
映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回ご紹介する映画は『リビング・デッド サバイバー』というフランス作品です。
こちらは、おそらく日本で劇場公開されていない作品で、調べても、そのあたりの情報は出てきませんでした。
最近は、あらすじなどはほとんど読まずに映画を鑑賞する事にしておりまして、今回もタイトルから「おそらくゾンビ映画だな」と思いながら、視聴をスタート致しました。
ということで、今回は『リビング・デッド サバイバー』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
目次
『リビング・デッド サバイバー』について
原題:『The Night Eats the World』
製作:2018年フランス
日本公開日:劇場未公開
上映時間:1時間33分(93分)
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
簡単なあらすじ
サムは、別れた彼女の荷物に紛れ込んでいた自分のカセットテープを探すために、彼女の家にやってきた。
その日、彼女は、友人たちを集めてホームパーティーを開催しており、新しい彼氏も彼女にはできていたようだ。
彼女の部屋に行く前に、知らない男に衝突されふらつくサムは、彼女の部屋でようやく自分のものを発見。
帰ろうとしたところ、サムは急に眠気に襲われ、その部屋にあったベッドで横になる。
サムが目を覚ましたところ、周囲が妙に静まり返っている。
訝しむサムは、部屋を出ると、壁中は血飛沫に染まり、家具などが散乱していた。
サムは異変を追求するために部屋を散策し始める。
本作を視聴できる動画配信サービス
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スタッフ・キャスト(出演者)
監督・脚本:ドミニク・ロッシャー
脚本:ギョーム・ルマン
原作:ピット・アガーメン
製作:キャロル・スコッタ
出演者:アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ゴルシフテ・ファラハニ、ドニ・ラヴァン、シグリッド・ブアジズ

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おっさんのネタバレなし感想
『リビング・デッド サバイバー』の全体的な感想
評価が著しく低かったので、てっきりZ級映画と思って期待したのですが、実際のところは、ゾンビを題材にした雰囲気重視の映画でございました。
一般的なゾンビ物ではなく、非日常に満ちた世界で日常を必死になって取り戻そうとする男の物語。
それが『リビング・デッド サバイバー』です。
以前、勤めていた会社を辞めて、一時的に引き篭もり的な生活をしていたおっさんは、この時に感じた恐怖を、本作を通じて、再び味わいました。
そのためでしょうか、個人的には、それほど悪い映画であるとは思いませんでしたね。
『リビング・デッド サバイバー』の良いところ
良い意味で『オブ・ザ・デッド』のお約束をはずした、21世紀の『アイ・アム・レジェンド』といった感じ。
ここでいう『アイ・アム・レジェンド』は『オメガマン』やウィル・スミスが主演を務めた映画ではなく、リチャード・マシスンが執筆した原作小説の『アイ・アム・レジェンド』の事です。
着地点や描写する主題は、全く違うのだけど、文明が崩壊してしまった世界で日常を作り出そうとするプロットは似ています。
ゾンビが跋扈する世界において、それほど積極的に行動できないというリアルさが上手く演出されていて、おっさんとしては、とても良かった。
グロテスクさやゾンビ描写などの派手さではなく、淡々としたシーンの連続で見せていく構成は、素晴らしく感じましたね。
ゾンビそのものは音を発する事もなく、また情報は必要最低限しか提示されず、物語を観客が紡いでいくという、今時としては珍しいスタイルの映画で、個人的には好きなタイプの作品でした。
『リビング・デッド サバイバー』の悪いところ
普通のゾンビ映画ではないので、そこを理解するまでに時間がかかりました。
そこから、作品の世界観……雰囲気を好きになれないと、とにかく退屈な映画です。
事件は、色々と起きるのですが、いちいち小さい訳ですね。
だから、従来のゾンビ作品を期待して鑑賞すると、失敗する事になります。
また、全ての情報を劇中で提示しないと嫌だ!という方には不向きな映画になっております。
口コミレビューや評価
下記サイトで『リビング・デッド サバイバー』レビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
個人的には好きな映画なのですが、それではオススメできるかというと、はっきりいってNOでございます。
人を選ぶ作品で、この映画を面白い!良かった!といえる方は、ほとんどいない。
そんな映画でございました。
雰囲気映画がお好きな方はチャレンジしてみてください。
雰囲気映画は好みでないという方は、スルー頂いた方が懸命かと思います。
という事で、ここまでは『リビング・デッド サバイバー』のネタバレなし感想でした。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
この下にネタバレあり感想を書いております。
本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。
まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。
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ネタバレあり感想
自分との対話
Amazonのあらすじを読んでみると、生存者のサラが登場し、物語に深く関わる事が示唆されています。
しかし、実際のところ、サラは終盤に登場し、しかも、あらすじから読み取れる展開とは、全く違うものが用意されています。
主人公であるサムは、「生きたサラ」と一度も会話していないんですね。
「サラ」というキャラクターは、私が思うに、壊れゆく精神状態の中で、最後の最後に作動した、生物としての生存本能ではないでしょうか。
「サラ」から「生存者は他にもいる」「ここに留まっていたら危険だ。じきに、マンションの中にゾンビが侵入してくる」と諭されるサム。
これは、サムが無意識の中で思っている事を「サラ」という人物に言わせたのではないか。
そうすることで、サムにもう一度、生きるために思考させようと、自分に問いかけたのかもしれません。
このあたりの描写はとても素晴らしく、ここに至るまでに、他のシーンで、サムの幻覚っぽい描写があったりします。
例えば、外の空気が冷たくなった時期に、ゾンビたちが姿を消したシーン。
そこで、サムは何を思ったのか、ドラムを叩き、大声をあげる。
すると、どこからともなくゾンビたちが集結してくる。
このシーンは、サムの幻覚……願望のようにゾンビを描写しているように感じました。
この場面により、サムの精神状態が、いよいよ最終局面を迎えている事を観客に示している。
生存者ではなかったけれど、とても重要な役割を持った「サラ」は、サムがこれから生きていく上で、絶対に必要なキャラクターでありました。
ポジティブなラスト
『リビング・デッド サバイバー』の結末は、サムがマンションを抜け出して、違う建物の屋上に移動し、これからも生存し続けるために戦うというものです。
一見すると、他のゾンビ映画と同じようにネガティブなものに見える訳です。
しかし、私としては、他の『オブ・ザ・デッド』とは異なり、かなり明るい未来を提示したなぁと感じました。
「サラ」と会話したサムは、改めて「生きる」という事を意識した訳ですね。
そこから、逡巡する間もなく、ゾンビたちがマンションの中に突入。
決死の脱出を試みるというというのが、本作の最後の流れです。
何がなんでも生きる事を決意したサムが、世界に広がる空を、崩壊した街を、見下ろすラストシーン。
他のゾンビ映画でも似たようなシーンがありますが、「絶対に生き延びる」「他の生存者を探す」という覚悟を持っているかというと、ちょっと違う訳です。
このラストに至るまでの過程が、他のゾンビ映画と違うため、本作のラストは明るい感じに受け取る事ができたのではないでしょうか。
劇中で提示される情報があまりにも少ないので、観客によって、作品の解釈が変わる映画でしたね。
まさか、そんな映画だとは思わなかったので、これは私としては良い拾い物でした。
という事で、『リビング・デッド サバイバー』のネタバレあり感想でした。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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