ラ・ヨローナ~泣く女~

どーも、おっさん999です。

大阪にあるエキスポシティの映画館へ本作を観に行ったのですが、公開日から2日した経過していなかったせいなのか、朝一番の上映回であるにも関わらず、かなりのお客さんが座っていました。

ホラー映画、かなり人気ですな。

『死霊館』シリーズだからなのかもしれませんし、ジェームズ・ワンが参加しているからなのかもしれませんが、孤高の映画ジャンルであるホラーに、人が集まるというのは、なんとも素敵な事でございます。

さてさて、前回は『ラ・ヨローナ~泣く女~』のネタバレなし感想を書いてみました。正統派なホラー映画であるため、新しいものが好きな人にはイマイチである一方、生粋の映画好きであれば、普通に楽しめる作品に仕上がっておりました。

そんな訳で、今回は、

ネタバレあり

の感想を書いていきたいと思います。

まだ本作を鑑賞していない方は、今回の感想はスルーしてください。




ラ・ヨローナ~泣く女~



ネタバレなし感想

『ラ・ヨローナ~泣く女~』ネタバレなし感想




洋画では珍しく悪霊だった

欧米のホラー映画に登場するスーパーナチュラルの正体は、そのほとんどが「悪魔」です。これは欧米がキリスト教圏である事に起因しているからだと思います。それはそれで良いのですが、時々はストレートに幽霊であっても良いと思う訳です。

スーパーナチュラルの正体を悪魔であると、それまで良かった作品が最後に陳腐になってしまうような気がします。ありきたりと感じてしまうからかもしれません。作品によっては、悪魔よりも幽霊の方がしっくりくる場合があるんですよね。

そこにきて、本作に登場するラ・ヨローナは、素直に悪霊となります。最初は普通の幽霊だったようですが、時間が経過するにつれて、負の感情だけが増していき、悪しき幽霊になったという背景がありました。

幽霊が相手ということで、主人公も対抗する事ができるという、観客側からすると安心できる要素が生まれるので、物語的にも盛り上がる事ができます。

本作の場合、悪霊に設定した事で、その要素がストーリー的にプラスになったのが、とても良かったですな。




「家族」がテーマ

本作は最初から最後まで、ずっと「家族」について描かれております。

子供を失った母親、子どもたちを守ろうとする母親、お互いを守ろうとする兄弟・姉弟。様々な形の家族が描写されていて、それについて深く考えさせられる作品になっています。

個人的には、映画の冒頭で子供たちを守ろうとしたにも関わらず、主人公たちに計画を阻まれてしまい、子供をラ・ヨローナに奪われてしまったパトリシアが印象に残っています。

計画を台無しにした主人公アンナに対し、強い憎悪を燃やす彼女は、ラ・ヨローナに「アンナの子供たちを奪って欲しい」と願うのです。そのかわりに、自分の子供たちを返して欲しいと。しかし、パトリシアの子供たちは既にこの世を去っているため、彼女の元に戻ってくる訳がない。けれど、彼女はその事に気付いていないんですよね。

最後の最後になって、彼女は我に返り、アンナを助けるのですが、パトリシアの心情、わたしは共感できてしまうのです。

あまりにも大きな欠落……ができてしまうと、正常な判断ができなくなる。それはとても悲しい。アンナから強い母親像を垣間見る事ができる一方で、もうひとりの主人公ともいうべきパトリシアからは、等身大の母親像を垣間見る事ができると、おっさんは思います。




レビューや評価

ホラーの王道っていうか定番というか古典的というか要所は押さえてあるんだけどとにかく全然怖くないからどうしようもないです。

宗教に偏ったところは無い気がするけど、お化けが物理で闘えるのはやはりどうも…と思ってしまう頭の固い古典オカルトファンです。

ホラー映画として観ると演出面ではほとんど怖くない映画である
だが「状況」や「起因」を考えると、「終わっていない」感と「ラ・ヨローナの魂の伝承」が描かれているので、思った以上に奥は深い

YAHOO!JAPAN映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』




今回のネタバレあり感想のまとめ

鑑賞する人により、テーマが幾重にも分かれるくらい、意外と奥の深い映画である『ラ・ヨローナ~泣く女~』。単なるホラー映画ではなく、考察できるユニークな作品です。

恐くないという人もいるようですが、雰囲気映画がお好みであるなら、ある程度、怖い映画だと、おっさんは思いますよ?

という事で、『ラ・ヨローナ~泣く女~』のネタバレあり感想でした。

それでは、しーゆー!!




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