ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。
今回は、ブラジルのパワーを存分に堪能できるZ級ホラー映画『デス・マングローヴ ゾンビ沼』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
本作をまだ鑑賞していない方は、出来れば、本作をご鑑賞後にこの感想をお読み頂けたらと思います。
デス・マングローヴ ゾンビ沼 (字幕版)
目次
ネタバレなし感想
ネタバレあり感想
ゾンビではなくエイリアン?
本作の邦題には「ゾンビ沼」と書かれているので、鑑賞する時はゾンビ映画を期待してしまうと思います。
私も、本作をニコニコ動画で初めて視聴した時は、ブラジルのゾンビ映画を期待して鑑賞いたしました。
でも、本作はゾンビ映画という訳ではないんですよね。
確かに死体らしきものが勝手に動き始めて、生きている人間に襲いかかったり、肉を食べたりしています(肉を食べるシーンは終盤にワンカットだけあります)。
けれど、ゾンビ映画につきもののセオリーは本作に登場しません。
死体が動き出す部分はゾンビっぽいけれど、その他の部分でゾンビ映画らしさがあまりありません。
そのため、ゾンビ映画を期待すると絵面の汚さも相まって「何、これ?」状態になる事、間違いなし状態。
本作を改めて鑑賞すると、「これ、ゾンビというよりもエイリアン系なのでは?」という思いが湧き上がりました。
かつて蟹とか魚がたくさんいたはずの劇中の沼は、水質汚染されてしまい、生き物が汚染されている状態で、何やら怪しい生物も蠢いている様子。
その怪しい生物というのが、本作では序盤から食べられている牡蠣。
物語の途中で牡蠣が動き始めて人を襲ったり、終盤では人の口から登場したりと、かなり奇妙な動きを見せてくれます。
どうやら、異様な成長を遂げた牡蠣が、今回の騒動に一役買っている模様。
その様子は、あれですね、『ヒドゥン』とか『ヒドゥン』をパクった『13日の金曜日ジェイソンの命日』みたいです。
口の中から人体に入り、人を操るエイリアンのような展開。
寄生型のエイリアン物だと思うと、序盤からの展開には、ある程度、納得してしまう。
牡蠣が水質汚染で正体不明の生物に変貌したというよりも、隕石か何かが落下してきて、謎の物質が牡蠣に影響を与えたとか、牡蠣に寄生したとか、そういうストーリーの方が、恐怖を煽る点では良かったように感じました。
本作の場合は、やりたい事をやる!という精神で製作されているっぽいので、そこまでは、敢えて考えずに作っちゃったのかもしれないですけどね。
ゾンビのビジュアルは、1980年代のホラー映画っぽい感じがして、個人的には素晴らしく感じたので、エイリアン牡蠣のビジュアルも、もう少しグロテスクにして欲しかったなぁ。
レビューや評価
この手の映画にしては面白い方かも・・・。
Yahoo!映画『デス・マングローヴ ゾンビ沼』
登場人物や場所が限られてるのに、委細構わず、
Yahoo!映画『デス・マングローヴ ゾンビ沼』
とにかく非常に高い温度の熱気で押し切ってくるスタイル
は嫌いになれません。
エスニック感漂う怪作でした。ゾンビ映画上級者にオススメです。
Yahoo!映画『デス・マングローヴ ゾンビ沼』
今回のネタバレあり感想のまとめ
Z級映画ではあるけれど、優等生のような作り方をしなかったため、印象に残る作品に仕上がった『デス・マングローヴ ゾンビ沼』。
こういう熱量のある映画は嫌いじゃないですね。
オススメはしないですけれど。
という事で、今回は『デス・マングローヴ ゾンビ沼』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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