
ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、映画ではなくて、オムニバスドラマ形式のホラー作品『2ちゃんねるの呪い』の1作目のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
目次
『2ちゃんねるの呪い vol.1』について
製作:2009年 日本
上映時間:1時間26分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
本作品は、シリーズとなっており、全部で8作品製作されています。
その他、「THE BEST」、映画として製作された「劇場版」「新劇場版・本危」があります。
また、「傑作選 怨念篇」「傑作選 絶叫篇」「検証!2ちゃんねるの呪い」があるのですが、私は未鑑賞のため、関連があるかは不明です。
予告編動画
簡単なあらすじ
インターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる(2ch)」で書き込まれたスレッドの中から、話題になったものを元に脚色を施したホラードラマ。
「おつかれさま」
旅行先で偶然にも撮影されてしまった心霊写真。どうして良いかわからない女性たちは、掲示板で対処方法を尋ねてみる。
「本当に危ない所をみつけてしまった…」
本当に危ない所としてネットで話題になっていた廃校を訪れた若者たち。廃校ではそれぞれ奇妙な体験をする。これといった収穫がないまま帰宅するも、その後、廃校を訪問した3人が自殺してしまう。
「ウェブカメラ通話」
ウェブカメラ通話で百物語をおこなう若者たち。怖い話で盛り上がるものの、一人だけ怖い話に乗り気ではなかった。
「よどみのチェーンメール」
高校時代の友人が亡くなってしまった。テレビのニュースでその事を知ったユカは、その友人から不気味なメールを受け取っており、そのメールの事で悩み始める。
「鮫島事件」
親戚が奇妙な死に方をしてしまった事を知らされたメグミは、その原因の調査を開始する。調べていくうちに、メグミは「鮫島事件」についてのスレッドにたどり着く。
今回利用した動画配信サービス
GyaO!
配信期限:2020年7月10日から2020年8月9日まで
本作を視聴できる動画配信サービス
Amazonプライムビデオ動画レンタル、動画購入にて視聴可能。
2020年7月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
スタッフ
監督・脚本:永江二朗
脚本:福島芳樹
製作:大橋孝史
プロデューサー:上野境介
キャスト(出演者)
「おつかれさま」
齊藤夢愛
野田彩加
高橋柚美花
金森モナカ
野口径
「本当に危ない所をみつけてしまった…」
渡辺志穂
春野恵
石井涼太
山添陽平
金馬貴之
高木直子
平山美穂
「ウェブカメラ通話」
佐藤さやか
石井亮
大濱朋巳
渡辺孝義
坊ノ下博美
「よどみのチェーンメール」
高山友里
福井利之
泉知束
郷美寿梨
尾本卓也
永瀬玲子
「鮫島事件」
松中みなみ
片山亨
泰原沙也加
稲葉信隆
宮坂ゆき
中山あやの
おっさんのネタバレなし感想
B級ホラーとして見やすい
可もなく不可もなしといったB級ホラードラマでございました。
下手なホラー映画を鑑賞するよりも、面白く、また怖く鑑賞する事ができました。
オムニバスドラマ形式なので、トントンと物語が進み、非常に見やすく、長々と無駄に長いZ級邦画ホラーを見せられるよりは、よほどマシといったところ。
ただ、人によっては、俳優さん女優さんのお芝居が気になる方もいるかもしれません。
これは低予算作品の宿命ともいえるものですね、仕方がありません。
元々の書き込みを知っている人は、まぁがっかりしちゃいますが、上手に脚色しているので、鑑賞して損したという気分にはなりませんでした。
2ちゃんスレッドの関連について
掲示板のスレッドを元に内容を構築した内容になっている本作。
しかし、実際のところ、掲示板のスレッドが原案になっているエピソードは3つです。
「おつかれさま」「本当に危ない所をみつけてしまった…」は、ある程度、スレッドの内容を盛り込んでいます。
一方、「鮫島事件」は、スレッドの本質そのものは盛り込まれず、かなりの部分が本作オリジナルとなっております。
「鮫島事件」は期待して鑑賞すると、NGでございます。
スレッド形式には勝てなかった
本作は無難に脚色しているので、普通に楽しめる作品になっております。
それでも、文字だけで綴られるスレッドは、小説と同じで読み手の想像力を刺激します。
各自のイマジネーションで足りない部分を補完するので、どんどん恐怖が増幅されていきます。
また、読み進めながら、様々な考察ができるという点も良いですね。
一方で、映像だと普通の怪談・都市伝説になってしまう。
そのため、当時のスレッドで盛り上がった方や、まとめサイトで各スレッドを知った人の期待には応えられていないクオリティーになっています。
スレッドは、余分な情報が削ぎ落とされているので、余計に脚色部分が蛇足に感じてしまうのも仕方がありません。
そんな中でも、「おつかれさま」は、意外と上手に作られていると思います。
ただ、「鮫島事件」だけは大失敗。
「鮫島事件」は、文字情報の強みを最大限に活かした内容なので、元々、映像作品には向いていないエピソードです。
有名だからと、「鮫島事件」を題材にするのであれば、もうちょっと「鮫島事件」の内容と絡めて欲しかったですね。
各ストーリーの元ネタ
元ネタを知りたい方へ、わかりやすくまとめられているサイト様をご紹介。
興味のある方は、各サイト様にてご確認ください。
ちなみに、それぞれ、それなりのボリュームがあるので注意。
特に「本当に危ない所をみつけてしまった…」(通称:蓋スレ)に関しては丸一日くらいの時間を必要とするくらいのボリュームがあります。
「おつかれさま」
「本当に危ない所をみつけてしまった…」
私が昔読んだまとめサイト様はすでに閉鎖されていたようですが、現在は上記のサイト様が上手にまとめていらっしゃいましたので、ご紹介。
「鮫島事件」
『鮫島事件』フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レビューや評価
普通に怖いだけです。
Yahoo!映画『2ちゃんねるの呪い Vol.1』
今回のネタバレなし感想のまとめ
地雷映画と思って、軽い気持ちで鑑賞したのが良かったのかもしれません。
B級映画やZ級映画に慣れ親しんでいないと、鑑賞は辛いかもしれませんが、『世にも奇妙な物語』を見る感覚で視聴すると良いかな?と思います。
ちなみにガラケーで赤外線通信をおこなう部分があるのですが、若い人は知らないかもしれないので、そこは注意が必要ですね。
という事で、今回は『2ちゃんねるの呪い vol.1』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
↓クリックして頂くとモチベーションあがります!



この記事をお読みのあなたにオススメの記事
昔から存在している怪談・都市伝説である「口裂け女2」を題材にした作品。