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都市伝説的な邦画ホラー『シライサン』のネタバレあり感想
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ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。

今回は、小説家の乙一さんが安達寛高名義で監督・脚本を手掛けたホラー映画『シライサン』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。

『シライサン』をまだ鑑賞していない方は、映画をご鑑賞の上、この感想をお読み頂けたらと思います。


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ネタバレなし感想

こちらの記事では、ネタバレなし感想だけでなく、予告編動画や本作を配信しているサイト等も書いております。

ネタバレあり感想

『シライサン』のラストについて

シライサンを回避する方法は、シライサンから目を逸らさずに、2時間程度、シライサンを見つめ続ける事。

そうすると、シライサンは姿を消す。

しかし、この方法は、抜本的な解決方法ではありません。


本作の最後は、春男がシライサンの姿を踏切の向こう側に確認するのですが、電車が通過した後、シライサンが春男の背後に瞬間移動して終わりとなっています。

春男はこの後死んだものと予想できるし、一定の距離を保って、この時は死を免れたともとれます。

どちらにも解釈できますが、結局のところ、シライサン出現の都度、2時間も彼女と対峙していたら、精神が先に崩壊してしまうようにも思います。

遅かれ早かれ、「もういいや」となって生き残りを諦める可能性があって、なんともいえない気持ち悪さが残るエンディングになっていました。


ちなみに、一応の解決方法が瑞紀によって劇中で示されています。

ネット上にシライサンに関する文章・情報をアップして拡散させる事により、シライサンを知る人の数を増加させて、シライサンが自分の前に出現する確率を減らすというのが、その方法です。

ですが、これもシライサン出現を防ぐものではなく、誰かが必ず死んでいく訳ですね。

ですので、この方法は、解決策ではなく、あくまで回避方法。

解決策は示されないまま、シライサンの呪いは伝播していくという絶望的な終わり方となっていました。

シライサンの目的や正体は不明のまま(映画版)

どうやら原作小説では、シライサンの目的や正体についての示唆があるようです。

しかし、映画版では、シライサンの目的も正体についても、ほぼ情報がナッシング状態となっております。

考察したい人向けという感じがしますが、それでも情報が少ない点が気になりました。


劇中でSNSについての話が登場します。

シライサンは、昨今のSNSの怪異化と捉えれば、なんとなくわかった気になるのですが、承認欲求を満たすために、自分の名前を知った人の所に出現して殺しちゃうのであれば、本末転倒のような気がします。

他人がいて初めて自分の存在が確定されると思うので、シライサンは承認欲求を持っている訳ではない。


という事は、シライサンにとっては、命を奪う事が大切であり、シライサンの名前は呪いの発動の単なるトリガーという事なんでしょうね。

見つめる事で死ぬ事を回避できるのは、回避方法がないと呪いが成立しないという条件があるのかも。


ここまでは、なんとなく考える事は可能なのですが、シライサンの目的……シライサンという呪いを生み出した人間の目的は、結局のところ、わかりません。

それについての情報が全く登場しませんでした。


目隠し村だったっけ??その村の人に迫害された女性が、村人や迫害を行う村を容認する社会に対して、復讐するために生み出したものなのかしら?

だとすると、シライサンは、『呪怨』の伽椰子みたいな存在で、人類が滅びるまで殺戮を続けるのかもしれません。

ヤフー映画の口コミレビューや評価

怖い話で名前を聞いたら呪いが広がるのは分かるけど、いろいろな要素をまくだけまいて、クライマックスであの落ちかよとがっかりきた。

Yahoo!映画『シライサン』

ストーリー自体に無理な流れはなかったのですが展開が早く感じたのでもっと人同士の絡みが欲しかったです。

Yahoo!映画『シライサン』

戦慄するような怖さより、
キャラクターの人間性や人間関係へのクローズアップが目立ちます。

Yahoo!映画『シライサン』

今回のネタバレあり感想のまとめ

スタッフロールにて、実は脚本のところに「間宮冬美」の名前があるらしい……。全然気づきませんでした。

もう一回、映画を見直すかー。

調べてみると、小説版を読んでいると、ストーリーの理解度があがるようなので、原作小説も読んでみようと思います。


という事で、今回は『シライサン』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!

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シライサンにはルールが存在するので、恐怖を抱きやすいのですが、こちらの映画はルールがなくなってしまったので、ホラーではなくなってしまいました。

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