ども、映画好きの四十郎のおっさん999です。
今回ご紹介する映画は『コールド・スキン』というホラー映画です。
映画がお好きな方であれば、もしかしたら覚えのある映画かもしれません。
未体験ゾーンの映画たちで上映されていた作品だったっけ?と思って調べてみたら、新宿シネマカリテさんで毎年行われている、カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018のラインナップ作品でした。
カリコレって略されているやつですね。
観たいと思っていて、結局、鑑賞していなかった本作を、今回はAmazon プライムビデオにて鑑賞。
果たして、おっさんはどのような感想を抱いたのか?
目次
『コールド・スキン』概要
原題:『COLD SKIN』
製作:2017年スペイン/フランス
日本公開日:2018年7月14日公開
上映時間:106分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
あらすじ
新任の気象観測員として、とある孤島へやってきた青年。
島には灯台守であるグルナーしかいない。前任者は病気で亡くなったようだ。
青年は小さな小屋で自分の所持品を整理し、夜になり、眠りにつこうとしていた。
しかし、妙な音を耳にして、外の様子を覗くと、人ではない何かが海から出現している。
恐怖を感じた青年は急いで地下へ避難するが……。
本作を視聴できる動画配信サービス
動画レンタルor動画購入にて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、ご注意ください。
2023年3月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
スタッフ
監督:ザヴィエ・ジャン
原作:アルベール・サンチェスピニョル『冷たい肌』
脚本:ヘスス・オルモ
キャラクター:キャスト
気象観測員:デヴィッド・オークス
灯台守グルナー:レイ・スティーヴンソン
アウラ・ガリード
おっさんのネタバレなし感想
いや、まぁ、なんというか、思っていた映画とは全然違う感じでビックリしました。
てっきりB級ホラーバリバリの作品を期待していたところ、本作は静かで雰囲気のある場面の連続で構成されている、風変わりな映画でした。
もうね、本当に、かなり風変わりです。
派手なクリーチャーとの戦いもなく、登場人物たちが一生懸命にクリーチャーを考察する事もなく、淡々としたストーリーが紡がれていく。
映画の冒頭で引用されていた、ニーチェの言葉をそのまま映像化したかのような作品で、こりゃ、誰かにオススメするタイプの映画ではありませんね。
半魚人ちっくな生命体を登場させて戦争を描く内容ともとれるため、サラッと鑑賞する事もできる、考察・意味の深読みもできるという素敵な映画です。
良いところ
ありがちなB級のクリーチャームービーではなかった点は、個人的には良かったですね。
パッケージを見ると、クリーチャーと激戦するようなイメージができてしまうけれど、そうではありませんでした。
よくあるグロ描写もありませんし、ドラマ部分とアクション部分、そしてホラー部分のバランスが上手い作品といった感じです。
悪いところ
グロ描写はないって書いたんですが、そのかわり、生理的な嫌悪感を伴うシーンが一部あるので、そこは注意が必要です。
それほど頻繁に登場する訳ではないのでアレですが、それでも許容できない方もいるかもしれません。
あと、サラッと観ることができてしまうので、結局、何を描きたかったのかがわからないって方もいるかもしれません。
やはり観る人をある程度選んでしまう作品って感じですね。
レビューや評価
好きな人は好きな作風だと思うが自分には合わなかった。
YAHOO!JAPAN映画
一風変わったクリーチャーモノ。
YAHOO!JAPAN映画
ちょっとゴシックめいた雰囲気がこの島の寒々とした寂しい感じをよく出している。
YAHOO!JAPAN映画
今回のネタバレなし感想のまとめ
観終わった後、なんか似ている映画を最近観た気がするって思っていたら、『コールド・スキン』と少し似ている気がしました。
もしかしたら、クトゥルフ神話をモチーフにしているのかしら?
そのうちに原作小説も読みたいですね。
という事で、ここまでは『コールド・スキン』のネタバレなし感想でした。
これより下には、ネタバレありの感想を書いております。おっさん999のネタバレあり感想に興味がおありの方については、本作の鑑賞を終えた方のみ、ネタバレありの感想に目を通して頂けると幸いです。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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ネタバレあり感想
そんな訳で、ここからはネタバレを含んだ、おっさんの感想を書き連ねていきたいと思います。
見終わった後で「結局、これって何だったのだろう??」って考えました。
「戦争」という切り口で感想を綴っている方もいらっしゃいましたね。
私の場合、グルナー=新しい時代を受け入れずに自分の価値観に凝り固まっている人、主人公=新しい時代を受け入れて生き抜こうとする人っていう風に見えました。
グルナー的な人を今年に入って、とにかく色んなところで見かけます。
私もできるだけ柔軟になろうって心がけている訳ですが、「自分だけが大正義!」っていう人が、周囲の人に迷惑かけているシーンに遭遇しますねぇ。
劇中のグルナーに関しては同情できる部分もありますが、リアルにグルナーみたいな人に出会うと「うーん」って唸ってしまいますなぁ。
私は若くありませんけど、日々、成長していきたいって、この映画を振り返って、そう思いました。
観る人によって、感想の切り口が色々とあって、それはそれでユニークな映画ですね。
という訳で、今日はここまで。
本当に最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!