるのか??
早く、そこから逃げてぇ!!
主人公たち以上に、シュガーちゃんがどうなるのか、すごくハラハラしながら鑑賞しておりました。
この子のおかげで、より一層、観客にドキドキ感を与えることになっており、脚本が上手だなぁと感心してしまいました。
素直なワニ映画

B級映画ではありますが、物語に捻りのあるものではなく、その中身は非常に素直な作品となっています。
そのため、凝ったストーリーを期待して鑑賞するのはNGです。
また、物語重視ではないため、キャラクターの掘り下げも、割と甘いところがありました。
私は、ワニと人間の攻防を楽しみたかったので、そんなに気にならなかったのですが、スルーできない方は辛いかもしれません。
気になるといえば、この映画は、主人公補正が半端ありません。
具体的に書いてしまうとネタバレになってしまうので、敢えて書くことはしませんが、かなりの主人公補正です。
スルーできない方には、かなり辛い鑑賞になると予想されますので、細かいところにスルーできない方は、注意が必要です。
Yahoo!映画でのレビューや評価
ハリケーンとワニのWパニック映画。
Yahoo!映画
得意のグロさ控えめで明るい画面で見せ切るアジャ監督。ホラー映画で培った演出力が活かされています。
Yahoo!映画
相当面白かったです。ちょっとグロいシーンもありますが、そういうのに抵抗ない方であればスリル満点でかなり楽しめると思います。
Yahoo!映画
今回のネタバレなし感想のまとめ
ワニ映画なのに、堂々と宣伝されていると、なんだか心配になる、Z級映画ハンターです。
でも心配する必要はありませんでした。
普通に面白くて、とても痛々しい映画でございました。
作品の上映時間も短めなので、割と気軽に鑑賞できる作品。
パニック映画がお好きであれば、チャレンジしてみては、いかがでしょうか?
という事で、ここまでは『クロール 凶暴領域』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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ネタバレあり感想

そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。
救助用のヘリコプターが主人公たちのところにやってきて終わるというラストについて。
救助される前に、もうひと盛り上がりあるのかしらん??って思っていたのですが、そこも素直でございまして、そのままエンディングを迎えました。
エンドロール中に映像がある訳でもなくて、最後までB級パニック映画の王道をいく作品でした。
本作は、確かにパニック映画なのですが、ワニや嵐だけに頼った作品ではなくて、主人公の精神的な成長も、あわせて描写しております。
主人公だけでなく、父親であるデイブも、ひとつの成長を見せており、それぞれが一度、折れてしまった自信を再び取り戻すというような展開になっています。
その部分が上手にワニ映画と融合しておりまして、他のB級映画にはない面白さが備わったのだと、私は考えます。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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