
映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、ホラー映画界隈では有名なスプラッター系ホラー『マーターズ(2007)』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
本作は、2015年にハリウッドリメイク版が製作されております。私はリメイク版は未鑑賞です。
本作の存在は知っていたものの、スプラッター系統の作品ということは知っていたので、今までスルーしていた作品。
アマプラ会員向けの見放題配信が終了するということで、今回チャレンジしてみました。
目次
『マーターズ(2007)』について
原題:『MARTYRS』
製作:2007年フランス・カナダ
日本公開日:2009年08月29日
上映時間:1時間40分(100分)
年齢制限:R15+
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
1970年代初頭のフランス。
リュシーという少女が、廃墟から自力で逃げ出す。
彼女は、何者かによって監禁・拷問・虐待を繰り返し受けていた。
施設に預けられることになったリュシーは、そこでアンナと知り合い、アンナによって心の傷を癒やしていく。
しかし、リュシーは、リュシーが<彼女>と呼ぶ、謎の怪物のような存在に悩み続けていた。
15年後、平和に過ごしていた4人家族の朝食に、リュシーがショットガンを持って現れる。
次々と家族を血祭りにあげていくリュシー。
彼女は、あの時、自分を監禁していた犯人に制裁を与えたのだ。
電話でアンナに事の次第を告げるリュシーは、ついに<彼女>から解放されると喜んだものの、どういう訳か、リュシーの前に<彼女>が現れる……。
本作を視聴できる動画配信サービス
music.jp会員の方は、動画レンタルにて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
2024年1月時点の情報です。最新情報につきましては、music.jpにてご確認ください。
スタッフ
監督・脚本:パスカル・ロジェ
製作:リシャール・グランピエール、シモン・トロティエ
製作総指揮:フレデリック・ドニギアン、マルセル・ジルー
特殊メイク:ブノワ・レスタン
キャラクター:キャスト(出演者)
アンナ:モルジャーナ・アラウィ
10歳のアンナ:エリカ・スコット
リュシー:ミレーヌ・ジャンパノイ
10歳のリュシー:ジェシー・ファン
マドモアゼル:カトリーヌ・ベジャン

マーターズ(2007)(字幕版)
おっさんのネタバレなし感想
グロいというより、ひたすら痛い映画
スプラッターである……グロい映画である……という事前情報は知っていて、それを承知で本作を鑑賞しました。
個人的には、本作は、グロいというより、とにかく痛覚に訴えかけてくる作品という印象を受けました。
確かにスプラッターではあるものの、バイオレンス重視の映画となっております。
私の好みではなかったので、ひたすら痛い……そんな作品でした。
前半はまぁギリギリB級ホラーという感じ。中盤からは暴力がメインなのでイマイチ。終盤はちょっとだけユニークな感じで、全体的には、エンタメ映画として観ると、ちょっと鑑賞が辛い作品かな?
痛々しい描写があっても問題なければ、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。
そういった描写が苦手な方は、本作はスルーした方が良いと思います。
最後までスッキリしない後味の悪いホラー映画
本作は、非常に後味の悪い映画になっております。
ネタバレなしの感想で書いてしまうのもアレかもしれませんが、それを知っていて鑑賞するのと、知らないで鑑賞するのとは、見終わった後の余韻に違いがでるような気がします。
私は、多少の救いがあると信じて、ラストまで鑑賞したのに、「なんじゃこりゃ……」って、かなり打ちのめされてしまいました。
これは、私の趣味ではない映画だったからこその感想でして、本作に対し、高評価な方もいらっしゃいます。
バイオレンスな映画でも大丈夫!という方は、本作の後味の悪さも、本作の魅力のひとつなのかもしれません。
考察できるのは終盤の展開のみ
本作で考察できそうなものは、各女性が見ている幻覚の種類について……そして終盤の唐突な展開について……くらいでしょうか。
様々なメタファーが散りばめられていそうではあるのですが、ちょっと汲み取るのは難しいかもしれません。
監督の趣味がフルスロットル状態なので、意味を見出すことが結構、ハードな印象です。
終盤の展開は、なかなかユニークなアイデアでして、だからこそ、安直に暴力重視な映画に本作を仕上げてしまった点は、勿体ない感じですね。
暴力といっても、色々な種類があると思うので、そのあたりを模索して製作されていれば、様々な方にも受け入れられたかもしれません。
終盤の展開については、かなり宗教的なものになっているので、そっち方面の知識がある方は、色々と考察できそうです。
口コミレビューや評価
下記サイトで『マーターズ(2007)』レビューや評価をチェック!
今回のネタバレなし感想のまとめ
私的には、もう一回、鑑賞することはためらうタイプの映画でした。
終盤に登場するアイデアは個人的には良かったので、もうちょっと違うテイストの作品であれば、お気に入りになったかも。
誰かにオススメすることはできない系統の映画ですが、バイオレンス描写は平気!という方は、チャレンジしてみても良いかもしれません。
という事で、今回は『マーターズ(2007)』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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