ども、映画好きな四十郎のおっさん999です。
先日109シネマズ大阪エキスポシティという映画館で鑑賞した映画の感想も、今回で最後となります。
そんな訳で、今回ご紹介するホラー映画は『ゾンビランド:ダブルタップ』です。
まぁホラー映画ではなくて、ホラーコメディー映画ですね。
ようやく制作された続編。世界に散らばっているおバカ映画好きに捧げる、そんな素敵な映画でした。
ちなみに、1作目の感想は、ライブドアブログに投稿しております。
目次
『ゾンビランド:ダブルタップ』概要
原題:『ZOMBIELAND:DOUBLE TAP』
製作:2019年アメリカ
日本公開日:2019年11月22日公開
上映時間:99分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
あらすじ
ゾンビパンデミックが発生した荒廃した世界。
パシフィック・プレイランドでの戦いから10年が経過した世界は、相変わらず文明が崩壊したままであった。
コロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロックは生き残るためのルールを73まで増やし、無事にサバイブしていた。
そんな中、ゾンビの中から新しいタイプのゾンビが爆誕。
さらに、リトルロックが新しく出会ったヒッピーに恋をして、ウィチタの元からいきなり離れてしまう。
リトルロックを探すため、3人は「マイホーム」であるホワイトハウスから出発するのだった。
スタッフ
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:レット・リース、ポール・ワーニック、デイヴ・カラハム
キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)
コロンバス:ジェシー・アイゼンバーグ(中村悠一)
タラハシー:ウディ・ハレルソン(小山力也)
ウィチタ:エマ・ストーン(本田貴子)
リトルロック:アビゲイル・ブレスリン(秋山ゆずき)
ネバダ:ロザリオ・ドーソン(藤貴子)
マディソン:ゾーイ・ドゥイッチ(安達祐実)
バークレー:アヴァン・ジョーギア(勝杏里)
アルバカーキ:ルーク・ウィルソン(山路和弘)
フラッグスタッフ:トーマス・ミドルディッチ(小川輝晃)
ビル・マーレイ
ゾンビランド:ダブルタップ (字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
全体的な感想
ひゃっはー!
何がゾンビだ、コノヤロー!!
そんな訳で、売れに売れてしまった出演陣による、むちゃくちゃハイテンションなノリノリの悪ノリ映画。
それが『ゾンビランド:ダブルタップ』でございました。
とことんコメディーであり、どこまでも『ゾンビランド』で、普通に「どんな新しいゾンビ映画を見せてくれるのか?」なんてことを期待してしまうと、思い切りビンタされてしまう。
いや、二度撃ちされてしまうやで!!
そんな愛すべき映画でした。
ゾンビランドを楽しんだ者勝ち!っていう映画。
10年経って、ようやく製作された続編は、どこまでもゾンビランド!でございましたな。
良き!!
良いところ
ストーリーは完全なるB級映画で、続編だからといって、前作を上回るようなストーリーや問題提起をしている訳ではありません。
ここは普通はマイナス点になるかもしれません。
しかし、徹底的に、ひたすらゾンビランドという世界をぶん回しているので、「それはそれであり」と力づくで成立させてしまっている潔さがあります。
下品さもパワーアップしているし、アメリカンジョークもしつこいくらいにぶっこんでくる。
だが、それがいい。
そんな愛すべきおバカな映画です。
とにかく笑え!
そういうタイプの作品でしたよ。
悪いところ
前作製作時、これほどおバカなハイテンション的ゾンビ映画は、まだ珍しかった。
でも、10年の時間が経過していると、色んなゾンビ映画が生産されて、このタイプの映画は珍しくなくなりました。
むしろ、新しい展開やアイデアが用意されていないので、「Z級映画」とさえ、思われても仕方がありません。
だから、ゾンビランドという作品を楽しめない皆さんには、とうていオススメできません。
売れに売れてしまったキャスト陣による、あほあほ展開をどれだけ頭からっぽにして楽しめるか。
そういう鑑賞方法ができないと、全く面白くないので、注意が必要ですね。
レビューや評価
前作と同様にロードムービーが繰り広げられるが、前作以上?と思ってしまうほど、コメディの要素か多くて最高に笑える。
YAHOO!JAPAN映画
最初から中盤、弛れることも無く最後までフルスロットルなゾンビコメディ。
YAHOO!JAPAN映画
ギャグのテンポも質も演出も好みで、すごく楽しめました。
今回のネタバレなし感想のまとめ
私よりも先に劇場で鑑賞した周囲の評判は「いうほど面白くなかった」「まぁまぁ」といったものでした。
それを聞いて、「あ、当たり前の続編を作らなかったんだな?」と、他の方々とは違う期待を胸に秘めて、映画館へ足を運びましたが……。
大正解でした!
あえて、普通の続編製作とは異なるアプローチをしたのではないか?とさえ思うほど、良くも悪くも進化していませんでした。
でも、それが良いのです。
個人的には、YouTubeとかで自主制作で、みんなで「ゾンビ キル オブ ザ イヤー(Zombie Kill of The Year)」を投稿しても良いなぁって、密かに思ってしまった。
という事で、ここまでは『ゾンビランド:ダブルタップ』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、しーゆー!
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ネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。
家族とは?を問いかける素敵な映画
前作でもそうでしたが、本作でも作品の根底に流れるのは「家族」です。
そして、本作における「家族」とは、「血の繋がり」ではありません。
もちろん、ウィチタとリトルロックは姉妹ですから、そこに「血縁」はあります。
しかし、この映画において「家族」というのは、「心のつながり」を指しているのです。
私個人としては「血の繋がり」を無条件に一番価値のあるものと信じて疑わない人って、実は他人を軽んじているように思うのです。
具体例は出せないので、単なる主観かもしれないですけれど。
確かに「血の繋がり」も大切だとは思います。
だけど、私は「血の繋がり」と同じくらいか、それ以上に「精神的な繋がり」も大事だと考えます。私の場合は、「精神的繋がり」に重きを置いているので、周囲からあまり理解されないのですが。
本作の場合、文明が滅び、血縁関係にある者は喪失してしまった世界が舞台です。
ですから、「血液」よりも「心」に重点を置くようになるのも自然の流れ。
ラストにおいて、コロンバスはつぶやきます。
「家とは場所ではなく、人である」と。
これと同じ結論を提示している映画が最近ありまして。それが『ソー:ラグナロク』です。
『ソー:ラグナロク』において、ソーが最後に「民がいれば、そこがアスガルドになる」というセリフをつぶやきます。
その言葉に通じるものがあるなぁって、映画を観ていて、私は思いました。
ゾンビ映画を通して、親の子離れや子供の巣立ちを描き、「家族」とは何かを観客に問いかける。
この機会に、自分にとっての「家族」を自分で考えてみても良いのではないでしょうか。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!